「民藝」とは民衆的工藝の意で、職人の手仕事から生まれた郷土色あふれる素朴な日用品のことを指します。
川上澄生(1895-1972)は、昭和初期に栃木県知事を勤めた半井清を中心とした民藝グループとともに烏山(和紙)や益子(陶芸)へ赴くなど、早くから民藝に興味を示す一方、同じ手仕事である農民美術にも関心を寄せていました。 それは川上の版画制作の姿勢にも表れ、人々へ喜びを与えることを楽しみとし、親友や教え子たちへ気軽に版画を贈り、作品に署名やエディションをほとんど残しませんでした。それは無欲な心から生まれる民藝の心に通ずるものです。
本展は、川上作品を「民藝」の視点からスポットをあてると共に、民藝運動に関わった仲間のなかで特に年齢が近く、交流の深かった濱田庄司(陶芸)、芹沢介(染色)、塚田泰三郎(和時計研究)、棟方志功(板画)の作品を同時にご紹介いたします。
会期:6月5日(金)~8月30日(日)
開館時間:午前9時~午後5時(入館は4時30分まで)
休館日:月曜日(7月20日は開館)
入館料:一般300円、高校・大学生200円、小中学生100円
問い合わせ:鹿沼市立川上澄生美術館 ☎ 0289-62-8272
川上澄生(1895-1972)は、昭和初期に栃木県知事を勤めた半井清を中心とした民藝グループとともに烏山(和紙)や益子(陶芸)へ赴くなど、早くから民藝に興味を示す一方、同じ手仕事である農民美術にも関心を寄せていました。 それは川上の版画制作の姿勢にも表れ、人々へ喜びを与えることを楽しみとし、親友や教え子たちへ気軽に版画を贈り、作品に署名やエディションをほとんど残しませんでした。それは無欲な心から生まれる民藝の心に通ずるものです。
本展は、川上作品を「民藝」の視点からスポットをあてると共に、民藝運動に関わった仲間のなかで特に年齢が近く、交流の深かった濱田庄司(陶芸)、芹沢介(染色)、塚田泰三郎(和時計研究)、棟方志功(板画)の作品を同時にご紹介いたします。
会期:6月5日(金)~8月30日(日)
開館時間:午前9時~午後5時(入館は4時30分まで)
休館日:月曜日(7月20日は開館)
入館料:一般300円、高校・大学生200円、小中学生100円
問い合わせ:鹿沼市立川上澄生美術館 ☎ 0289-62-8272