国境付近で600回以上の地震、M5.3の揺れも 米カリフォルニア州南部
メキシコとの国境に近い米カリフォルニア州南部のソルトン湖付近で、現地時間の5日~6日早朝にかけて600回以上の小さな地震が発生した。
米地質調査所(USGS)の専門家によると、最も大きなものではマグニチュード(M)5.3の揺れが観測された。
USGSの地球物理学専門家によると、5日から6日の日の出前までに観測されたM1以上の地震は603回に上った。
このうちM4を上回る地震は4回、M3を上回る地震は29回あった。 USGSによれば、震源地はメキシコとの国境の約50キロ北部に位置するサンアンドレアス断層沿いのカリパトリア付近に集中している。
同地は人口密集地ではなく、過去にも群発地震が発生していた。 同州オレンジ郡のCNN取材班は5日、揺れは感じなかったと話している。 ほかにもオレゴン州沿岸部のゴールドビーチから約150キロ西部の太平洋上で現地時間の4日午前1時すぎ、M5.9の地震が2回発生した。
この一帯ではその数時間前に、M3.9~5.9の地震が少なくとも4回発生していた。