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思い出したこと

  きのうアップした大西さんの文章のなかで「自分の実力に満足することなく、謙虚にかつ冷静に、焦らず慌てず諦めずに、自分の実力を高めてみてはというところを読み返していて、思い出したことがあります。

 大西さんは、序盤・中盤のトレーニングは最初からよくできるひとでした。

 もちろん、「よくできる」とはいっても、それは最初にしてはという条件つきですが。

 大西さんは、文章を読めばわかるとおり大胆積極的で、そして用意周到緻密です。

 そんな彼でも、苦しんだというか、壁にぶつかって手こずったトレーニングがありました。

 

 それは、終盤の倍速読書です。

 序盤・中盤がよくできるものだから序中盤よくできる」ことは重要です)倍速読書のときも、その「よくできる=よくわかる」ままに、読書スピードを上げようと突進していったわけです。

 彼は、7,000字/分の壁をなかなか突破できませんでした。

 「倍速」では、それまでの読書経験などから、ひとによってこの壁が2,000字/分、3,000字/分、5,000字/分、10,000字/分~と変わってきます。

 彼は5,000字/分まではあっさり到達できていますが、7,000字/分を越えるまでは1か月以上(正確には39日)かかっています。受講18回目で8,450字/分、理解度となっています。記録カード上の本のタイトルには、数年前ベストセラーになった小説の名前があります。

 そのときは、クワタさんが担当講師でした。

 18回中7回も彼女が大西さんを担当したのは、ある意味ラッキーだったのかもしれません。クワタさんはクリエイトで20年以上、生徒さんを見、アドヴァイスしてきています。

 ひとの良さから腰の低い物言いをして、まだ慣れていない生徒さんにはアレッ このひと大丈夫 と心配される雰囲気もあるのですが、実はこちらも負けるほど海千山千のひとです

 なにせ、小学校に入る前から多くの書に親しみ、また地元で評判になるほどの高IQをたたき出したひとです(数字、むかし聞いて知っているのですが、個人ジョーホー公開しないでくださいと差し止められました。なぜクワタさん本人が知っているかというと親が教師だったためです。こんなことよくあります。こちらも同様で、教えてもらったというか親に宣告されたことがあります。「お前のアタマは人並みだから努力しなさい」と)

 とくに、本音を言わせたときの頭の回転の速さ・舌鋒の鋭さは瀧本さん並みです。


 大西さんは、「」についての悩みをクワタさんに相談したそうです。

 「自分の頭を信用しすぎていませんか? 倍速って言われたら素直に受け入れてやってみないと。そのために~」とクワタさんにピシャリといわれたと。

 それからの大西さんの読書速度で、7,000字/分以下は1回もあらわれてきていませんので、相当な記憶に残るひと言ふた言み言だったのかもしれません。

    みんなそのひとなりの躓き方をしながら、ひとは成長していきます。

 繰り返し繰り返しトレーニングしていく、とは、スコアのアップとともに自分の固定観念を破壊するためにもあるのではないでしょうか。

 
がんばれ、がんばれ   


   


                   

           ※クリエイト速読スクールHP          

 

コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
女史。 (古い生徒3。)
2009-12-03 01:15:29
 あ、どうも。こんばんは。桑田さん、すごい方
なんですね~!尊敬です!

 次回教室でお会いしたら、深々と頭を下げるように
します。
 
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