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クリエイト速読スクールブログ
自分が書いた文章についてなんとなく感じていた違和感の正体
第70期文演(18/7/21~9/29)アンケートからです。
きょうは、文演初の中2生Rさんです。
2018-09-02「母と決めた、50回までにロジカルDタイプにいく、という目標を達成できた」のRさんです。
Rさんの文演アンケート
Q.1 当講座をどんな目的で受講しましたか?
A.1 文演を受講した一番の目的は、高校受験の小論文にうまく対応できるようになりたいと思ったからです。文章を書くスキルは受験の小論文だけでなく、将来どんな仕事に就いたとしても必要になります。きちんとした文章を書けるということは、どんな場合でも大きな強みになると考えました。また、私は文章を書くのが苦手です。学校の授業で作文を書くときも、書きたいことが頭に浮かんでも、それを文章として表現することができません。文演を受講して、自分が文章を苦手としている理由の一つがわかりました。以下にその理由を記します。
Q.2 「文演」を受講して文章への印象で変わったことがありますか?
A.2 私はずっと文章の上手下手はセンスの問題だと思っていました。幼い頃から、テキストを使ってみたり、塾で文章を習っても、一向に上達しなかったからです。しかし、文演で他の人が書いたたくさんの文章のなおしをしていくと、今まで自分が書いた文章についてなんとなく感じていた違和感の正体が少しずつ解明されていきました。自分の文章の悪い部分、おかしな部分をわかっていないのに、闇雲に書いていても、文章が上達するわけがないと気づくことができました。
Q.3 宿題の「要約」はどうでしたか?
A.3-1「授業前」要約の宿題は字数以内にまとめることが大変でした。大事な部分だと思い詳しく書こうとすると字数を超えてしまい、他の部分を削ろうとすると意味が伝わらなくなってしまったりと、調整が難しかったです。自分が重要なところやキーセンテンスを捉えられているか不安ですが、同時に、最終回で他の人の要約をみて、自分との考え方の違いをみつけるのが楽しみでもあります。
A.3-2「授業後」全員分の要約を読んでみて、それぞれ違うことを書いていることがわかりました。同じ文章を要約しているはずなのに、どこを重要なポイントとみるかで要約の文章が全く変わってしまいます。私は文の構成を重視した分、キーワードが4つも抜けていると松田先生から指摘を受けました。他の人が自分の言葉を使ってうまく元の文章を表現してまとめていました。私は重要と思う部分を抜き出して繋げただけだったので、要約でも自分らしい言葉の表現をすることができる技術がとても勉強になりました。松田先生の指摘の中に「唐突感がある」というのがあったので、読んでいる人が唐突に感じないように次の文章に繋げられるような技術を身につけていきたいと思います。
Q.4 全体的な感想をお聞かせください。
A.4 毎授業、毎授業、松田先生の解説は刺激的でした。中学2年生での文演参加は初めてということで、自分には難しいかもしれないと心配していました。しかし、自分が気づかなかったことを周りの人が気づかせてくれたので、他の参加者と同様に多くを学ぶことができました。他の人が書いた文章をなおすという視点で見ていくと、気がつくことがたくさんありました。今までは自分がどのように書こうか考えるだけで手いっぱいだったのが、自分以外の人の文章の書き方にも関心が抱けるようになりました。このアンケートもその視点で書いてはいるのですが、文演で習ったことをきちん実行できているのかどうか不安です。時間がかかるかもしれませんが、これからは自分が書いた文章を一度客観的にみて、文演で他の人が言っていた意見、松田先生に教わったことを思い出しながら推敲作業をしたいと思います。
Rさんに関しては、2018-06-06「夜は寝落ちするまで読んでいます」があります。
そこには、お母さんのメールが(許可を得て)登場します。
おととい日曜日、わざわざ挨拶にきてくれました(もちろん、Rさんとの日曜ランチが主でしたが)。こちらは、あいにく昼ごはんで外出していました。残念。
スタッフは「Rさんのお母さんが、教材ばかりでなく配布されたプリントまで読み込んでいるのが伝わってきましたよ~。松田さんにならたくさん話したいことあった感じでしたぁ」と話していました。奥さんご主人、あるいはお母さんお父さんまでは資料閲覧可としていますので、むしろ嬉しかったです。
このブログのヘビーリーダーでもあるRさんが、これからどのように成長していくのか、愉しみがまたひとつ増えました。そして、中2でも文演受講可能とわかりました。あくまで本人次第ですが。
アンケートもしっかり提出できましたし
お医者さんは解剖が苦手そうだから、AI関係の仕事か建築関係の仕事がRさんの視野に入っているとのこと。どちらもクリエイティブな頭脳が必要そうです。
なお、要約の宿題で「キーワードが4つも抜けている」とありますが、大規模建築のような全体構造でしたから減点は最小になります。アラとして目立たないものになっています。キーワード抜けなどよりも、「唐突感……」と指摘したことにアンケートで反応したことが、さすがだなと思いました。
「将来どんな仕事に就いたとしても必要にな」るもののひとつとして、「文章を書くスキル」があります。
文章表現スキルと同様に、いまのうち(高校生になったら)、Rさんに興味・関心をもってほしいものがあります。
それは、こちらです。
「自分の考えを筋道立てて、人前で堂々と主張できるようになる」
海を越えての職場・舞台も視野にはいってくるでしょうから、トレーニングしておいたほうがいいかと思います。 真
※クリエイト速読スクールHP
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