2日(土)、朝日新聞夕刊の一面写真から転載させて頂いた。
富山市がこの4月、廃線のJR富山港線の軌道を利用して、新たに導入したLRT(ライト・レール・トランジット)新交通システムについて、記事は紹介している。実は、数年前富山市近郊に単身赴任していた私は、とても懐かしく読んだ。
聞けば、「本牧にもLRTを走らせよう」という計画があるそうな。
かって、横浜市内に市電が縦横に走り回り、往復切符で25円だった頃をよく覚えている私には、なんかウキウキする話である。ただLRTは本質的に中規模程度の都市交通手段ではないかと思うのだが・・
ところで、鉄道ファンの私が気になることがもう一つある。それはゲージ(軌間)である。たしか横浜市電は1372mmであった。富山のLRTはJRを活用しているから当然1067mmだ。本来のLRTはもっと広いゲージが必要ではと思う(もっとも、あのLRT区間で急なカーブは一箇所しかない)。ちょっと日本のゲージを分類してみた。
1435mm・・・・新幹線・京急・京成・北総開発・都営1号線・丸の内線・銀座線・横浜市営地下鉄・箱根登山鉄道等
1372mm・・・・京王本線・都営10号線・都電荒川線等
1067mm・・・・JR・東武・西武・東急・小田急・京王井の頭線・相鉄・上記以外の都営地下鉄・東京メトロ・上毛電鉄・上信電鉄・秩父鉄道・流山電鉄・銚子電鉄・江ノ電・伊豆箱根鉄道・つくばEX等
762mm・・・・黒部峡谷鉄道・三岐鉄道北勢線
この中で、762mmは軽便鉄道の流れをくむ。北勢線は近鉄から委譲されたもので結構頑張っている路線と聞いている。一度乗って見たいものだ。
世界的には、スペイン国鉄軌道の1668mmとフランス国鉄軌道の1435mmとを国境駅で変換する軌間変換列車タルゴが運行している。変換するところを見たいと思っている。
(やまざくら)