筆の足跡

日々の出来事と趣味のお絵描きの記録です。

苗名滝 ~具墨

2009年06月29日 | 日本画・絵


麻紙に下図を転写してから骨書きし墨で下塗りしました。



具墨(胡粉に墨を混ぜたのも)を塗った状態。

ここまででもM氏とはまるで進み方が違います。

ちなみにM氏の絵はここで見ることができます。

http://blogs.yahoo.co.jp/masaya9550844

ようするにわたしの描き方は基本に忠実、教科書通り(?)ってことなのでしょう。

そうすることに何の意味があるのかと言われると答えられないけど、

アンチ基本にする意味もわからない。

別にそんなことに拘らずに、自分の好きなように描けばいいのだと思います。

わたしはこの面倒くさいやり方が好きなのでそうしているだけですし、

M氏はM氏のやり方があるし……。

今の日本画教室の先生はアンチ基本ですね。

多摩美ではこういうやり方を教えないのだそうで。

でもそれを教室に持ち込まれると

基本に忠実なおばさまたちからの反感をかうわけでして。

なかなか先生との相性って難しいです。

う……うるさい~~!

2009年06月26日 | 日常
さっきから、かれこれ2時間……、近所の方の車の警報ブザーが鳴り続けております。

すごい爆音です。

窓閉め切ってますが、バンバン響いております。

盗難防止のためのシステムですから、作動してよかったね、

っていうことなんでしょうが、

持ち主が留守のようで誰も止めることができません。

おまわりさんも来てくださいましたが、キー壊して開けるわけにもいかずお手上げです。

このままこの騒音に堪えるしかないのでしょうかね?

いつまで鳴り続けるのでしょうか。

時々音がぶれてきたから、そろそろ止むのかな~。

しかし……、夜中じゃなくてよかった。

便利のようで不便なシステムですね~。


関係ないけど、ご近所の畑のラズベリーです。

20号パネルの水張りに挑戦!

2009年06月24日 | 日本画・絵
今日の日本画教室では、今度描く絵のパネルに麻紙を水張りしました。
小さいサイズの水張りだったら気軽にできるんですけどね、
20号ともなるとビビります。

雲肌麻紙(ドーサ引き)の裏面に水を塗った状態です。
順番としては、まず麻紙の対角線、それから中心を通るように縦横。
イギリス国旗状に筆を運びます。
その後は縦からでも横からでもいいので、全体に万遍なく水を塗ります。
少し経ってから(5分くらい)もう一度水を塗りました。

そしたら、その麻紙の上にパネルを逆さにして置きます。
これが意外と大変。
のりしろ分が均一になるようにパネルを置かなければいけない。
20号だと大きくて全体を見渡せないので、微妙に斜めになってしまい、
やり直すこと数回。
見かねた先生が救助の手を。

パネルを表にしてその上に塗れた麻紙をゆっくりと置いていって……。
(50号くらいまでだったら、麻紙をのせる方法で張るそうです)
さすが先生、見事にのせてくださいました。

20号でこの調子だと50号なんてとてもじゃないけど自力で張れないと思います(涙)。

さて無事麻紙がパネルに乗ったところで、空気を押し出すようにして
縦または横方向に手で撫でていきます。
パネルの角に合わせて折り目をつけます。

それから次は糊しろ部分の処理。
さっさと作業しないと麻紙が乾いてくるので躊躇している暇もないです。
パネル側面に糊をつけ糊しろを張ります。
もう一気にやります。
順番は上下左右って感じでしょうか。

でこちらが完成パネル。

ここでようやくほっと一息。
う~ん、綺麗に出来た~。
麻紙代¥2100+パネル代¥1300=¥3400
(あっ、パネル代、先生に払ってない~)←先生に頼むと安く仕入れてくださいます。
ちなみにネットで完成品頼むと1万以上します。

でこれは下絵を拡大コピーし張り合わせ、20号サイズにしたもの。

もうちょっと精密に描き直してから、麻紙に写す予定です。


苗名滝 下図

2009年06月23日 | 日本画・絵
えっと、日本画ブログ友だちのM氏とE女史とお話しているうちに、
「同じもの描いても三人ともぜんぜん違うものになりそうだね」という話しになり
「じゃあ、おもしろそうだから三人で同じモチーフを描いてみましょう」ということ。
(コメントでやりとりしてたんだけど、もうほとんどチャット状態。だれも入り込めません(笑))

M氏は美少女画が得意な方で、E女史とわたしはどちらかというと花。
どうせならと、三人ともあまり描いたことがない風景画に挑戦することになりました。

M氏に写真を提供してもらい「苗名滝」を描くことに。
新潟県の妙高高原町にある滝で「日本の滝100選」に選ばれているそうです。

とりあえず鉛筆で。下図ですからテキトーです。


こちらはパステルで着色したもの。


テキトーです。いいんです、下図ですから。
風景って苦手ですね~。
絶対精確には描けない。
ろ、老眼が~~。←いや、性格の問題でしょ。

たぶん大ざっぱな絵になると思います。

ちょうど家に8号の麻紙ボードがあったのでそれに描こうと思います。

妄想BUMP「K」

2009年06月19日 | BUMP

                                BGM 「K」


「K」は、アルバム「THE LIVING DEAD」の中の一曲です。

絵描きになることを夢見て都会に出てきた青年のお話←いえ、歌ですけどね。

恋人を田舎に残して夢を追う青年。

孤独と貧しさの中、青年は夢半ばにして力尽きる。

飼っていた黒猫に恋人への手紙を託して。

青年の故郷を目指し、走り続ける黒猫。

青年の手紙を恋人に届け、黒猫は青年の後を追うように息を引き取る。

そういうお話です。←いえ、歌ですけどね。


 
ふじくんはたまにこういう物語風な歌を作るんですよね。

その中でも「K」は一番好きな歌。

「K」の意味は歌の最後にわかるのだけれど、ちょっと泣けました。



わたしの脳内では、もちろん当然、故郷に置いて来た恋人は男でございますよ~!

うん、いい歌だな~、ふふふ~。

「不機嫌な天使」下図

2009年06月15日 | 日本画・絵
次に描く絵です。
タイトルは今のところ「不機嫌な天使」で。
実際の娘は天使というより小悪魔ですがね~。

背景簡単にして、顔の表情変えました。
先生に「幼く見えない」という指摘を受けて。



子供の顔って鼻の下から顎までの距離が大人より短いのだそうです。
まだ顎が発達していないので。
そこ修正し、顔の幅を広くし。

あと上から見下ろしている感じの構図にしては、
耳から目のラインの位置が違うというここで、それも直しました。

で、これは下図です。



こうやってみると顔が歪んでますね~。
縮小コピーして色塗ったんだけどな……。
また修正します。

頂き物 2

2009年06月12日 | 日常
この間の日本画教室で、I婦人から頂いた紫陽花。





元農家というI婦人のお宅は、広~い敷地内にある古~い日本家屋で。
広い玄関、そしてそれに続く板の間(ホールと呼ぶには大袈裟)は
うちのリビングより広いかもです。
壁は漆喰。
漆喰の職人が少なくなってきたので塗り替えるのが大変、と嘆いておられました。

庭には四季折々いろいろな花が咲き乱れ……。
たまにそれらを持ってきてくださいます。

それにしても、いろいろな紫陽花があるものですね~。

頂き物 1

2009年06月11日 | 日常


腐ブロ友yoriさんからの頂き物。
というか、”コミック処分します”のyoriさんの記事を読んで思わず「待った~!」と声をかけ、
無理矢理送っていただいたBL本でございます。
こんなにいっぱい~~!
ありがとうございます!
さっそく読ませていただいてます!
日の出ハイムさん以外知らない漫画家さんばかりです。
いろいろな漫画家さんがいるのですね~。

本が届いたその日、娘が「この絵なら許せる」←生意気
とかいってこの中から一冊選んでさっそく読んでいました。
感想を聞いたところ「う~ん、展開が早すぎだね」←クゾ生意気

でもよく考えてみたら、BL本って思いっきり18禁じゃ?
中確かめたら、案の定、ばっちり全裸の絡み合いが……(汗)

BL本を親の前で堂々と読む娘も娘なら、感想を聞く親も親……。

余談ですが、この間中間テストがありまして←娘ですよ
順位表がきました。

家ではいっさい勉強しない娘。
もちろんテスト勉強などしません!

で結果……、クラスのちょうどど真ん中……。
勉強せずに真ん中とれる娘をホメていいのでしょうか……。



ベランダにて

2009年06月07日 | 日常
ベランダの山梔子の花が咲き始めました。
この花の香り、嫌いな人が多いですが、わたしは好きです。
まったりとしていて。






おまけのかまきり。



どうやら迷い込んだ模様。
一匹で、おまけにこれだけプチサイズだと、かわい~~です。
しかし、このベランダでどうやって生きていくのか心配です。


柴田よしき「私立探偵・麻生龍太郎」

2009年06月06日 | 日本画・絵
       
柴田よしき「私立探偵・麻生龍太郎」

わたしにとってのバイブル「聖なる黒夜」の後日談。
といえば、簡単そうなんだけど、
山内練という一人の人間の運命を決定するに至る重要な位置にある話しだと思う。
思うんですよ、麻生龍太郎!聞こえたか!?←すっかり呼び捨て!
練ちゃんをこちら側に繋ぎ止める最後のチャンスなんだよ、アホ龍太郎!
わかっているのに、なんで何にもしないんだ、バカ龍太郎!
一緒に落ちるとこまで落ちてみろ!
君は、なんだかんだ言って、結局自分の手を汚さないんだよね。
綺麗な手のままで練ちゃんを救えると思うな、ヘタレ龍太郎!

だいたい練ちゃんの人生狂わせたのは君でしょ。
あの過去の違法な取調べの最中、練に欲情して、抱きしめてキスしたのを
忘れたなんて言わせないからね、このセクハラ刑事!
(ああ、だめだ。龍太郎に対する不満が止まらない~)

君はね、どんなことをしても練の手を離すべきだはなかったと思う。
自分のせいで歪んでしまった練の人生を取り戻したいと本気で願うなら。

君はここでも過ちを犯したんだよ。
しかも今回は最悪。
わかっていてやったんだから。いや、やらなかったのか?

これから先の君と練ちゃんの人生なんか思案してもんもんとしたってどうしようもないでしょ。
今、置かれている状況から、練ちゃんを救うことだけを考えるべきだよ。
のんびり人助けなんかしてないでさぁ~。

はあはあはあ←息切れ

えっと、すっごい脱線しましたけど本の感想ですね。
おもしろい推理小説デスよ。←それだけ?
これは、「どこでも読書」という携帯サイトさんで連載していたお話を単行本にしたわけで、
すでにわしたは読んでおりました。(一ヶ月だけ契約して)
その時はこんな一冊の本になるくらいの量だとは思ってなかったんだけど。
麻生が探偵業をはじめたころのショートストーリー集です。
最後のお話は込み入り過ぎて読むのが苦痛だったけど、
全体的には、さりげない日常におけるちょっとしたミステリーって感じで面白く読めました。

山内練はほんの少ししか出てきません。
出てきませんが、麻生との短すぎる蜜月、そして最後のあっけない別れ、
それらは練ちゃんファンのわたしにとって、あまりにも辛いシーンなのですよ。
だから感想はそこに集中してしまうわけで……。
この後、練が暴力団幹部として、どれだけ極悪非道の鬼畜となるか知っているので、
余計に麻生にはふんばって欲しかった。
足掻いて欲しかった。

まあ、ここでふんばったら、この後のお話が変わってしまうからね~。
仕方ないんだけどね~。