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飼い犬が・・・・??

2020-08-25 10:53:43 | 日記

北海道日高地方でヒグマの足跡や血痕があり、飼い犬が消えた...なぜ再び、犬を襲うのか?

北海道の日高地方で飼い犬がクマに襲われたというニュースが入ってきました。愛犬と都会で暮らしている筆者にとっては、愛犬がクマに殺されることを考えると、なんとも痛ましい事件です。そこで今日は、クマと人里の関係を考えてみましょう。

北海道日高地方の新ひだか町で飼い犬がクマに襲われたとみられる被害が相次ぎ、警察が警戒を強めています。

 被害があったのは新ひだか町三石の住宅の敷地内です。

8月16日午前4時半ごろ、外で飼っていた中型犬がいなくなり、敷地内を探していた住民がクマの足跡と、血痕を発見しました。

 犬は見つかっていませんが、林の中に引きずられたような跡があったということです。

 また、現場から約1キロ先のホテルでも15日、敷地内で飼っていた中型犬が近くの林の中から死骸で見つかりました。

 犬には動物に食べられたような跡があったということです。

出典:「飼い犬が消えた」現場にはヒグマの足跡と血痕…周辺では別の犬も無残な姿で発見…食べられたような跡も

事件をまとめると、北海道日高地方で、クマに襲われたとみられる1匹の犬が行方不明で、もう1匹は死骸で見つかった、ということです。

その後、地元猟友会のハンターが、飼い犬を襲ったとみられるヒクマ1頭が駆除しました。そのヒクマは、体長170センチ、体重200キロほどのオスで、5歳くらいの成獣です。

去年も同じように、北海道の根室管内羅臼町では、ヒグマが飼い犬を襲う被害がありました。2018年に2匹、2019年は7月から8月上旬に3匹で計5匹の飼い犬が死んでいます。

一度、飼い犬を襲うとまた狙う

上記の飼い犬を襲ったクマのふんに残されたDNAから5匹は全て同じクマと判明しました。この結果は、野生生物の調査・研究などを行う知床財団(オホーツク管内斜里町)が北大に委託して調べたものです。つまり、クマは一度味をしめると執着する習性があり、また犬を食べるのです。

クマは、最近の暑さで食べるものが少ないなどの理由があるのでしょう。でも、犬を襲ったクマは、また犬を襲うので、今年は、日高地方で猟友会のハンターが駆除したのです。

ヒグマ

北海道、国後島、択捉島、サハリン、中国東北部に生息しています。

(形態)

毛色 :黒褐色から 茶褐色 です。

体重 :オスで150~250kg、メスで60~120kg程度です。

(生態)

時速 50km程度 の早さで走ることができます。

オス は広い範囲で動き回り、行動圏は数百 kmに及ぶと考えられています。一方、メスは、数kmから 数十kmです。

(食物)

・植物食の強い雑食性です。

・春にはザゼンソウ、イラクサ、エゾニュウ、フキなどの多汁質の草本を食べます。

・夏には、草本のほかにシウリザクラやヤマグワなどの果実、アリを巣ごと襲って食べます。

・秋には、マタタビやヤマブドウなどの果実類やドングリも食べます。

・越冬の前には、エゾシカなども食べます。

クマの出没地域の飼い主のできること

北海道庁 ヒグマの対策の手引き より
北海道庁 ヒグマの対策の手引き より

・飼い犬を室内に入れましょう。

・外で飼う場合は、犬小屋の周りに電気柵をしてクマが近づかないようにしましょう(もちろん、犬が電気柵には、近づけないようにしてくださいね。犬の紐を電気柵に届かないようにしてください)。

電気柵とは、クマが触れると電気ショックを与えるものです。クマは、「この場所は恐い」ということを学習します。一度電気ショックを経験したクマは、「近寄ると危険」ということを心理的に覚えています。クマの学習能力を利用する電気柵は、非常に有効な手段です。

クマたちは、人里へ現れて人間と軋轢(あつれき)を起こす問題

なぜ、クマが人里に下りてくると問題なのか、考えてみましょう。

・人里に下りてきたクマが人と遭遇し、人身事故に発展することもあります。

・人里に降りてきたクマは、スイカなどの果物、農作物や家畜の飼料などを食べます。

果物は価格が高いものが多いため、一度被害がおこるとその被害金額は多くなります。また、家畜の飼料用に栽培されるトウモロコシ(デントコーン)も食べます。

・人工林のスギやヒノキの木の皮をはぎます。

・ヒグマ捕獲の技術と経験を持っているハンターは減り、そして、高齢化しています。そのため、「わな」を設置して、クマを駆除しています。

・農家・林家の減少にともなって、管理が行き届かなくなり、針葉樹の林には広葉樹が茂り、見通しの悪い里山が増えています。

下草が刈られ、見通しが良い里山は、クマに対する緩衝帯として働いてきましたが、農家・林家の減少にともなって、管理が行き届かなくなり、針葉樹の林には広葉樹が茂り、耕作放棄地が増えています。

クマをおびきよせないために

環境省自然環境局野生生物課 クマに注意! より
環境省自然環境局野生生物課 クマに注意! より

・隠れ家となりそうな川沿いのやぶを除去しましょう。

・収穫後の農産物、家庭の生ごみは野外に放置しないようにしましょう。

・庭にあるカキ、クリなどは放置しないで早めに収穫しましょう。

・家の周囲でハチの巣を見つけたらなるべく早く取り除きましょう。


台風への警戒が必要

2020-08-25 10:47:23 | 日記

海面水温“異例”の高さ 台風シーズン警戒

9月を目前にいよいよ台風のシーズンとなりましたが、そんな中、気になるデータがあります。気象庁のホームページで公開されている日本近海の海面水温を色で表したものです。低いところは青から緑色。25℃以上と高ければ赤。最も高い30℃前後はピンクで表示されています。

23日の海面水温を表したデータを見てみると、日本の南側一帯から少し日本海の方までピンク色になっています。30℃のピンクがこの時期に日本南岸にまで達するケースは比較的珍しいことなんです。 この海面水温の高さが台風にどう関係するのか。それは台風の勢力、つまり「強さ」に大きく影響するんです。その勢力の発達の目安となる海面水温は「27℃」とされています。 それらを踏まえて実際に過去2つのデータと比較してみます。まずは、2018年の8月23日。日本周辺は赤色。関東南岸では27℃となっています。ピンク色は遠く沖合までにとどまっています。 続いて去年の8月23日。

2018年よりも30℃前後を示すピンクが日本に迫っているのが分かります。 そして、その去年と比べて今年はどうなのか。あらためて23日のデータを見てみましょう。ピンクの面積が増えたのが一目で分かります。さらに海水温が高くなっていて、30℃のラインが日本の南岸にまで広がっています。 このデータを見て分かるように、今、海面水温は例年に比べて非常に高い状況です。

つまり、この状態で台風が発生すると「非常に強い」勢力や、「猛烈な」勢力に発達し、勢力を維持したまま日本に接近する可能性があります。 記憶に新しいのは去年10月。台風19号が日本に上陸し、関東地方にも甚大な被害をもたらしました。 今年はまだ台風の接近が少なく、大きな被害は出ていませんが、これからいよいよ本格的な台風シーズンを迎えます。今年は例年以上に台風への警戒が必要です。

今年は台風が・・・・・