筆の足跡

日々の出来事と趣味のお絵描きの記録です。

間違いだらけの基礎知識(日本画)

2009年08月01日 | 日本画・絵

       「すくすくさつまいも」

膠が冷蔵庫で保存しているのにもかかわらず一週間で腐ることをセンセーに相談したら、

先生「それはありえませんよ~。
   cochiさん、なんか、すっごく基本的なところで間違ったことしている気がする。
   どうやって作ったんですか」
cochi「え~、お湯で粒膠溶かして~、冷蔵庫で保存して~、使う時にはお湯で暖めて溶かして~」
先生「湯煎してないんですか!?」
cochi「湯煎するんですか~?メンド~~」
先生「粒膠に水入れて一晩寝かせて、それを湯煎して溶かしてくださいよ~!
   面倒じゃありません、簡単です!」

湯煎を省いたのが腐る原因だったようです。

先生「それより皆さん、胡粉の作り方ヘンですよね。
   胡粉だんご水で溶いて、そのあと、上澄み捨てているところ見たことなんですけど」
cochi「え、あの水捨てるんですか?」
先生「2、3回水捨てますよ。捨てることで余分な膠や汚れを取り除くんです」
cochi「そうなんですか!?」
先生「だいたい百たたきって言うけど、あれもそんなにする必要ありませんよ」
cochi「だって叩いたほうが発色するって教わりましたけど」
先生「叩いて空気を出すくらいの役割ですよ。
   発色のこと考えるなら、上澄み捨てたほうがよっぽど効果あります」
cochi「へえ~」
先生「残った胡粉だんごは豆腐みたいに水につけて冷蔵庫保存ですよ!」
cochi「えっ、ラップに包んで冷蔵庫でした~」

というわけで、いいかげんな基礎知識が露呈してしまった月末の日本画教室でした(汗)

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