第56期文演(11/10/1~12/10)アンケートです。
きょうは、地方公務員Gさんと食品関連会社社員Tさんです。
Gさん・Tさんの文演アンケート
Q.1 当講座をどんな目的で受講しましたか?
Gさん ・きっかけは、松田さんから誘われたからである。まだまだ文演を受講するレベルではないと考えていたので、当初は曖昧な返事をしていた。だが、誘われたのも何かの縁だと考え、今受講しないときっと後悔すると感じ受講した。また、常々感じていたのが、良い文章、悪い文章とはどういうものなのかということである。頭の中では漠然と感覚的には分かる。それでは具体的にどこが良いのか、悪いのか、といった説明ができず、この文演を受講すれば少しでも分かるきっかけが掴めたらという期待があった。加えて職場で管理職試験があり、論文も試験科目にあるので、文章の基本的な所が学べればと考えた。まず喫緊の課題としては、来年より係長としてこれから部下を持つことになるので、部下の書いた文章を的確に指摘できる考え方や表現方法というものが欲しいと思っている。
Tさん ・今年の1月に本を出版することができ、自分としては会心のできだった。しかし、ほとんど売れず、「どうしたら売れるのだろう」ということがテーマだった。正直に書くと、文演はあまり役に立ちそうもないと思っていた。しかし、締め切り間際になって、なぜだかわからないが、突然受けたくなった。
Q.2「文演」を受講して文章への印象で変わったことがありますか?
Gさん ・文章を書く時は、しっかり自分の考えが伝わるように、それこそ考えて書かなければならないと強く感じた。自分は何を伝えたいのか、しっかり構想を描いて、それを読み手がストレスなく読めるようにしなければと考えるようになった。文章を書くというのは、とてもパワーの要る作業だなと感じた。また、小説を多く読むようになった。それも、有名な賞を取った作品を読むように心がけている。良いと言われている文章を多く読むことで、少しでもその文章が持っている感覚がつかめたらと思っている。
Tさん ・こんなに深く読むのか、と感心した。自分も、今まで、「うまい文章だな」とか、「うまくない文章だな」等と思っていたが、読んだ印象だけで判断していた。「どこがどういう風にうまくないのか」は説明できなかった。文章のうまい、うまくないを、ある程度説明できるようになった。今までは、作家の書いた文章はおもしろくないと思っていた。
Q.3 宿題の「要約」はどうでしたか?
Gさん 「授業前」・大変苦労した。要約の時に注意したのが、筆者の言いたいことは何だろう、という基本的なことを常に考えて行った。まだまだ未熟だが、筆者の思想を理解するように心がけた。
Tさん 「授業前」・自分では、「かなりうまい」と思っていた。
Gさん 「授業後」・大変ショックを受けた。自分の行った要約は、色々考えたりはしたが、結局ただ何となくやったレベルなのだな、と感じた。
Tさん 「授業後」・指摘を受けて、「なるほど、そうだな」と思った。文章自体は下手ではないが、著者が伝えようとしたことが書かれておらず、要約として落第点だ。
Q.4 全体的な感想をお聞かせください。
Gさん ・この文演を受講して、文章を見る方法をインプットできたと思う。今後は様々な文章にあたってそれを要約したり、または自分で文章を書いてみたりと、いかにアウトプットできるかにかかってくると思う。知識の集積だけではダメで、それをどう活かせるかがポイントになると考える。そういうことを考えさせてくれた文演に感謝したい。特に、今回の要約の宿題でもあったテキストはとても勉強になった(書籍はアマゾンで購入済み)。
Tさん ・プロは文章をここまで読んでいるのか、と怖くなった。文章を書くということが、とても厳しいということがよくわかった。受講前に出版しておいてよかった。こんなことを知ったら、怖くて書けない。とはいっても、改訂版を出すチャンスに恵まれれば、学んだことを基に、よりよい文章を書けると思う。「要約」は、課題の内容がとてもよかった。とても有意義な講座でした。ありがとうございました。
Gさんは、大西さんやYさんと同じ特別区Ⅰ類採用試験合格者。
Tさんは、すでに出版物を世に送り出したひと。
いわば、土台のしっかりしたひとが文章表現の基礎を勉強されると、文演は輝きを増します。
4月14日からの第57期文演はまたパワフルにできそうです(臆面もなく)。それが何よりありがたいです。
現代医療に感謝です 真
※クリエイト速読スクールHP