しばらく更新をしておりませんでしたが、これほどのニュースがあると
書かないわけにはいきません。
自民党が大敗いたしました。
そして、参議院は過半数割れ。
原因なんて馬鹿みたいにあります。
年金問題や閣僚発言、閣僚人事問題・・・など。
ただ、「巧い事しているなあ」と感心することもあります。
それは、民主党の党首が小沢氏で、自民が安倍さんだってこと。
小沢氏は何度も言うように、ほとんどが自民党みたいな人。
そのせいもあって、国民投票法案などいわゆる「物議をかもし出しそうな法案」は選挙前にあっさりと終わらせている。
憲法改正には国民はまだ抵抗感があると思うのですが、最大野党が「改正が前提」で話をすれば「そんなもんか」と思ってしまう。
マスコミも共通認識の事についてはそれ程神経を使わない。
もしも、選挙においてこれが争点になると民主党にとっては(憲法改正を)「反対したくない」ので、惨敗してしまうことになるのです。
それでは困るので、さっさと通過させてしまい、その通過に対して「強行採決だ」と一応文句を言うにとどめる。
重要法案を通した後は、それ程重要ではない問題を拡大鏡で見て訴える。
その上、爆弾とも言うべき国民に直接利害関係のある「年金問題」を提出。
さすが、としか言いようが無い。
年金の問題なんて管直人が厚生労働大臣だった頃から分かっていたのではないかと思ってしまう。
とにかく、これで参議院は崩れた。
民主党としては、衆議院を解散させ、総選挙して勝利を獲得したいかもしれないが、そんなことをする必要もない。
潰す必要などないからだ。
それよりも「小沢の力を再確認させる」事にあるのではないか。
次の争点は・・・・・一通り年金問題などを解決した後の問題だが・・・、
やはり「集団的自衛権の範囲の問題」になってくると思う。
いわゆるハイポリティクスの問題である。
以前は「個別的自衛権は適法であるが、集団的自衛権は一切が憲法違反」といわれてきた。
しかしながら、民主党のお偉方は当然適法にすべきと考えている。
もちろん、自民党の議員もだ。
置いてけぼりを食らっているのは数少ない民主党の旧社会党勢力である。
この辺りで分裂するのか・・・とも思えるが、おそらくは伝家の宝刀でもある
「国民投票」を使って切り抜けるであろう。
自民党も民主党も集団的自衛権の説明を最低限しかしないと思われる。
微妙なところで違いをアピールし、どっちを選ぶかを聞いてくるのでは・・・。
個人的には、集団的自衛権は認めるべきだと考えている。
それは・・・・とても日本にとっては痛い選択であると思われるが、それを
無視して生活が成り立つとも思えない。
日本が戦争に巻き込まれることもあると思う・・・巻き込まれるようになるとも思う。
しかし、現状から考えて、ずっと他国に頼りきることはできるのであろうか。
ま、この辺りの詳しい説明は今後にするとする。
日本は民主国家である。
国民全体のOKが出ると国の体制自体を変えることができる。
今までは、憲法をはじめ軍隊関係は極めて変化が難しかった。
社会党の勢力もそうであったし、何よりも憲法が存在した。
今は、社会党勢力は無く、最大野党は「9条を改正し、国連軍の創設を目指す」理想を掲げる小沢一郎氏が率いている。
幹部も皆、影響下にある。
対する自民党は、国連軍はいらないが、なんとか自衛隊を機能する軍隊に仕上げたいと考える人々。
安倍は安保闘争を体制側で見てきた。
60年安保条約締結時の首相である「岸信介」の孫であり、「佐藤栄作」を大叔父として持ち、「安倍晋太郎」を父に持つ彼である。
日米間の同盟や集団的自衛権に対しては並々ならぬ決意がある。
逆に言うと、今をおいてこの問題に明確な答えが出る時期は無いのかもしれない。
少なくとも布石くらいは打たなければならないと思う。
「いつの間にこんなことになったの?」
という事にならないために、国民は自分の意見の整理くらいはしておいた方がよさそうである。国民投票くらいはするでしょうから。
9条の理念・・・・・をどう捕らえるか。
国際協力とはどういうやり方が望ましいのか。
自衛隊、って何なのか・・・。
自民党も民主党も・・・分裂って事もありうるほどの大論点ですが、小泉首相がやったような「反対者には離党勧告」という前例がある今、そのまま通る可能性もありますね。
ほんと、民主主義ってのは意外に恐ろしいものです。
書かないわけにはいきません。
自民党が大敗いたしました。
そして、参議院は過半数割れ。
原因なんて馬鹿みたいにあります。
年金問題や閣僚発言、閣僚人事問題・・・など。
ただ、「巧い事しているなあ」と感心することもあります。
それは、民主党の党首が小沢氏で、自民が安倍さんだってこと。
小沢氏は何度も言うように、ほとんどが自民党みたいな人。
そのせいもあって、国民投票法案などいわゆる「物議をかもし出しそうな法案」は選挙前にあっさりと終わらせている。
憲法改正には国民はまだ抵抗感があると思うのですが、最大野党が「改正が前提」で話をすれば「そんなもんか」と思ってしまう。
マスコミも共通認識の事についてはそれ程神経を使わない。
もしも、選挙においてこれが争点になると民主党にとっては(憲法改正を)「反対したくない」ので、惨敗してしまうことになるのです。
それでは困るので、さっさと通過させてしまい、その通過に対して「強行採決だ」と一応文句を言うにとどめる。
重要法案を通した後は、それ程重要ではない問題を拡大鏡で見て訴える。
その上、爆弾とも言うべき国民に直接利害関係のある「年金問題」を提出。
さすが、としか言いようが無い。
年金の問題なんて管直人が厚生労働大臣だった頃から分かっていたのではないかと思ってしまう。
とにかく、これで参議院は崩れた。
民主党としては、衆議院を解散させ、総選挙して勝利を獲得したいかもしれないが、そんなことをする必要もない。
潰す必要などないからだ。
それよりも「小沢の力を再確認させる」事にあるのではないか。
次の争点は・・・・・一通り年金問題などを解決した後の問題だが・・・、
やはり「集団的自衛権の範囲の問題」になってくると思う。
いわゆるハイポリティクスの問題である。
以前は「個別的自衛権は適法であるが、集団的自衛権は一切が憲法違反」といわれてきた。
しかしながら、民主党のお偉方は当然適法にすべきと考えている。
もちろん、自民党の議員もだ。
置いてけぼりを食らっているのは数少ない民主党の旧社会党勢力である。
この辺りで分裂するのか・・・とも思えるが、おそらくは伝家の宝刀でもある
「国民投票」を使って切り抜けるであろう。
自民党も民主党も集団的自衛権の説明を最低限しかしないと思われる。
微妙なところで違いをアピールし、どっちを選ぶかを聞いてくるのでは・・・。
個人的には、集団的自衛権は認めるべきだと考えている。
それは・・・・とても日本にとっては痛い選択であると思われるが、それを
無視して生活が成り立つとも思えない。
日本が戦争に巻き込まれることもあると思う・・・巻き込まれるようになるとも思う。
しかし、現状から考えて、ずっと他国に頼りきることはできるのであろうか。
ま、この辺りの詳しい説明は今後にするとする。
日本は民主国家である。
国民全体のOKが出ると国の体制自体を変えることができる。
今までは、憲法をはじめ軍隊関係は極めて変化が難しかった。
社会党の勢力もそうであったし、何よりも憲法が存在した。
今は、社会党勢力は無く、最大野党は「9条を改正し、国連軍の創設を目指す」理想を掲げる小沢一郎氏が率いている。
幹部も皆、影響下にある。
対する自民党は、国連軍はいらないが、なんとか自衛隊を機能する軍隊に仕上げたいと考える人々。
安倍は安保闘争を体制側で見てきた。
60年安保条約締結時の首相である「岸信介」の孫であり、「佐藤栄作」を大叔父として持ち、「安倍晋太郎」を父に持つ彼である。
日米間の同盟や集団的自衛権に対しては並々ならぬ決意がある。
逆に言うと、今をおいてこの問題に明確な答えが出る時期は無いのかもしれない。
少なくとも布石くらいは打たなければならないと思う。
「いつの間にこんなことになったの?」
という事にならないために、国民は自分の意見の整理くらいはしておいた方がよさそうである。国民投票くらいはするでしょうから。
9条の理念・・・・・をどう捕らえるか。
国際協力とはどういうやり方が望ましいのか。
自衛隊、って何なのか・・・。
自民党も民主党も・・・分裂って事もありうるほどの大論点ですが、小泉首相がやったような「反対者には離党勧告」という前例がある今、そのまま通る可能性もありますね。
ほんと、民主主義ってのは意外に恐ろしいものです。