筧(カケヒ)千佐子

　バツイチで50過ぎのA君は彼女が欲しいとか。

　客A「あ～ぁ、一人は淋しいわ。どこかにエエ女、いてへんかなあ」
　客K「A君ぐらいの年齢で付き合える女性は、大体、男がいてるで」
　客A「そやねん、俺らの年になったら独身いてへん。付き合お思たら不倫になるわ」
　私 「不倫はアカン。もってこいの独身女性を探したるわ」
　客A「えっ、ホンマに？」
　私 「筧(カケヒ)千佐子」
　客A「お金持ってやな、ご飯は作ってくれへんし洗濯もしてくれへん」
　客K「その前に保険掛けられて、毒を盛られるわ」
　私 「それは大丈夫。お金を持ってなかったら毒は盛れへん」
　客A「その前に、お金を持ってなかったら付き合(オ)うてくれへんわ」
　客K「その前に、筧千佐子は捕まっておらへんがな」
　客A「筧千佐子の周辺で、交際相手など7人ほどが不審死して数億円の遺産を相続してるらしいな」
　私 「数億円も遺産相続して、尚、連続殺人を犯す。何でか知ってるか？」
　客K「投資につぎ込んで遺産が無くなったからやろ？」
　私 「そうや、それでカケヒ(家計)が苦しかったんや」
　客A「チャン、チャン」

　一句：孤老族　筧千佐子に　狙われた
　※孤老族＝独り暮らしの、65歳以上の老人
　謎かけ：筧千佐子とかけて、胃の具合が悪いと解く。どちらも(遺産・胃散)を欲しがります