筆の足跡

日々の出来事と趣味のお絵描きの記録です。

「ご機嫌な天使」途中経過

2010年02月22日 | 日本画・絵


先週からずっと風邪をひいていまして、最悪な状態が続いておりました。

そうなると自分のブログ更新どころか、お友だちのところにも寄る気になれず、

当然コメも書けずにご無沙汰しております。

ようやく復活してきましたので、ボチボチやっていきたいと思います。

とにかくセキが止まらず死にそうでした。(腹筋痛っ)

咳止めのクスリを4時間おきにちょっと多めに飲み続け、頭がぼ~っ。

(いいのか?だってセキが止まらないんだもん!)

声は枯れて出ないのに、仕事先が難聴の方で、耳元で大声だして、くら~っ。

スーパーで買い物すれば、買ったものカートにかけたまま忘れてきて……涙。

(問い合わせたけど、戻ってこなかった~)

そんな感じのつら~い1週間でしたので、絵もたいして進んでおりません。

背景に和紙を貼って、着物の模様に色をつけ、そんなところです。

顔は気に入らないので、1回白くつぶして描き直したいと思ってます。

どうやったら「幼さ」が表現できるかのかな~。

まだまだ、先が見えませんわぁ~。

サカナクションの知名度

2010年02月13日 | 日常


今週の生け花(木いちご、チューリップ、カーネーション、菜の花) 娘作



今日は寒いです。

雨のような雪のようなものが舞っております。




サカナクションの「アルクアラウンド」を求めてCDショップに行きました。

cochi「すみません、サカナクションはどの辺にありますか」

  自力で探すつもりは毛頭無しです、おばさんは。

店員A「……さかな……く……、すみません、もう一度……」

cochi「サカナクションの「アルクアラウンド」……」

  わたし何か間違ってる?←ちょっとおばさん弱気

店員A「……それは何の名前ですか?」
  
  ……な、何の名前ときたか!!新種のマニュアルか!?

cochi「バンドの名前です」

店員A「……バンド……、ですか?」

  うん、さかなの名前じゃないと思うよ……(汗)

見かねた店員Bがすかさずフォローに来てくれました。

サカナクションのCDはただいま品切れで入荷待ちの状態だそうです。
 
来月には「アルクアラウンド」が入ったアルバムが出るという情報も教えてもらい帰ってきました。

来月アルバム買お~っと。

しかしオリコンのベスト10に2週続けて入ったのに、

CDショップの店員さんに名前も覚えてもらってないとは……、

まだまだだね、サカナクション!!

高村薫「カワイイ、アナタ」

2010年02月11日 | 本・漫画・音楽


八人のミューズがささやく八つの物語。とてつもなく甘美で、けっこう怖い…絶品短篇小説館。

江國香織、小川洋子、川上弘美、桐野夏生、小池真理子、高樹のぶ子、高村薫、林真理子、
という豪華女性作家さん八人のアンソロジーです。
特に面白かったのは小川洋子の「巨人の接待」ですね。
小川さんのお話を読むのは初めてですが、とても心地よいお話でした。

で「カワイイ、アナタ」高村薫、でございますが……。
「なんだ~、このタイトルは」でございましょ?
信じられないですよね、「カワイイ、アナタ」ですよ?
昨年あの難解な「太陽を曵く馬」を発表し、先日は朝日新聞で「小澤幹事長の不起訴」について写真入りでコメントを載せ、すっかり硬派なイメージの高村薫が「カワイイ、アナタ」ときたか~。

で、冒頭読めばわかりますが、このお話は「小生」から「貴兄」に送った手紙でございます。
カンの鋭い高村ファンならおわかりですね、
「小生」とはあの合田雄一郎であり、「貴兄」とはもちろん彼の想い人(えっ違う?)加納祐介でありましょう。

手紙の内容は、「小生」がまだ若かった頃に、先輩警察官から聞いた話し……なのです。
ここで、問題なのは、合田がなぜ『多忙すぎて人間をやめているだろう』義兄にそんな手紙を送る必要があったのか、ということなのではないでしょうか?
本人も認めてますが「あまり笑えない夜話」なのです。

ということでわたくし必死に考えました。
結論!!
つまりですね、わたくしの考えるところとしては、
これは先輩の話しなどではなく、合田自身の話、なのではないか?ということでございますのよ。

以下ネタバレ&妄想ですので、ご注意!

突然何の相談もなく大阪に行ってしまった義兄を想い、もんもんとした日々を送っていた合田の目の前を、少年が横切り(ついでに財布を落す)足早に人ごみを駆け抜けていくのであります。
その少年が義兄によく似ていたことに驚き、合田はその少年を追いかけたのでございます。

もちろん見失うのでございますが(刑事のくせに)、以来、その少年のことを思い出しては戸惑う合田。
そして仕事の帰り、フッラッと視線をやった靴屋のショーウィンドーに、
少年に似合いそうな靴を見つけ、買ってしまうのです。
押し入れの中に押し込んだその靴を、出しては入れ、出しては入れ、
二度と会うこともないだろうその少年を想い、と同時に遥か遠くに赴任した義兄を思い出し……。
そんな煮え切らない日々を過ごすうちに、とうとう堪え切れなくなり、
意を決して義兄に手紙を送った、というわけです。

つまりあの手紙の意味するところは、「おまえに似合いそうな靴を買ったのでいらないか?」
ということでございます。 (おいおい……)
返事次第では、靴を口実に義兄に会いに行ってもよし、義兄が仕事のついでに寄ってくれたら、もっとよし……。

きっと聡明な義兄のこと、合田の原稿用紙何十枚にもわたる夜話の真意に気付いてくれるでしょう。

ところで合田くん、最近ではメールという便利なものがあるのはご存知でしょうか?
君とわたくしはそう年も変わらないはずです。
使いこなしてはいかがなものでしょう?
こんな分厚い封筒を受け取った加納が、一瞬眉ひそめた姿が容易に想像できます。
ま、それはそれでかわいいのだけど。

ということでもっと結論!「カワイイ、アナタ」とは加納義兄のことです!!

以上「カワイイ、アナタ」を十倍楽しむ方法でした。





金柑ジャム

2010年02月09日 | 日常


今日は暖かいです!!

昨日までの寒さが冗談のように「春」してます。

コートも手袋もなしで自転車乗れました。

このまま春に突入してほしいものです。

金柑のジャム作りました。

刻んで砂糖いれてぐつぐつ煮詰めるだけですので、←種取るのが大変

作ったと威張れるほどのものじゃないんですけどね~。

しかし、cochi家では誰もジャムを食べないので、

わたくしがひとり寂しくいただくことになります。

「ご機嫌な天使」風船が~~!!

2010年02月08日 | 日本画・絵


そろそろ骨書きが消えはじめたので、花と着物の柄を胡粉で起こし、

そろそろ風船もどうにかしなくっちゃ、ってことでコチニールを塗り、塗り、塗り……。

わあ、コチニールってきれい~~!なんて調子に乗って塗っていたら、こんなド派手に~~!!

真っ赤な風船が画面の真ん中でで~ん!!

人物よりめだっているじゃん(涙)

コチニールって乾くとすごく発色するんですね~。

まさかここまで目立ってくれるとは……(涙)

恐るべしコチニール!!

悪魔の化身コチニール!!

(なんか自分のこと言っているようですが)

どうすればいんだ~!?

とりあえずさりげなく背景の色をかぶせて落ち着かせよう。

風船のテリというか光の反射は……、エアブラシでシュ……、だめ?

ああ、胃が痛くなるわ~。

それにしてもあれだけ絵具を買い込んだのに、いざ塗りはじめると、

使いたい色や番号の絵具がないことに気付きがっかり。

また仕入れないとなぁ~。

今日の生け花

2010年02月03日 | 日常


今日の娘の学校の華道の授業の(「の」続きすぎ!)成果です。

「ケシの花と何とかだことかいうやつと何かの枝」

おいおい……、名前くらい覚えようよ。

ちなみに毎回「何かの枝」なるものがついてきますが、

花は枯れてもこの「枝」は枯れないんです。

枯れてないので捨てられないんです。

花瓶に生けてありますが、ネコヤナギみたいのが咲いたり、葉っぱが出て来たり、地味に楽しんでます。

根も生えてきたので、春になったら鉢に植えてみようかと思ってます。

山中ヒコ「王子と小鳥」&「涙三滴薔薇の花びら」

2010年02月01日 | 本・漫画・音楽


「王子と小鳥」
貧乏美大生・鈴木圭一が目覚めると、そこは砂漠の国のオークション会場だった。借金のカタに奴隷として出品された彼が、強欲な第一王子の手に落ちようとしたその時、その弟であるハーリド第二王子によって買い上げられる。ハーリドの奴隷となった鈴木は日々逃亡を企てるが、王子の優しさに少しずつ惹かれはじめ…。表題作他、心の欠けた大人と、彼に買われた少年の恋を描く「淋しさの値段」を収録。苦悩しながらも真実の愛を手に入れる恋人たちのドラマチックコミックス!! 王子と鈴木の後日談描き下ろし付き 

ヒコさんのコミックを紹介するのはこれで2回目。
前回の「丸角屋の嫁取り」は設定江戸時代という純和風でしたが、
「王子と小鳥」はアラブ系です。

アラブといえば「拉致監禁」「奴隷市」「ハーレム」「ゴーカン」「チョーキョー」えっ、そこまでいかない?
他のアラブ系を読んだことがないので詳しくはないのですが、たぶんそんな感じのお話が多いのでは?
(リアルアラブに失礼なくらいBLアラブは偏見に満ちていますよね)

で「王子と小鳥」はある意味その期待(?)を裏切るほど優しく、切ないラブストーリーです。
こんなに切ないけどさわやかでセンシティブなアラブ系は読んだことがないというくらい!
(アラブ系、読んでないくせに断言!)
とにかくハーリド王子が好青年なんです!!
もの静かで、寡黙で、ストイックで、思慮深くて、思いやりがあって、頭が良くて、ついでに黒髪で、これでもかってくらい理想の王子さまです。←わたしにとって
でもちょっとズレてます、あのスズキを「ヤマトナデシコ」だと思っているところあたり。
(それとも「大和撫子」の解釈が根本的に違うのか?)
そんなところも、こんなところも、全部かわい~です!!ツボです!!
久しぶりに胸きゅんのお話でした。

「涙三薔薇の花びら」は「王子と小鳥」の後日談です。
王子が日本に帰したスズキに会いに行くまでの経過を、侍従ハッサンの目を通して描かれています。
こちらも胸きゅん!です。
分ごと、秒ごとに、2人の再会に近づく描写に涙ウルウル……。
すっごく淡々と描かれているんですけどね、それが余計にきゅんときます。
あまりの感動に抱きしめて寝ようかと思ったくらい。
この「涙三滴」のラストが「王子と小鳥」のラストのコマに続く……のかな?
(でも王子、着ているものが違うし)

冬コミで発売されたものをオークションで落しました。
今月、委託販売が再開されるみたいなんですけど、待ち切れず買っちゃいました。
アホだなあ~と思ってます。



ちなみにこちらが「王子と小鳥」のコミック表紙です。
なんでしょ、このBLコミックとは思えないセンスの良い表紙!!
ああ、ヒコさん、好きだわぁ~。