教室のこと・速読のこと・受講生のスコア・SEG講習生のスコア等々について書いています。
クリエイト速読スクールブログ
しかし、現実はすごかった
先週金曜日に終了した、SEG「速読による能力訓練」E2タームアンケートからです。
E2ターム(クラス)からは11人目になります。
E2タームは、不思議なクラスでした。
3日目あたりから休憩時間中に、学校も学年も違う(初対面の)生徒たちが、あちこち隣同士で息抜きにペチャクチャ話しあっていました。
きょうは、その31人のなかで読書速度を2007-08-11火星からでも金星からでものAさんと競い合った、Bさんのアンケートコメントです。
ただ、大人の方たちはこの人たちと比べない方がいいような気がします。
野球でいえば、AさんやBさんは高校野球時代の松坂大輔や田中将大のような素質とセンスを持っている子たちですから。ちょっと大げさかもしれませんが、少なくともいま「甲子園」で活躍している子たちほどの、いわば読書のエリートたちです。
まず初めにBさんの好きな作家、ジャンルは、
泉鏡花、堀辰雄、谷崎潤一郎、三島由紀夫、岡本かの子、吉屋信子、金井美恵子、京極夏彦、森博嗣、有栖川有栖、 三浦しをん、谷川流……ミステリィ、ファンタジィ、ジャンルにはこだわりません! ライトノベルも大好きです。
と記入しています。
授業後、教卓前で話してくれたときは、「三島由紀夫と森鴎外(にありません)が好きで全部読んでいます」とも。記録カードには「今日の本は高村薫ファン(にありません)なので楽しかった」とも。別に高村薫の作品を読んでもらったわけではありませんでしたが。
(前振りが長くてすみません)
元々、私は本を読むのが好きだった。月50冊、一晩に文庫9冊、人にも速読家といわれていた。一体私はどのくらい読めているのだろうか? これ以上伸ばせるのだろうか? それが知りたかった。やってみると、目の動きの訓練から、手を動かすものから、これは本を読むのに直結するのだろうか? とも思った。しかし、現実はすごかった。最終日には、文庫が20分で2冊読めるようになっていた。びっくりした。はじめは1冊1時間くらいかかっていたのだ。これからもどんどん読んでいきたい。本を読むのをやめたら、人生の半分は損をする。絶対、確実にこの講座を受ければ本を読むのが速くなる。それに集中力がつく。今まで電車の中で本を読むと気持ち悪くなることが多かったのだが、それがすっぱりと消えた。本を読まない人は勿論、本を読む人もこの講座を受けるべき ―学習院女子高2女子―
コメントは、最初の4行が全てです。
高2までに、好きな文庫本を一晩で9冊読んだという体験をしている子がどれほどいるでしょうか。
最近、勉強や部活で本を読むことから離れている子たちを、本好きに改宗(?)させるのは、この仕事の醍醐味です。
しかし、SEGに通うような子たちのなかで、AさんやBさんのような読書家を自任する鼻っ柱の強い子にも、この講習に目を向けてほしいものです
人よりできる、と自惚れるのではなく、自分はまだまだ足りないかも……、と気づくきっかけが見つかるかもしれません。 真
来週月曜17時15分からスタートする
G3タームのみ2名空席あるそうです。
中3~高2生でもかまいませんが、
このブログを見ている奇特な高3生いましたら、
ぜひどうぞ
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ところで「読書家を自任する」子たちを、
「鼻っ柱の強い子」
と言い切ってしまい、しかも最後の三行。
できる人も絶対甘やかしませんね
BTRメソッドそのものですね