1月6日(日曜日)板荷の板荷畑(板荷4区)の厳島神社で、新年祭と弓取りが行われました。
厳島神社は、神社の再建に際して作られた棟札が現存し、3枚が市指定文化財となっています。
うち文明6年銘(1474年)の棟札は市内で最も古い年号を有するなど、
板荷畑の鎮守として、昔から地域の氏子たちの信仰を集め大切に守られています。
厳島神社の新年祭は、当番が赤飯、供え餅、甘酒を作り神に奉納した後、
参拝した氏子たちに赤飯と甘酒が振舞われました。
この日は冷え込んだ朝でしたので、温かい甘酒は参拝者の体を癒していました。
昔は、華やかなお囃子が神社の森から流れ祭り気分を感じたそうですが、
今は祭りの始まりを告げる太鼓の音が鳴り響くのみとなっています。
地域の大切な行事として受け継がれています。
当日祭りのハイライトは、なんと言っても弓取りです。
この弓取りは、約1メートルの大きさに竹で編んだ、かご目、めかい目の的に紙を張り、
かご目は上下左右、めかい目は東西南北と表に書きます。
的の中心の裏側に「鬼」と書いた紙を貼ります。
この的を境内にある木にしめ縄で吊り下げ、当番地区の子ども2人が、的を弓で射抜きます。
的の裏側には逆さまに書かれた「鬼」の字を射抜くと悪霊を退散させることができるといわれています。
弓取りを行う子どもは、以前は男の子だけでしたが、現在は女の子も行います。
今年の弓取りは中学2年生と小学6年の女の子が行いました。
いざ的を射る段になると、なかなかうまく矢が放てません。
今の子どもたちは、弓矢を作って遊ぶことなどないため、弓矢の使い方から教えました。
練習の甲斐あって、矢は放てるようになりましたが、
なかなか鬼の的には当たらず、最後は手に矢を持って「鬼」を射抜き、地域から鬼を退散させることができました。
この的は、弓取りを行った子どもの家の天井裏などに上げられ、家の魔よけにもなるそうです。
この祭りは、近隣の日光市小倉の三所神社でも行われているそうです。
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カメハメハ小王さん、これからもよろシクラ麺。。