★clausewitzのひとりごと★

45才既婚男です。雑多なブログですがコメントお待ちしております。

不審な電話

2011年08月19日 18時20分14秒 | 政治・時事の話
本日、自宅に電話がかかりました。
妻が取ったのですが、ちょっと困惑気味。
面倒くさそうに「主人に代わりますので」と交代してきた。

「@@@@(会社名)というものですが・・・」という始まり。

内容をかいつまんで書いてみると


「現在XXXという会社が@@@市(僕が住んでいる市)の方限定でパンフレットを配布しております」


「私たちはその商品が欲しいのですが、パンフレットがないと買えない」


「そのパンフレットが届いたら、連絡をくれないか」


というもの。

なんというか、あからさまに怪しい電話ですね。
突っ込み所満載でした。

まず、某会社が特定の市限定でパンフレットを配布・・・って(笑)
常識的な会社がする営業ではありませんね。

そして、「そのパンフレットがないと買えない」って(笑)
ちなみに、その会社は仏具を扱っている・・・と。


いじわるも兼ねて、いろいろと聞いてみました。

僕「どうしてそれ程極秘裏に営業している会社の情報(@@市限定で配布という情報)が手に入ったのか?」

相手「当社の極秘のルートにより判明いたしました」

僕「それ程の情報力を持っているのなら、パンフレットの内容なんて分かるのではないか?」

相手「今は@@市の方限定なので」

僕「そんなことをしても、僕にはメリットがないじゃないですか?」

相手「手数料として3万円の商品券を差し上げております」


とまあ、こんな感じ。

相手はさかんに「当社の電話番号をお知らせしますのでメモをご用意ください」と聞き入れず。


さすがに怪しさ全開だったので、面倒くさいと電話を切りました。

いろいろと考えたのですが、おそらくはこういう詐欺かなと・・・・


1:適当に電話
2:@@市限定と強調。パンフレットの話しかしない。
  この時点では、こちらの仕事としては「パンフレットを渡すだけ」という感じ。
3:うかつに電話番号を聞こうものなら「鴨」レッテルを貼られ、パンフレットを送付
  もちろん、電話してきた会社=相手先の仏具販売会社
4:パンフレットが来た。3万円もらえる、と電話
5:パンフレットの中身を教える


んで、ここからはいろんな仕掛け方があります。
商品の転売を持ちかけ商品を買わせて、音沙汰なし。
@@@市限定って言っていたのに、何故漏らした!と脅迫、損害賠償。
などなど。


が、とりあえず、似たような情報が無いか調べてみた。

検索キーワードに苦労しましたが、見つけました!


「高額仏像の転売話にご用心 新手の詐欺の恐れ」

ビンゴでした。日付は昨日です(笑)
今回は転売でしたね・・・。

よくもまあ、こんな見え透いた詐欺を・・・・。


@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
どうやら記事の仕掛けと今回の電話は少し違うようですね。
記事では最初にパンフレットが来て、電話がかかるというもの。
これだともっと二つの会社の関係があからさまなので替えたのかも知れません。

また、ニュース記事は消滅しやすいので、別サイトにもリンクを張っておきます。
もしも、ニュースが読めない方はこちらのサイトへどうぞ。


また、こんな手口もあるようですね。

エコカー補助金、終了

2010年09月09日 08時02分12秒 | 政治・時事の話
9月7日の申請分で終了したようですね。
おそらく、かなりの混乱が予想されます。

TVなどでは、9月30日まで!って言っていましたからね。
もちろん、注意深く見る人は「9月30日か予算がなくなるか、早いほう」って理解していたと思うのですが、大体の人はCMで判断しますから。

しかも、「9月7日に購入契約をした人」ではなく新車登録手続きが必要なので、
自分の契約は8月だから大丈夫だろう、という人も対象外になる場合がある。
プリウスなど予約が殺到した場合、3月に契約していたとしても微妙であるし。

もちろん、10万円が欲しくて車を買う人などはいないだろう。
でも、「どうせなら10万円がもらえる今、購入したい」と考えて少し早めに買い替えをした人は多いと思うのです。
あるいはどうせ後で戻ってくるのだから、ってオプションを増やしたり。


また、今後一番混乱するのは、「エコカー補助金、延長」って場合だろう。
今は否定されてしまったが、以前はそういう議論もあった。


ちなみに、エコカー減税は当然ながらきちんと適用されます。

ちょっと気になるニュース

2010年04月20日 08時35分31秒 | 政治・時事の話
他のニュースサイトやテレビ、新聞などでは一切報道されていないので、
どれだけ真実かは分かりませんが、政府は「米価安定のための政府米の買い入れはしない」方針らしいですね。

ソースは、こちら

共産党の回し者ではありませんが、このニュースは正直厳しいですね。
個別補償制度があるじゃん、ってなるのかもしれませんが、そんな事にお金を使うだけ
で果たしていいのかどうか・・・。

都市部で安価な米が販売されて、消費が促進されるのであればいいのですが・・・・・。

この国のマスコミはどうなったんだ?

2009年08月10日 18時21分36秒 | 政治・時事の話
しばらく政治・時事関係の話はしないようにしようと思っていたが、
さすがに・・・という出来事が起きたので、アップすることにしました。


問題となっているのは「党首討論」です。
8月12日に行われる麻生・鳩山の討論です。


主催は「新しい日本をつくる国民会議(21世紀臨調)

麻生総理、鳩山代表の冒頭スピーチ後、第三者を交えず、前半、後半で攻守ところをかえて、1対1による「双方向」「対決型」の形式で行う。


つまりは、司会も解説委員もいない、文字通りの対決型の党首討論である。


総選挙、しかも政権選択選挙でもある今回の衆議院選挙。
その前に行われる二大政党の党首討論が、なんと・・・・・




「テレビ放送されない」



のである。民主党は無条件で党首討論を受けるという。

自民党は「テレビの地上波でノーカット放送すること」を麻生首相の参加条件とした。

テレビ局の一部の人間の考えによって編集されたらたまったものではない、という事だ。


それを、民放各社のみならず、NHKですら、のまなかったのだ。



NHKは中立のはずだから、ノーカットでもいいのではないか?と思えるがそうではないらしい。
企画した21世紀臨調が問題なのか?
(前回の安倍・小沢の党首討論もここが主催です)

選挙前だから全ての党の参加が必要!とでも言うのかもしれないが、
だからといって今回の党首討論が無意味とも思えない。
さらに「編集していいなら放送する」ってのもどうかと。


余計な邪魔が入らない党首討論を希望する人は多いのではないか?


「大事な選挙!」を連呼するマスコミは、今回の党首討論は大事ではないのか?
どこまで落ちぶれている(勘違いしている)んだ。全く。




これが意味する所は実に危険である。



ほとんどの日本人は気付いていると思うのだが・・・・。



ちなみに、この党首討論の模様は「あらたにす」や「ニコニコ生放送」にて
放送されます。
(ニコニコ生放送はプレミアム会員でないと時間制限があります)

あらたにす、では配信終了後にアーカイブとして動画が公開されるようです。
翌日に放送されるであろう、民放各局+NHKがどういった編集をしたのかを見ると
各局の「立場」が分かると思います。
同時に、ネット放送局に対する扱い方を見てみても面白いかもしれません。



この記事のソースはこちらこちらこちら

鈴木宗男氏の講演会へ

2009年05月13日 08時15分09秒 | 政治・時事の話
白山のクレインにて開かれた、鈴木宗男氏の講演会に参加してきました。
主催は「侍経営陣」という、白山市の任意団体です。

あまり期待しないで行ったのですが、途中から楽しくなってきました。

内容は詳しくは書きませんが、小沢代表辞任に絡む問題や、
昨日プーチン氏が来日して行われた会談の内容など盛りだくさんでした。
もちろん、自身の「渦中の時期」についての詳しい話などもありました。


2時間に及ぶ講演でしたが、時間を全く感じさせないもので大満足。
下手な映画を見るよりも楽しかったです。


こういう時、僕はいつも図々しく本人に近づいて話をしますが、
今回も1分ほど話してまいりました。
父の従兄弟の参議院議員の話やら何やらを握手しながら・・・。

写真なども撮影したのですが、会場が暗くてボケボケ(涙)
こういう時はやはり一眼レフでないと難しいですね。
まさか至近距離でフラッシュたくわけにもいかないし・・・・。


いい経験になったので、またこういう機会があったら参加したいと思いました。

サイゼリヤのその後

2008年12月13日 20時26分53秒 | 政治・時事の話
以前、お話したサイゼリヤの取引ですが、解約発表があったみたいなのでお知らせします。


ソースはこちらへ。


あの取引内容の発表の後、ストップ安を三日程つけておりましたが、その後は落ち着いておりました。
そして、この解約発表を受けて再び上昇しております。



解約費用は153億1000万円。
配当も変更なし。

まあ、これですんだのなら良い方では?
と誰しもが思ったことでしょう。

「大恐慌1929」

2008年11月28日 19時35分57秒 | 政治・時事の話
最近、本屋さんの「話題本」コーナーには、金融恐慌シリーズが並び始めました。
おかげで、世界恐慌関連の本を探すのも随分と楽になりました。

先日購入したのが・・・




です。



なんかさ、こういう本って一年半ほど前に読んでおきたかった・・・・。



現代から学者的視点で当時を紹介するのではない。
1955年に初版が出ている本である(その和訳版・・・2008年9月発行)

だから、生々しさが違う。

文章が生き生きとしているので、読みやすいのだ。


僕自身、世界恐慌のリアルタイムの株の動きなんて知らなかった。
また、月ごとにどんな動きだったかも分からない。
当時の日中足のチャートなんて調べようとも思わなかった。

なんとなく、「世界大戦が終わったのに生産過剰のため・・・」
って感じでしか知ってなかった。
教科書的な知識である。


しかし、実際の様子はそれとは全く異なっている。


なんで、教科書の記述はあんなにいい加減なのか。
百科事典を調べても大学受験の参考書を調べても
農業の生産過剰やら工業の生産過剰やらが原因と書かれている。


もしかして、資本主義に内在する問題だからか・・・。
マルクスだったかが、そんなことを言っていた様な気もする。


今読んでも非常に興味深い。
というか、現在の問題について書かれた本であるかのように錯覚すら覚える。


アメリカにおいて、amazonの経済部門の売り上げtopの本である理由が分かる気がする。





もしも、仮に・・・・このブログに興味がある人がいたら是非どうぞ。

サイゼリヤの不覚   長文注意

2008年11月22日 13時24分41秒 | 政治・時事の話
サイゼリヤ、やっちゃいましたねぇ・・・。

メラミンじゃありませんよ?もちろん。
あんなもんは経営にはほとんど影響しません。

それよりも今回のは・・・ちときついですね。
(記事はこちら)←ロイターより

多分・・・・よく分からないって人も多いと思うので軽く説明します。


サイゼリヤのように外国から原料(商品)を輸入している会社の場合、
円高の時は安く、円安の時は高く仕入れることになります。

そこで、円安になっても得するように、「毎月いくらで豪ドルを買います」
という契約を結んだ。

詳しい内容ですが、

毎月100万豪ドルを
「【前回約定レート】×【78.00/FX】円/豪ドル」
(最低78円。最高で600円)
で、買うっていう契約。
FX : 各為替参照日の東京時間午後3時のJPY/AUD為替レートの仲値

契約段階では105.83 円/豪ドルだったようです。
この時は、1豪ドルを78円で買うことになるので、毎月

(105.83-78)X100万=2783万円 の利益があったのです。


しかし、今は・・・というかサイゼリヤの報告によるレートは
「65.00 円/豪ドル」

この場合は毎月

(65-78)X100万=-1300万円 の損失・・・・となりそうですが、

実は、「【前回約定レート】×【78.00/FX】円/豪ドル」で購入、って所がミソなのです。

この場合、仮に前回レートが78円として・・・

78X78÷65=93.6 円で取引!!!

え? 1豪ドル65円なのに、93.6円も出さないと買えない?


すると・・・・・(65-93.6)X100万=-2860万円!!


しかも、仮に同じ1豪ドル65円が次の月も続くとすると・・・

1豪ドルあたり・・・93.6X78÷65=112.32円!!!

もちろん、損害も・・・(65-112.32)X100万=-4732万円


これが最低2年続くのです。
しかも、豪ドルはおとなしく1豪ドル65円で推移してくれません。
現在、なお円高は続いており・・・・1豪ドル60円程。昨日は60円割ってました。


じゃあ、最初のうちは儲けていたんじゃないの?

って言われそうですが、契約日時点では「儲けることが出来そう」でしたが、
問題は・・・・「支払日が2008 年12 月1日から2010 年11 月1日まで、毎月1日」って事。

つまりは、現レートの1豪ドル60円が初回ってわけ。
もしも、万が一・・・・・・・・・このまま1豪ドル60円で推移するとしたら

2008年12月 101.4円/豪ドル
2009年 1月 131.82円/豪ドル
2009年 2月 171.37円/豪ドル
2009年 3月 222.78円/豪ドル
2009年 4月 289.61円/豪ドル
2009年 5月 376.49円/豪ドル
2009年 6月 489.44円/豪ドル
2009年 7月 600.00円/豪ドル←上限打ち止め
2009年 8月 600.00円/豪ドル
2009年 9月 600.00円/豪ドル
2009年10月 600.00円/豪ドル
2009年11月 600.00円/豪ドル
2009年12月 600.00円/豪ドル
2010年 1月 600.00円/豪ドル
2010年 2月 600.00円/豪ドル
2010年 3月 600.00円/豪ドル
2010年 4月 600.00円/豪ドル
2010年 5月 600.00円/豪ドル
2010年 6月 600.00円/豪ドル
2010年 7月 600.00円/豪ドル
2010年 8月 600.00円/豪ドル
2010年 9月 600.00円/豪ドル
2010年10月 600.00円/豪ドル
2010年11月 600.00円/豪ドル


という恐ろしい結果に・・・・・・・・
1豪ドル600円って・・・10倍ですよ?

その月だけでも (60-600)X100万=-5億4000万

ちなみに、サイゼリヤはもう一つ似たような契約(毎月100万豪ドル分)を結んでいます。
契約の詳細は公式ホームページにあるこちらのPDFへどうぞ。



サイゼリヤの一年間の利益は・・・・40億ちょい。



仮に途中から1豪ドル78円以上に円安に推移しても計算式に
「前回約定レート」が乗算で入り込んでいるのでちょっとどうしようもない。
途中解約は出来ない仕組み。円高がさらに進むとさらに被害が拡大。
詳細は不明ですが、同じ事をドルとユーロにしているとも・・・・・・・。



「円高に強い」「不況に強い」といわれていたこの会社、どうなっちゃうんでしょ?

何とか切り抜けてくれると良いのですが・・・。

安倍首相 辞任

2007年09月12日 13時53分02秒 | 政治・時事の話
ついに辞任ですか。
ちょっとびっくりしました。
ちょうどデイトレをしている最中で、何故か急に株価が上昇し、参加すべきか迷っていたところ、暴落。
先物の仕掛けか・・・・と迷っていると妻から報告。
安倍首相がやめると・・・・。

自衛隊の給油活動は国際的に非常に高い評価を得ているものです。
5年前から実施しており、諸外国はその難易度の高い仕事に対する技術の高さから「ゴッドハンド」と言っている程だ。
単純に言えば、その給油活動を続けたい安倍に対して、「あんただと国民の理解を得ることできないんじゃない?」と民主党や自民党内部から言われたということでしょう。


次は・・・麻生氏でしょうか?
彼に政治的信念はあまり感じられません。
特定の政策に対して精通しているというわけでもないと思う。

ただ、彼は非常に柔軟で、問題問題に対して別の切り口を用意し、
柔軟に解決していくという特技がある・・・・(と、思う)
口は悪いが、ユニークな人間である。
アニメやニートの問題など、少しオタク的なイメージが強い分野に対しても積極的に取り組み、日本の武器にしようとしている・・・・。
老人問題についても積極的な解釈を持っている。
高齢化=衰退 ではなく、高齢化社会すら武器にしようとしている。


もちろん、次に首相となる人は別の人かもしれないが、仮に麻生氏になるとしても
僕はそれ程異存は無い。

もちろん、あの「口」が黙ってしまうと寂しくなりますが・・・・。



他には・・・・・誰かいたっけ?
決定したら記事にしようかな・・・。


PS:あの暴落の中、次期首相を麻生氏と読んだ投資家が
「まんだらけ」(2652)、「ブロッコリー」(2706)、「ウィーヴ」(2360)
など「萌え」関連銘柄を買いあさりマンダラケのストップ高をはじめ、急騰したというのが愉快だった!

集団的自衛権

2007年08月05日 14時37分23秒 | 政治・時事の話
前回書いたばかりの政治の争点である「集団的自衛権」の問題ですが、
もう問題が表面化してきましたね。

これは、楽しい事になりそうです。
あの弱い「安倍内閣」がどれ程の事が出来るか見ものです。
一部報道で「見送る」とか「棚上げする」とか言われておりましたが、
それは彼自身の政治生命の終焉だと思います。

もちろん、強行採決するとなると別の終焉が待っているかもしれません。
この問題は、問題が問題だけに自民党分裂、民主党分裂、公明党下野、
解散総選挙・・・国民投票、などが起きるかもしれませんね。


ただの一国民としては、どうなることやら・・・・。
ハラハラ、ドキドキの問題ですね。


果たして、今の日本はどういう選択肢を選ぶのでしょうか。
とても楽しみです。

自民党大敗と今後の展開(長文です)

2007年07月31日 19時01分32秒 | 政治・時事の話
しばらく更新をしておりませんでしたが、これほどのニュースがあると
書かないわけにはいきません。

自民党が大敗いたしました。
そして、参議院は過半数割れ。

原因なんて馬鹿みたいにあります。
年金問題や閣僚発言、閣僚人事問題・・・など。


ただ、「巧い事しているなあ」と感心することもあります。
それは、民主党の党首が小沢氏で、自民が安倍さんだってこと。
小沢氏は何度も言うように、ほとんどが自民党みたいな人。


そのせいもあって、国民投票法案などいわゆる「物議をかもし出しそうな法案」は選挙前にあっさりと終わらせている。
憲法改正には国民はまだ抵抗感があると思うのですが、最大野党が「改正が前提」で話をすれば「そんなもんか」と思ってしまう。
マスコミも共通認識の事についてはそれ程神経を使わない。

もしも、選挙においてこれが争点になると民主党にとっては(憲法改正を)「反対したくない」ので、惨敗してしまうことになるのです。
それでは困るので、さっさと通過させてしまい、その通過に対して「強行採決だ」と一応文句を言うにとどめる。

重要法案を通した後は、それ程重要ではない問題を拡大鏡で見て訴える。
その上、爆弾とも言うべき国民に直接利害関係のある「年金問題」を提出。


さすが、としか言いようが無い。
年金の問題なんて管直人が厚生労働大臣だった頃から分かっていたのではないかと思ってしまう。


とにかく、これで参議院は崩れた。
民主党としては、衆議院を解散させ、総選挙して勝利を獲得したいかもしれないが、そんなことをする必要もない。
潰す必要などないからだ。
それよりも「小沢の力を再確認させる」事にあるのではないか。

次の争点は・・・・・一通り年金問題などを解決した後の問題だが・・・、
やはり「集団的自衛権の範囲の問題」になってくると思う。
いわゆるハイポリティクスの問題である。

以前は「個別的自衛権は適法であるが、集団的自衛権は一切が憲法違反」といわれてきた。
しかしながら、民主党のお偉方は当然適法にすべきと考えている。
もちろん、自民党の議員もだ。

置いてけぼりを食らっているのは数少ない民主党の旧社会党勢力である。
この辺りで分裂するのか・・・とも思えるが、おそらくは伝家の宝刀でもある
「国民投票」を使って切り抜けるであろう。

自民党も民主党も集団的自衛権の説明を最低限しかしないと思われる。
微妙なところで違いをアピールし、どっちを選ぶかを聞いてくるのでは・・・。


個人的には、集団的自衛権は認めるべきだと考えている。
それは・・・・とても日本にとっては痛い選択であると思われるが、それを
無視して生活が成り立つとも思えない。
日本が戦争に巻き込まれることもあると思う・・・巻き込まれるようになるとも思う。
しかし、現状から考えて、ずっと他国に頼りきることはできるのであろうか。
ま、この辺りの詳しい説明は今後にするとする。


日本は民主国家である。
国民全体のOKが出ると国の体制自体を変えることができる。
今までは、憲法をはじめ軍隊関係は極めて変化が難しかった。
社会党の勢力もそうであったし、何よりも憲法が存在した。

今は、社会党勢力は無く、最大野党は「9条を改正し、国連軍の創設を目指す」理想を掲げる小沢一郎氏が率いている。
幹部も皆、影響下にある。
対する自民党は、国連軍はいらないが、なんとか自衛隊を機能する軍隊に仕上げたいと考える人々。

安倍は安保闘争を体制側で見てきた。
60年安保条約締結時の首相である「岸信介」の孫であり、「佐藤栄作」を大叔父として持ち、「安倍晋太郎」を父に持つ彼である。
日米間の同盟や集団的自衛権に対しては並々ならぬ決意がある。


逆に言うと、今をおいてこの問題に明確な答えが出る時期は無いのかもしれない。
少なくとも布石くらいは打たなければならないと思う。


「いつの間にこんなことになったの?」
という事にならないために、国民は自分の意見の整理くらいはしておいた方がよさそうである。国民投票くらいはするでしょうから。
9条の理念・・・・・をどう捕らえるか。
国際協力とはどういうやり方が望ましいのか。
自衛隊、って何なのか・・・。

自民党も民主党も・・・分裂って事もありうるほどの大論点ですが、小泉首相がやったような「反対者には離党勧告」という前例がある今、そのまま通る可能性もありますね。


ほんと、民主主義ってのは意外に恐ろしいものです。

公職選挙法に抵触しない程度に・・・

2007年07月14日 08時30分19秒 | 政治・時事の話
とうとう参議院議員選挙の公示がされました。


実は、ですが、



親戚の方が出馬されます!


父の従兄弟にあたる人物で、大学時代に議論したこともあります。
あの時は、僕が政界に出る事への相談をしていたのですが・・・、
逆に出馬されてしまいました(笑)


公職選挙法上、ネットでの宣伝は最小限にしたいのでこれくらいにしておきます。
僕も家族も自民党員です。これが・・・ヒントでしょうか。


しかしながら、今回の選挙は自民党にとっては厳しいものになるので
当選は厳しいかもしれません。
それでも・・・・・うまくいって欲しいものです。


皆さんも自民なり民主なり・・・数少ない意思表示の場である選挙には
「なるべく」参加して下さいね。権利の行使なのですから・・・。




どうなることやら

給食費問題

2007年03月20日 18時54分42秒 | 政治・時事の話
一昔前から今現在まで、時々「給食費」を払わない人がいる、と問題になっている。
しかも、経済状況が悪くて払えないのではなくて、払わない、のである。

最初にニュースを聞いたとき、「え?どういうこと?」って思いました。
どういうことかと聞いてみると
「給食を出してくれと頼んだ覚えは無い」
「義務教育なんだから無償にすべき」
とかよく分からない事を言っています。

給食を出すか出さないかは市町村レベルの問題で、実際無いところもあります。
「義務教育なんだから」って意味が分かりません。

義務教育というものは

「就学義務」・・・・親が子供を就学させる義務を負う(労働力にしない)
「学校設置義務」・・市町村に対する設置義務
「就学保障義務」・・国が授業料を無償で提供する義務
「避止義務」・・・・企業も労働力として子供を使わない

という四つの義務によって成立している。
つまり登校拒否は義務教育には抵触しない。
子供にとってはどちらかといえば「権利」でありそれを放棄することには特に問題が無い。親が「絶対行くな」と言えば就学義務違反で罰則がある。

では、就学保障義務の内容に給食が入るかということであるが、給食自体が
市町村レベルのものなのに、それを国が払うなんてのはもってのほか。

判例にも「同条の無償とは授業料の無償を意味し、教科書、学用品その他教育に必要な一切の費用まで無償としなければならないことを定めたものではないとする」
とあります(最大判昭和39年2月26日)。

もちろん、無料になればそれに越した事は無いかもしれませんが、それはあくまで行政の問題であって、その決定もまだなのに当人が払わないなんてお門違いだと思う。

将来的に消費税が10%になるべきだと言ってスーパーなどが勝手に10%の消費税相当額を負担させてきたら、誰だって文句を言うだろう。
(実は我々には消費税を払う義務なんて無いのですが、消費税相当額として負担させられているのです)

全く、根拠も無いのにそんなことばかり言わないで欲しい。
高速道路無料化がどうのといって、払わない人と同じである。

PS:そういえば親が弁護士で、子供を学校に行かせたくないと言って罰金を払い続け(就学義務違反)、子供に司法試験を受験させていた人がいたが、どうなったのだろう(笑)


@@@@@@@@@@@@@@追記@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
よくよく調べてみると「学校給食法」という法律がありました。
学校給食法第4条には
「義務教育諸学校の設置者は、当該義務教育諸学校において学校給食が実施されるように努めなければならない」
とあります。なるべく給食制度を採用しろ、って事ですね。

経費についてもありました。

学校給食法第6条第1項は
「学校給食の実施に必要な施設及び設備に要する経費並びに学校給食の運営に要する経費のうち政令で定めるものは、義務教育諸学校の設置者の負担とする」
とあります。いわば、給食センターの維持費などです。

続いて、学校給食法第6条第2項は
「前項に規定する経費以外の学校給食に要する経費(以下「学校給食費」という。)は、学校給食を受ける児童又は生徒の学校教育法第22条第1項に規定する保護者の負担とする」
と規定しています。こちらが給食費、ですね。
きちんと、「保護者の負担とする」ってあるじゃないですか・・・。

最近の株価

2006年08月30日 09時13分48秒 | 政治・時事の話
ご無沙汰しております。

最近の株価って行ったり来たりでおもしろくありませんよね。
日本経済がこれで安定しているっていうのなら仕方ありませんが、どう考えても少し低いような気がする。会社の業績などを考えるともっとあがってもいいと思えるところが多々あります。

しかし、デイトレーダーのやり方が悪いのか少しあがってもすぐに下がってしまい、結果的に上がらない。全然おもしろくありません。
逆言うと多少下がっても、投機目的で買ってくれる人がいるので損もしないということになるのでしょうか?

よく分かりませんが、面白くない状況ではありますね。