★clausewitzのひとりごと★

45才既婚男です。雑多なブログですがコメントお待ちしております。

中東情勢 その1 対立の発端

2006年08月01日 18時37分48秒 | 政治・時事の話
最近、また中東情勢が悪化しています。
こういうニュースが出ると必ず出てくるのが
「なんであんなに戦争ばかりするの?」という疑問です。
それに対して、「そんなの昔から戦争しているから恨みが残っているんだ」という人もいますが、そんなこと言われて納得出来る人っていないと思います。

昔々(ローマ時代など)のユダヤ人とアラブ人ってのはとても仲良しでした。
もちろん、双方共に商人ですから対立することもあったでしょう。
しかし、ユダヤ人とギリシャ人の対立から見たら随分と穏やかな物でした。
(アレクサンドリアのギリシャ人によるユダヤ人虐殺などを見たら明らか)

じゃー、何故、「当然のように」彼らは戦うのでしょうか。

そもそもの発端は・・・・・第一次世界大戦だと思います。
あまり詳しくは書きませんが(文字数が足りない)、大英帝国はオスマントルコとも対立しておりました。
ドイツは大英帝国の最重要拠点だったインドとの海上交通を遮断するためにトルコと結びました。そしてスエズ運河を脅かしインド方面の艦隊をヨーロッパに近づけないようにしたのです。スエズ運河は大英帝国の大動脈ですので当然トルコと大英帝国は戦争状態になります。チャーチルがガリポリを攻撃したのがこの辺り。


しかしながら大英帝国はドイツとの全面戦争をしていたので1915年、とある外交政策をとりました。
まず、オスマントルコ領内のメッカの太守であるフサインと大英帝国のエジプトの高等弁務官ヘンリー・マクマホンの間で
「トルコ戦にアラブ人が協力をすれば独立させてやる」
という取り決めを行いました。当時アラブ人はオスマントルコに支配されていましたから願ってもないチャンスです。内部分裂を画策したのです。
これが世界史の教科書に出てくる「フサイン=マクマホン協定」というものです。
これにより大英帝国はアラブ人の協力を取り付けました。


次に1916年。第一次世界大戦後のオスマントルコ領の分割をどうするかイギリス、フランス、ロシアの三国で話し合いました。言ってみれば「戦利品の分配」ですね。
こういう事は終了してからでは遅いので早めに決めたのです。
もちろん、トルコの領土にはパレスチナ地区も含まれております。
これが「サイクス・ピコ協定」という奴です。


さらに1917年、大英帝国は・・・・財政難に陥り、ユダヤ人に支援を求めました。
ユダヤ資本のトップであるライオネル・ウォルター・ロスチャイルド卿に
「大英帝国は、パレスチナにおけるユダヤ人国家の建設とその支援を約束する」
と言ってしまったのです・・・・・・・。これが「バルフォア宣言」というものです。


もうおわかりだとは思いますが、同じ土地をユダヤにもアラブにも約束したのです。サイクス・ピコ協定で明らかなように全然あげる気も無かったのに、です。

つまりあの土地には、どちらの民族も正統な権利があるのです。
エルサレムは「ユダヤ教」「キリスト教」「イスラム教」の共通な聖地であるにもかかわらず、です。

聖地を奪還するのは当然の事だと思うのでジハード(聖戦)という言い方も当然だと思います。

事の発端はこんなくだらない事だったのです。
以下、続く・・・・・・かな?

どうでもいいことだけど

2006年05月24日 10時03分44秒 | 政治・時事の話
どうでもいいのだが、最近、書きたいネタってのが結構あります。
しかしながら、ブログに書くにはあまりにも大きすぎる。
もちろんブログ=気軽、というものでもないと思っておりますが、やはり大きなネタにはプチ論文として、HPでも作ってそこで展開していった方がいいように思います。

毎日見て下さっている方にとっては興味のない話題を延々とかかれても困るだろうし・・・でも、ネタ帳的にアップするっていう手もありますよね。

どうするか、なんて結局は僕自身が決めればいいことなんですが、
いざ、論文を書こうと思うと「ブログに書いていいのかな?」なんて思ってしまいます。

ほんと、どうでもいい話題で申し訳ございません

最近の公共事業って・・・

2006年04月17日 19時31分50秒 | 政治・時事の話
最近の公共事業って儲からないそうですね。
土建業の先輩に話を聞いたのですが、ほとんど儲けはないようです。
先日の道路工事では200万の仕事で儲けは3万円だったとか。
小矢部だけの話なのでしょうか?

どうやら大手建設会社が、どんどん仕事をとっているようです。
その手法としては、1000万ほどかかる仕事なら600万で落札するそうです。
そして公共事業をことごとく落札。そうなると落札できなかった業者が必ずでますよね。その業者に対して丸投げするといった様子。
業者としても一年仕事がないとなると組員を養っていけないので赤字だけど受けるみたい。

土建だけでなく、造園関係もそうみたいです。
公共事業を受けるよりは出来たら個人(民間)の仕事を受けたいと言っておりました。

昔は都会で孫請けやらいろいろあったけど、こんな田舎にまで・・・。
いやあ、大変な世の中ですよね

民主党代表に小沢一郎氏

2006年04月08日 09時18分08秒 | 政治・時事の話
前回記事にした「堀江メール問題」で書いたとおり前原代表は窮地に立たされ代表を辞任しました。
後任に登場してきたのが管氏ではなく小沢氏であったのは多少意表をつきました。

民主党として管氏は何度か代表を務め実績はあるのですが、「結局何もできない」と思われたのでしょうか?小沢氏になっちゃいました(笑)

小沢氏といえば「豪腕」で知られる人間。
27歳で衆議院議員になり、田中角栄の元で育ち47歳の若さで自民党幹事長へ。
海部内閣時代、選挙資金として300億円を集め「小沢でないと選挙で勝てない」といわれる。この事で小沢=カネとなり、なんか「裏で悪いことしている人」ってイメージまでできあがる。
自民党から抜けてからは「新生党」幹事、「新進党」党首、「自由党」党首、「民主党」へ。新党結成と解党を繰り返し「壊し屋」のイメージができてしまった。

マスコミも一時期ほど小沢小沢と言わなくなったが、いつの時代にもやはり小沢は小沢だった。裏でコソコソっていうよりも裏で堂々としていた。

さて、小沢氏が党首(しかも最大野党の党首)となった事によってどう変わるか、ということであるが、場合によっては一気に政治が進む可能性がある。
小沢氏は非常にストレートで分かりやすい人だと思う。昔からほとんど政治理念が変わっていない(この点では小泉氏と同じ)。

まずは国際貢献。小沢氏はアメリカとのパイプが強く、国連軍に対して積極的だ。
9条を改正し自衛隊(国連軍)を海外派遣し日本の立場を明確にするというのが信念。金だけでなく軍隊を、という人です。

彼はこの構図を作ることだけがメインのように思います。それにともなって憲法改正、消費税をアップ(竹下内閣が導入した時も閣僚(内閣官房副長官))するのだと思います。
福祉政策的な事をいったのは、「主婦にも年金満額支給」くらいではないでしょうか?

とりあえず国民がイメージする「野党」では無いような気がします。
少なくとも現在の自民党に反対し国民の生活を考えた政治をするっていう従来の野党のイメージとは正反対です。自民党よりも積極的な「右」だと思います。

彼の主張は非常に分かりやすい。曲がった所も一切ありません。
だからその主張を国民がどれだけ受け入れるか、ですね。
国民がその思想(国連中心主義、「普通の国」理論、小さな政府)を受け入れると政治は一気に進むと思います。
しかし、巨大な自民党と自民党的な考えの最大野党が、国民の意図とは全く反対の方向に進む可能性は十分にあります。
現状ではそれを止める手だては一切ありません。関連法案は衆議院でも参議院でもあっさり通過するでしょう。

その時に一波乱あるでしょうね・・・

堀江メール問題について

2006年03月08日 10時09分58秒 | 政治・時事の話
後出しになって申し訳ございません。時事とはいえませんが、どうぞ。


民主党の堀江メール問題も収束したみたいです。

事の発端は、民主党の永田寿康(ひさやす)議員(36歳・三回生議員)が
武部勤幹事長の二男への現金の送金を指示したメールを国会で提出したことだった。
文字通りの爆弾だった。

武部氏の狼狽する姿、小泉首相の「ん?」っていう顔が印象的でした。
国会中がガヤガヤとなり始めた瞬間でした。
僕もこのニュースを聞いたとき、随分と驚きました。
何しろ、現役の幹事長の進退(=首相の進退)に関わることですからね。

しかし、その後の出足は遅く、自民党は「メールの出所を示せ」といい、
民主党は「国政調査権の発動」を繰り返しておりました。
この時点で僕は、「メールは本物だろう」と思っておりました。
ただ、メールの送り主が表に出たくないと言っており、プライバシーを
尊重した民主党が「ならば・・」と伝家の宝刀を出したのかと思った。
それに対して、自民党は「そんなあやふやな事で国政調査権は使えない」と
いっておりましたし「名誉毀損だ」と訴える構えもしておりました。
これも、国勢調査権で口座を調べられたら他にもいろいろボロが出てくるので
メールの真贋を問うことにより、事態を回避するものだろうと思っておりました。
(メールの差出人が明らかにならないと、うやむやに出来るので)

どういう訳か、そこで議論が止まってしまいました。
追求するはずの民主党も全く攻勢に出てこない。守勢を堅持している・・・。
「は?他の証拠はどこへ消えたのだ?」って思いました。
仮にも国会(委員会)で質問するからには二つ三つの裏くらいあるだろうと思ったのです。しかし一向に出てくる気配がない。。

永田氏を入院させたのも、辞任されたら「メールは嘘」と思われても仕方ない、これ以上なにも追求できない。という意味からとりあえず入院させておけ、その間にいろいろと証拠を集める(=メール差出人の許可を取り、他の証拠集めもする)という意味だと思いました。
普通の人はそういう風に解釈するだろうと僕は思いました。

しかし、結局の所、永田氏自身が「メールは嘘」と認めてしまいました・・・。
しかも「騙されただけです」とまで言い放った。

つまりは、こういう事ですね。
以前から「爆弾発言がしたい!何かないか?」と話していた永田氏。
そこで以前から永田氏を特集記事にしていた某雑誌の編集者がメールのコピーを渡す。
永田氏はすぐに飛びつき、前原代表や野田国対委員長に相談する。
対して裏もとらず、「それが真実なら」と許可を出す。

前原氏はベテラン色を無くし、若手を側近に加え「若さ」をアピールしていた。
若くて攻撃的、それが欲しかった。そこへ永田氏が爆弾を持ってきたので願ってもないチャンスだと思ったのでしょう。躓いても事実ならいろいろと出てくるはずなのでなんとかなるだろうと思っていたのでしょう。この時点で若手にもベテラン勢には相談に行ってなかったようです。抜き打ちをしたかったのと、相談して止められる(か、他のベテランに質問をさせる)と永田氏がかわいそうだったので決行したのだと思います。

馬鹿なことをした物ですね。
国会議員が、ただ一通の「メールのコピー」に踊らされたのです。
爆弾は自爆になってしまいました。それも民主党本体を巻き込んでの。
前原議員はベテランから総スカンをくらい、若手からも無視されている。
前原氏はすでに沈没する船、とみて誰も援助したがらない。
永田氏なんて問題外でしょう。被害者ぶっても責任は免れない。
永田氏の支持団体にとっても背信行為ですね。そんな子供を担いでいたのか、と。

「きちんと裏を取る」
これが出来ないでどうして大人と言えるのでしょうか。
この件で国政に生じた時間的損失というものははかりしれませんね。

民主党はこれから質問する度に自民党から「それは本当なの?」って言われそう。
国民に対しても、選挙や国会質問の度に「ほんと?」って思われても仕方ない。
その点での前原氏、野田国対委員長、永田氏の責任は重いです。

しかし世論は「そんなたいした問題じゃない。再起すればいいんでないの?」って
風潮。おおらかなのか、初めから期待していないのか、それとも嘘なんてばれなきゃなにしたっていい、って思っているのか。
どっちにしても、こっちも終わってますね・・・。


え?初耳!

2006年01月10日 17時02分05秒 | 政治・時事の話
今まで全く知らなかったのですが、4月29日って2006年をもちまして「みどりの日」でなくなるんですね。
2007年からは4月29日は「昭和の日」で、同じく
2007年からは5月4日が「みどりの日」になるんですね。

さらに驚いた事に、「昭和の日」推進議員連盟の会長って「綿貫民輔」なんですね。自分の選挙区やんか(笑)
議員連盟幹事長には同じく富山の「長勢甚遠」がいるし。
この二人が今は別の政党にいるのが複雑ですね。

国民の祝日に関する法律の一部を改正する法律」は平成12年と15年に提出されてますが成立せずに
去年の4月5日衆議院にて可決され、5月13日に参議院で可決されて成立したみたいですね。

もしかしたらテレビでも報道されていたのかも知れませんが、恥ずかしいのですが自分は全く知りませんでした。

それにしても・・・・昭和天皇が緑が好きだったので「みどりの日」にしたのではなかったかな?


村が消える?

2005年09月25日 20時38分32秒 | 政治・時事の話
僕は@@村ってのが好きです。
おそらく、旅好きの人はほとんどそうだと思います。
青森県@@村とかそういう市町村の村です。
平成の大合併といわれる今回の合併を知ってはいるのですがいまいち実感できずにいました。
しかしこちらのサイト(天気予報)の「岐阜県」や「秋田県」などをみるとなんとなく
「え?こんな感じだっけ?」
って思います。

昔はもっとぐちゃぐちゃしてて・・・・ドライブしていても標識で「@@村」って見つけると「あー、遠くに来たなあ。水とか美味しそう」って思ったものです。
かくいう富山県も「平村、上平村、利賀村」などがすべて消えました。

なんとなく、寂しいですよね

民主党党首 前原氏

2005年09月18日 23時42分46秒 | 政治・時事の話
民主党の党首が決定致しました。
前原氏とのこと。あんまり知らないのでいろいろ調べました。
京大から松下政経塾へ行ってるんですね
かの、故「高坂正尭」氏に師事した人みたいですね。
ハイポリ(ハイポリティクス)を語らせたら強い人みたいですね
小さな政府を目指して頑張るみたいですね。

一体、小沢氏や一部自民党の人とどう違うのでしょうか。

・・・というか民主党って変ですよね。
菅直人のような「大きな政府」を理想とする人と前原氏や小沢氏みたいな
「小さな政府」を理想とする人がいる。
一つの党にいろんなタイプがいることはあるのかもしれないが、少なくとも
マニフェストだの政策闘争だの言ってる党が「一本化」されていないことって
許されるのだろうか?
(自民党は「政権を取るための政党」なのでそもそも政策なんてありませんのでOKですが)
前原氏は「戦う政党」というが、基本的な所(憲法9条改正など)で小泉氏とあまり変わらない人が何を戦うのだろうか?

まだ、菅直人が出てきて、「もっと他にやらなければならないことがある」とでも
言った方が余程「野党らしい」

政党ってのはもともと「大まかなところで同じ意見」の人が政党という組織でもって政権を取るために集まるもの、だと思うが最近の傾向を見ると、なんか自民の中の一部と民主党の中の一部が同じ意見で・・・だけど与党と野党なので対立している。しかも、党内はかなり分裂している・・・という変な感じ。

せめて、「ハイポリ」だけでも同じ意見の人が政党を組んで欲しい。
そうしないと政党に投票する「比例区」の選挙は意味が無くなる

そう思う毎日でした

自民大勝・・・その陰に思うこと

2005年09月14日 10時02分37秒 | 政治・時事の話
いやあ、勝ちましたね、自民党。
というか勝ってしまったねえ。
僕は個人的に自民党は好きなのですが、小泉さんの政策にはちと思うことがあります。

自民党のマニフェストには「19年度に向けて消費税の見直し(増税)」や「憲法改正」も含まれていたので、大手を振ってやってくるでしょうね。
「これが民意ですから」と言われればそれまでですからね。

しかも民主党は小沢さんですか。
まだ決定ではありませんが、小沢さんだと憲法改正も望むところ、でしょうね。
彼の思考も大変わかりやすくて結構ですが、ついて来る人はどれくらいいるのでしょうか。

「3分の2」・・・怖いですね。
憲法改正もいけるし(国民審査がありますが)、何よりも「その他法案」が「衆議院の優越」により簡単に決まるところが怖いです。

小泉さんってのは個人的に「危険人物」とは思ってません。
彼は「強力な破壊者」なだけですから。破壊者ってのはシステムを破壊するだけですから良くも転ぶし、悪くも転ぶ。ただやり方が早急なだけ。
でも、その後に「強力な創造者」が出たら怖いですね。
それも、悪い創造者。3分の2ですからなんでも出来ますからね。

通常なら選挙や参議院によって「監視」できるのですが、それも無理な状況ですからね。

ま、我々の監視を免れたわけですから、次の総裁選挙では良識を持って総裁を選んで欲しいものですね。

日本道路公団   その3

2005年08月09日 23時52分49秒 | 政治・時事の話
果たしてその考えはどうでしょうか?
僕個人としましては、「反対」ですね。
小泉さんの勇気や方向性はいいと思うのですが、そのやり方がちょっと・・。

特殊法人はすべてが悪い団体というわけではありません。
民間がやっても儲からない、というかどこもやらないから、存在する。
そういうものだと思っております。
「赤字だから悪」という単純なものではありません。

過疎地域の医療にしても前にお話しました。
沖縄のように財政が苦しい地域もあります。
それを考えずに「民間でやっているのだから努力しろ」と言い捨てるのはちと。
こういう「赤字のサービス」ってのは無駄なものもあるかもしれませんが、
大体は国民の生活に直結するものが多いと思います。
それを赤字だということで切り捨てるのは・・・。
今までは財政投融資などによって救われてきたのですが、これからは期待できなくなる。そういうおそれもあります。

道路事業は完成しないと意味がない。
もちろん、どこまで行くと「完成」なのかは国民の信をとうべきだと思います。
「これだけ整備したのだから後は維持だけ。民間でもできる」というなら分かりますが、あまり説明もせずに、道路公団の悪いところばかりあげるのはどうかと。
もちろん、汚職が多いのは認めますし、その辺は厳罰をもって律していかなくてはいけません。
ただ僕が思うに、ああいう「赤字の団体」よりも数倍も悪質な汚職が「黒字の特殊法人」にあると思います。もちろん、ただの憶測ですが。
マスコミってのはおかしなもので、税金を投入していなかったら何のメスもいれませんからね。

儲かって仕方がない団体を調べ上げ、赤字だらけの団体との統廃合を考える方が現実的かなと思ったりします。
あくまで、僕の意見ですけどね。

ただ、単に「小泉が好きかどうか」で決めていい問題ではありません。
そして、「小泉が悪」でもないのです。ただ単に「どの考え方が自分に一番馴染むか」ということだと思います。
反対意見の人は敵ではありません。政府の悪口ばかり言ったらいいというものでもありません。選挙とは「みんなはどう考えるか。どうしたいですか?」という集会みたいなものです。学級会みたいなものですね。
「みんなで決めたのだから従おう」そういうものです。
国民全体が、小泉さんと同じように考えて「そんな生ぬるいものは構造改革ではない。国家財政を健全化するためには多少の痛みは耐えてみせる」と考えるのであれば僕もそれに従うしかないのです。

ただ・・・・偏った報道ではなく、本当の情報を流して欲しいです。
そうしないと誰も何も決めることができませんから。
国民は馬鹿ではないのですから。

日本道路公団   その2

2005年08月09日 23時33分07秒 | 政治・時事の話
ただ、あんなに赤字ばかりじゃ、洒落にならないというのはどの政治家も思っているのでしょう。何しろ、「@@年後には高速道路はただになる」と公言していましたから(笑)

後、同じく国家事業として行った「鉄道」はどうでしょうか?
今はJRとして成功してます。この差はどこにでたのでしょうか?
両方ともお金をもらって人を運んだり車を通したりしてますね。
同じように見えるのに「鉄道」と「道路」はこうまで違うのはなぜ?
ここもまたマスコミが「黒字」「赤字」にこだわるところだと思います。

実は、その差は「売店」にあったりします。
JR(旧国鉄)では「キオスク」という売店を持ってます。
売店なんて儲かるのは当然です。民間企業と同じものですからね。
しかも、ほぼ専売特許。つまり国鉄の黒字はこの辺りから出ていたのです。

じゃあ、道路公団にも「サービスエリア、パーキングエリア」があるでは
ないかとなるのですが、実は「日本道路公団」と「J-SaPa」(財団法人 道路サービス機構)とは別団体なんですよ。
だからJ-SaPaではぼろ儲け。道路公団は大赤字。
なんで最初から二つに分けたのかってのはただ単に二つにした方が天下り先が二つになるから・・・。だったりするのです。
「そんな、馬鹿な・・・」という話が本当だったりします。
これはその昔、元総理府次長の「高岡 完治」さんに伺った話です。

そして、これらの馬鹿な特殊法人を「統廃合」しようとする「構造改革」が
かなり昔から自民党内外で出ておりました。
そうすることによってかなり無駄がなくせるのですからね。

小泉さんはというと・・・それでは生ぬるい
特殊法人に流れる金の流れを完全に断ち切る・・・
そして、道路公団は道路公団だけでなんとかしろ。
という考えのようです。

日本道路公団   その1

2005年08月09日 23時19分29秒 | 政治・時事の話
一般的な人から見ると「時代遅れ」と思われるかと思いますが日本道路公団の話をしたいと思います。
今から20年以上前から言われている「構造改革」についてですが、主に日本道路公団などの特殊法人の累積赤字、汚職などが原因になることが多いようです。
マスコミは視聴率稼ぎばかりをねらいますから「日本道路公団=悪」という構図を崩しませんし、説明もしてません。

なぜここまで悪者になるかというと、大量の税金を投与しているにもかかわらず赤字が増大しているからです。余程無能に思われるのでしょう。
しかしそれはただ汚職が多いからでしょうか?僕はそうは思いません。

そこでまず、「公共事業」という視点から見ていきたいと思います。
公共事業とはどういうものなのでしょうか?
近代社会は、自由主義を標榜してきました。
つまり「民間のやることになるべく政府・国家は口を出すな」ということです。
ホッブスやロック、アダムスミスなどが有名ですかね。
逆に言うと「政府は小さくあるべき」ということ。夜警国家です。
(あまり詳しくはいいませんが・・・)
しかし、道路・鉄道などは民間で建設しても絶対に儲かりません。
というか金がかかりすぎるのです。
ローマ帝国であれ、プロイセン王国(後のドイツ帝国)であろうと国家事業でした。それで日本でも国が建設をすすめたのです。
だから当然、日本道路公団も赤字のはずです。
最初から赤字になるのは分かっていたから国が特殊法人としてやったんですから。

それをどう勘違いしているのか、マスコミは「企業」と比べたがります。
企業ではいろいろ努力して黒字にしているんだから赤字である道路公団は苦労していない。という単純な図式にして、批判に回ってます。



小泉純一郎氏  3

2005年07月26日 01時46分59秒 | 政治・時事の話
手始めになるのかどうか知りませんが、先日、75歳以上の
医療費か何かが「市町村負担」にしようという案が出ましたね。
結構びびりました(笑)

市長会か何かは猛反対でしたが・・・そりゃそうでしょうね
今まで無かった負担ができるんですからね。
もうどうしようもないと思います。

端的に言うと、「@@村」とかの過疎地域は死ぬということですね。
過疎ってのは労働人口が少なくなって、老人が多い地域ですから。
その「老人」にかかるお金が、国が負担するのではなくて村が負担する。
結構「痛い」ですよね。
そのために今「平成の大合併」を促しているとしか思えません。

以前は、そういう「地域差」を解消するために補助金だとか地方交付税交付金
などを使用していました。その元は「財政投融資」でしたねえ。
それが少なくなるのですから・・・「痛い」っすよね

こんなことはほんの一例です。

小泉さんは「痛みを伴う改革」を断行するといって首相に選ばれ、
国民に支持もされ続けています。

もちろん、彼のいう自然淘汰的な政策もかなりの効果を上げると思いますし
その方法を最善とする支持者、学者も多いでしょう。

ただ、僕としては「痛すぎる」かなと思います。
それでも支持する人が大半になる、というのなら僕も我慢するしかありません。
それが民主主義ですからね。多数派は強いのです。
でも、もしそういうことを全く知らないで支持しているのなら喜劇かなと
思ったりもします。実際、どうなんでしょうか?

小泉純一郎氏  2

2005年07月26日 01時31分54秒 | 政治・時事の話
彼の言う郵政民営化とはどういうものか。

簡単に言うと、「諸悪の根元をたたっきる」ということ。
それは何かというと「財政投融資」だ。

今は「泥沼」の世の中。
特殊法人は天下りやら裏金やら・・・
道路公団も赤字だらけ。その他の特殊法人も汚職だらけ。
その赤字を埋めるのが、税金、というよりも財政投融資だ。
財政投融資とは郵便貯金などで運営される資金。国債や国有株なども
含まれるが郵便貯金の分も多い。

彼は、この「資金」がなければ無駄は許されない。
つまり、スマートにスリムに・・・企業のように淘汰される。
残されるのは、本当に効率のいいシステム。
無駄が無く、税金の無駄遣いもない。
ということ。
と、同時に特定郵便局システムが票田システム(集金システム)と
化していることも排除できる。国家公務員の大半を占める郵便局員
を表向き国家公務員でなくすことによってリストラ(30万人)できる。

などなど。

他の政治家が「特殊法人を統合」とか「経営の見直し」などで改革を
主張してきたが、彼の場合、根底から覆すということ。
そんなぬるいことしていたら埒があかないということなのでしょう。

後は・・・この図式を指示するか、どうかということですね。
小泉さんにすべてを託す。というのもいいかと思います。
しかし、彼の改革はかなり「痛み」を伴います。
それを彼は首相になった時から公言しております。
今は少し景気も回復してきて「痛みを伴う改革」は終わったと思われるかも
知れませんが、実は、これからがその改革なんですねえ

小泉純一郎氏  1

2005年07月26日 01時14分50秒 | 政治・時事の話
僕が小泉さんを知ったのは今からちょうど10年前。
1995年の事です。
橋本龍太郎氏の対抗馬として、自民党総裁選挙に出馬したときです。
恥ずかしながらそれまであまり知りませんでした。
たしか、宮沢内閣の時の郵政大臣ですよね。

95年の総裁選挙は、野党の新生党だったか新進党だったかが
(詳しく忘れた・・・恥)党首を選挙で選ぶという改革を行い
それに対抗する形で行われた。それまでは派閥のバランスで
党首は決定していたからね。

それで、総裁選挙をすることになったが、橋本さんが出馬を表明した
ことによって他の諸氏が出馬を断念。結局無投票かと思われたときに
「とりあえず、選挙することが重要なんだ」か何かいって期日間際に
出馬。「とても勇気がある人だなあ」と思ったものだ。
そのときから、郵政民営化を掲げていた。

結果は見事に落選。しかしその勇気もあってか?厚生大臣になった。

森首相の後の選挙では、他の対抗馬はみな変わっていた?ので
総裁に。そして首相となる。
「まさか・・・」というのが正直な感想。
小泉さんは「郵政民営化」を切望している。
そんな人が首相になるとは思っていなかった。
事実、国民のうけも大変なものだったので、びっくりした。

彼は、はっきりとものをいう。
まさに怖い物なしという感じだ。非常にさっぱりしている。
その様子が国民にクリーンなイメージを与えたのだろう。