普段ダサい身なりのSさんがオシャレなチェックのシャツを着て来た。
私 「オシャレなシャツ着てるやん」
客S「これ、タケオキクチのブランドや」
私 「ほう、Sさんがブランド物を買うとはなア」
客S「この財布もタケオキクチやで」
私 「へえ、皮もエエし上品やなあ。それに比べて財布の中身の貧相なこと」
客S「ほっといてんか、給料日前は仕方がない」
私 「それにしてもダイソーでこんなエエもんが売ってるとはなあ」
客S「こんなんダイソーで売ってないわ!世界の菊池さんに失礼やで」
私 「世界の菊池かいな、それはダイソーれた事を言うてしもた」
客S「ホンマやで」
私 「菊池さんに知れたら怒られるなあ」
客S「世界の菊池さんが、マスターなんか相手にせーへんわ」
私 「菊池さんは世界やろ。俺も引けを取れへんで」
客S「どこがやねん」
私 「相手はセカイ、俺はサカイ。セとサの違いだけや」
客S「その一時違いが大違いやねん。何をとぼけた事を言うてんねん」
私 「だいたいSさんがダイソー以外でモノを買うから話がややこしなるんや」
客S「怒るで~、何でもかんでもダイソーで買えへんで」
私 「しやけど毎朝、ダイソーに行くて言うてたやん」
客S「それはダイソーと違(チゴ)てタイソー、ラジオ体操や、どんな耳をしてるねん」
私 「俺、耳たぶが小さいから金銭運がイマイチやねん」
客S「耳の形を聞いてない。とんちんかんなマスターとはやってられんわ」
私 「ああ、ダイソーの話をこじらせて客をなくしたら、ダイソーん(大損)やなあ」
客S「大げさな」
私 「ホンマやわ、Sさんはココではあんまりお金を落とせへんもんなあ」
客S「痛いとこつくな~」
謎かけ:ダイソーとかけて、コント55号の萩本と解く。どちらも(均一・欽一)です