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なおしのお薦め本(76)『ボディ・ナビゲーション ~触ってわかる身体解剖~』

 クリエイト速読スクール文演第1期生の小川なおしさんから、お薦め本が届いています。

 

ボディ・ナビゲーション ~触ってわかる身体解剖~

 Andrew Biel著  阪本桂造監訳

 

 「手を使って身体構造を探る方法」を図説している本です。

  翻訳者によると「人体構造を示した解剖書は沢山あるが、本書はセラピストを旅人に喩えている。旅人に旅行地図があれば目的地に行きやすく、今どこにいるのか、どこに向かえばよいのか理解しやすい。そこで著者はセラピストの地図として本書を著し、置かれた位置を確認する方法として骨の隆起部、陥没部、稜などを道標として示し、筋や骨格を正しく検索する道筋を付けてくれている」とのこと。

  この本の一番の売りは、イラストです。鉛筆の描線の緻密さは、ひと目であっと言わせるものです。イラストだと、皮膚を透かして筋肉や骨まで描き加えることができます。写真だけではまずわからないものです。

  ただ、絵にすることを思いついても、それだけの絵を描ける人はなかなかいないでしょう。臨場感ある描写に辿りつくまでの苦労はいかほどのものかと、絵を眺めながらしみじみ思います。ちなみに画家の名は、Robin Dornです。

 値段だけ見ると、3990円と高価に思えるかもしれません。でも、310頁に渡って毎頁二三個のイラストがある労作です。その値段以上の価値はあると思います。

  医療従事者だけでなく、人の体をブラックボックスのままにしておきたくない人に最適な本です。        なおし

 

           ■参考記事

      ※もりぞう爺さんの話(上) 

       オマケ

       ―なおしのメール―

  松田さん、こんばんは。
 おすすめ本です。
 自分の仕事のために買った本ですが、眺めるたびに「いいなあ」と思い、ちょいと紹介したくなりました。丁寧な仕事っぷりで、惚れ惚れするような絵がいっぱいの本です。この手のジャンルの本は高価なものが多いのですが、これは安いと思います。実物を見ないとわからないかもしれませんけど。
 でも、このブログに不適と思われたらボツにしてください。
  それではまた。

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