中年男性が電車事故で死んだ。自殺ではなく、事故らしい。
検死も済んで遺体は自宅に戻ってきていて、出血がひどくて特殊清掃の依頼が入った。遺体はまだ部屋に安置されていたのだが、汚れた部屋に安置しておくのは遺族も偲びなかったのだろう。
遺体の取扱いは一応手馴れているので、作業ついでに葬儀社が用意した柩に故人を納めてあげることにした。
「ヨイショ!」と持ち上げてみたら以外と軽い。身体を柩に納めたら、遺族から
「あのぉ・・・足が・・・」と。
故人が安置されていた場所を見ると、片脚が敷布団の上に残っている。「ゲッ!片脚がとれてたのかよ!」「先に言っといてくれよ!」と内心動揺。場が場なだけに、笑ってごまかす訳にもいかず、平静を装って、再び残った片足だけうやうやしく手にとって、柩へ納めた。特殊清掃で部屋をきれいにするのが仕事の私が、余計に部屋を汚してしまった。まったく気まずかったし、格好つかなかった。
でも、その時、「所詮は人間でも動物なんだな。見た目には人肉も人骨もビーフやチキンと変わりないじゃないか。」と思った。しかも、当日は焼肉が食べたくなってしまった(さすがにこの神経はおかしい?)
そんなことがありながらも、相変わらず私は肉を好んで食べている。思い出しても気持ち悪くない。
死体を取り扱う仕事は、それだけ神経太くないと務まらないと勝手に自負している。
社会的にも認知されず、誰も誉めてくれないので、自画自賛するしかない。
トラックバック 2006/05/30 投稿分より
あのぅ
ブログ書いている人が変わりましたか?
微妙に以前とタッチが違うような気がするのは気のせいかしら?
因みに他の見学者の中には気分が悪くなって吐いた人もいるとか…
図太いというか、素晴らしいというか…
お仕事頑張って!
色々な事情もあって死んでしまう方がいる世の中ですので、それを止める訳にもいきませんし、あなたのような職業の方もいらっしゃるから社会が円滑に回っているのだと思います。
少しでもこの文章を書く事で励みになればと思い書きました。頑張って下さい。応援しています。
本当に有難いことだと思います
大変だと思いますがお身体に気をつけて、ご無理のないよう頑張ってください!
きっと多くの方が応援しています♪
僕らが日常で目にする事故や事件等を
伝えている紙面やニュースでは、最小限の
事故内容しか知り得ないですが、その実、
目見えてこない本当の事故現場でこうして
働いている人を知ったということは、すごく
勉強になりました。
年々自殺者が増える今日、ただ単に言葉で「自殺はダメだよ」なんて無責任に言うより、「その後はこうなるんだよ」ってな感じで、生の現場を見せないと、絶対無くならないと思う今日この頃……。
私も、「人体の不思議展」を見た後は、焼肉を食べたくなって食べに行きましたが、ああいう"処理"をしていない遺体では、ヘタレの私はさすがに無理だろうなあ、と思います。
お仕事本当にご苦労様です。
まさに臭いものには蓋をする社会ですからね。
頑張ってくだしあ。
仕事上、いろいろな仏様と遭遇しておりましたが、
その後のお仕事があるとは思ってもいませんでした。
(せいぜい湯灌だけかと・・・)
肝炎やその他の感染症には十分に注意してください。
私の同僚が、人身事故の処置が原因かわかりませんが
感染症の肝炎になってしまいましたので・・・。
やっぱり業者様だと予防接種とかしてもらえるのでしょうか
僕の仕事もキツイ汚い系ですが、はっきり言って真似できません。
尊敬させて頂くと同時に、僕も負けないよう頑張りたいと思います。
凄まじい現場で働いているんですね。
読んでいるだけなのに、先程から鼻がおかしいです。
自分には出来そうに無い職業、とても尊敬します。
貴方の様な方が居られるお陰で助かっている人達が沢山居るのは事実だし、自分もいつお世話になるか分からない・・・そんなご時世だと思うと悲しくもなります。
これからも死臭に負けず頑張って下さい。
ひっそりと応援させて頂きます。
話には聞いていたけど壮絶ですね
こういうお仕事を続けられるというのは尊敬します。毎日大変だとは思いますが頑張ってください!
しかし、あなたのような方々が居るからこそ、この社会が衛生的でいられる訳ですから、もっと自分の仕事に誇りを持ってもいいと思いますよ!
これからもがんばってください!
社会の日常がちゃんと回っているんだよ。
ほんとお疲れ様です。
いや、偉いよマジで
世の中が目を背けてるだけ。
大変な仕事だろうけど、頑張ってください。
焼肉分かりますよ。初オペ後行きましたからw
なんでそんなに明るいんだwwww
あんたの神経がうらやましいおwwwww