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2006年からアドバイザー兼審査員として参加

 クリエイト卒業生である瀧本哲史さんから、「西日本新聞に掲載されました」とメールがありました。

 ということは、「掲載」してもいいんだろうなー、と勝手に解釈してコピーします。

競い合い 深める理解 
 日中韓の大学生 北京でビジネスコンテスト

              
2010年8月30日 14:59  


■3人1組で徹底議論「価値観の違い克服」

 

 大学生のための国際ビジネスコンテスト「OVAL」の第8回大会が今月中旬、北京で開催された。日本と中国、韓国で30人ずつ選抜された計90人が参加。各国からの3人でチームを構成し、計30チームが市内で約1週間、合宿しながら事業計画を練り上げた。英語を共通言語とし、日中韓の異なる文化、習慣を背景に、ときには激しい対立も。しかし、事業計画作成という目標に向かって相互理解を深める姿は、若者世代の3カ国連携の意義深さを感じさせた。(北京・椛島滋)

 「OVAL」は、日中韓3カ国の大学生が、新規事業計画を作成するための議論を通じ、価値観の違いを乗り越え、国際的な視野を広めるためのアジア最大級のビジネスコンテストだ。中国からは、10倍以上の競争率を勝ち残った優秀な大学生が参加。約100人の事務局も大半が大学生で、企業の協賛金などで運営されている。

 今年のテーマは、インターネット事業。各チームは、ユニークで採算性のある国際ビジネス事業計画を作成するため、パソコンで事業の市場規模や収益性を分析。北京市民への街頭調査や、企業への調査も行い、日本と中国の専門家によるアドバイスも受けた。

 九州からただ1人参加した大分県別府市の立命館アジア太平洋大学(APU)国際経営学部3年、林智慧さん(21)のチームは、家系図作成など家族のきずなを深めるサービス事業を提案。「市場分析が甘かった」(林さん)ために惜しくも最終日の決勝戦には残れなかったが、「APUとはひと味違う日中韓の国際交流ができた」と、来年も参加するつもりだ。

 ただ、30チームもあれば、1週間の作業の中でトラブルも起きる。事務局スタッフは「メンバーの意見が対立し、作業がストップする場面もあった」と明かした。

 2006年からアドバイザー兼審査員として参加している京都大学産官学連携センターの瀧本哲史客員准教授は「中国や韓国の学生は自己主張が強く、日本は押され気味」と分析。「08年の世界的な金融危機までは、一獲千金型のプランが多かったが、昨年から社会貢献的なプランが増えた」と、各国学生の意識の変化も見て取れるという。

 17日の決勝戦に勝ち残ったのは、旅先で珍しい土産を紹介するサイトや、近所付き合いを活性化させるサイトなどの五つの事業計画案。優勝は、貧困層を救うための衣料品販売をアジアで広める事業だった。優勝メンバーで早稲田大学政治経済学部1年の串岡理紗さん(19)は韓国と中国の2人と夜中まで粘り強く議論し、意見の対立を克服できたことが勝因」と話した。

 大会は、中国、韓国の大学生と英語で突っ込んだ議論を交わすため、語学力のほか社交性も不可欠だ。多くの日本の学生は「得難い経験ができ、視野が広がった」と話した。来年のソウル大会では、九州の大学からもさらに多くの参加が期待されている。
                    =2010/08/30付 西日本新聞朝刊

  
 素朴な疑問ですが、「OVAL」を取材した東京の新聞社やTV局はなかったのでしょうか?「検索」では見つけられませんでした。


  以下は、瀧本さんの、最近のtwitterです。

 コンピュータ、ITの普及で中途半端な情報処理能力は余剰になった。だから、ハイエンドの知力を要するほんのわずかな仕事を除いては、人間にしか出来ないコミュニケーション能力だけが評価の対象になった。中途半端な「学力」の新卒学生が就職で評価されないのも同じ

       

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