第74期文演(20/2/29~10/17)アンケートからです。
第1回は、ビジネスパーソンのTさん。
・2020-05-29「久しぶりでしたが、楽しくて、あっという間におわりました」のTさんです。
Tさんの文演アンケート
Q.1 当講座をどんな目的で受講しましたか?
A.1 仕事で多くの人の目に触れる文章を書くことが増えてきた。これまでは、読みやすいであろうと自分が感じる文章を感覚的に書いてきたが、自信がなかった。クリエイトに通い始めて文演というものがあることを知り、少しでも自信を持って文章を書けるようになれればと思って、受講を決めた。
Q.2 「文演」を受講して文章への印象で変わったことがありますか?
A.2 文章を書くというのは、怖いことだと思うようになった。これまであまり意識していなかったが、自分の考えていることや、持っている知識・技術をさらけだす行為なのだと気づいた。そんな怖いことを仕事にしている作家への尊敬が増し、ことばづかいや情報の過不足のなさなど細かいところも含めて、これまで以上に読書を楽しめるようになった。
Q.3 宿題の「要約」はどうでしたか?
A.3-1「授業前」 楽しく、苦しい宿題だった。文字数と時間の制約のなかで言い回しや語尾の表現を試行錯誤したり、切り捨てる文、集約する文を決めるという作業に没頭し、あっという間に時間が過ぎた。書いた文章を何度も声に出して読むなかで、つながりの悪さや過剰な表現に気づくことができるのはおもしろかった。日をおいて再度読むと、一度は自己ベストだと感じた文章の粗が目につき、また考える行程に入るという繰り返しも楽しめた。一方で、何度読んでも筆者の言わんとすることがつかみきれない部分が一か所あり、もやもやが残った。
A.3-2「授業後」要約とはあくまでも原文があり、その内容を簡潔に伝えるものだから、人によって使うことばが多少ちがうことはあっても創意工夫の余地はあまりないと思っていた。しかし、他の受講生の要約に触れて、認識が誤っていたことに気づいた。優れた人の要約には原文のエッセンスがもれなく含まれているだけでなく、それを読者によりわかりやすく伝えるため創意工夫がこらされている。原文で筆者が用いた表現をそのまま使う方がいいところと、要約者自身の表現に変えるところの見極めがうまい。
優れた要約に触れたあとで自分の書いたものに目を通すのは恥ずかしく、苦痛だった。お作法として身につけていなければならない点が至っていなかったのがくやしい。また、授業前にもやもやしていた、筆者が何を言おうとしているのかがよくわからなかった箇所で案の定、キーワードをもらしていた。この点はまだ腹落ちできていないので、少し時間をおいてもう一度原文を読み直したい。
Q.4 全体的な感想をお聞かせください。
A.4 授業はコロナの影響で2月から10月まで半年以上にわたったが、その間に学んだことは、すぐにメールや稟議資料など日ごろの業務で作成する文章に活かすことができている。しかし、やはり最終日の学びが私にとって一番大きく、貴重なものだった。今後は、表現のルールと自由さの両方をつかい、読み手の気持ちを考えた文章を書くようにしたい。そのためにも、もっとたくさんいい文章を読みたい。
Tさんの文章は読みやすいです
「キーワード」の漏れは1か所だけでした(最初の提出にはありました。余計なアドヴァイスをしてしまいました)。
Tさんは、5月25日からの教室再開後、1か月に14回も通っていました。
受講40回目アンケートと最新スコアを掲載しておきます。
参考になるはずです。
「Tさんの受講40回目アンケート20/6/10」
マイナス・【サッケイドシート】まだサッケイドシートの苦手感が拭えません。練習のときはいいのですが、本番でカウントするようになると途端に見えているか見えていないかよくわからなくなってしまいます。
【かなひろい】好きなトレーニングですが、最近は話の最後まで行きつけないので、苦しいです。やり方の工夫が必要な気がしています。
プラス・【倍速読書訓練】お恥ずかしい話ですが、これまで倍速読書のやり方がよくわかっておらず、なんとなくいつもより早く目を動かして読んでいただけでした。15ページ読もうとあらかじめ思っていても、内容がきちんと頭に入ってこないとページをめくれませんでした。それが、この6月にトレーニングを再開したとき、桑田さんが倍速読書の方法を教えてくださって、自分の理解度ではない基準でページをめくるということがどういうことかが初めてわかりました。驚いたのは、普段の自分ならありえないスピードでページをめくっているのに、内容が思っていたよりずっとしっかり頭に入っているということです。電車の中ではいつも本を読みますが、その日の帰り道から読むスピードと持続時間が大きく伸びて、あっという間に1冊が終わってしまうようになりました。
【全体的に】昨年の9月から速読のトレーニングを始めました。最初のころは集中してトレーニングに来ていたものの、仕事の都合でだんだん週2回くらいのペースに落ち着き、2020年の年明けからは多忙で全く来られませんでした。その後、コロナウイルスの影響で在宅勤務となり、時間のコントロールがしやすくなったので、教室が再開したタイミングからまた集中して通っています。変則的な通い方を振り返って思うのは、集中して通った方が力が伸びやすいということと、一度身につけた力はそんなに簡単には落ちないということです。6月いっぱいは今のペースで通えそうなので、ここで集中してがんばり、並行して7月以降どう日常にトレーニングを組み込むかを考えておこうと思います。
「Tさんの受講45回目の主なスコア20/6/25」たてサッケイド50 数字ランダム56・62 漢数字一行〇→3,150、二→570、七→270 たて一行ユニット76・75 スピードチェック33・36 ランダムチェック128/128(59秒)・128/128(57秒)ロジカルテストCタイプ29/30(2分55秒)・28/28(3分)イメージ記憶16/40(1分)20/40(1分)倍速読書『将棋の子』6,600字/分・理解度A 「たて一行ユニットのコツが少しわかった気がする」※スピードチェックとロジカルは、前回のスコアです。
Tさんの直近トレが6/25ですから、「あっという間に」4か月になろうとしています。
文演で教室に足を運んでいると、どうしても速読から遠ざかってしまいます。
Tさんには、ぜひまた速読に通ってほしいです。
トレーニングに集中して気分をサッパリさせるために、というのはどうでしょうか。常套句ですが 真
※クリエイト速読スクールHP