寝苦しい夜を身悶えしながら過ごした。
通りすぎて行った夢はどれも覚えてはいない。
家人が南側の窓を開けたのを合図に
開け放ったままの窓から、
時折強目の風が入ってきた。
「今日もなんとも重苦しい朝だ。
とにかく起きなきゃ・・・」
と身を起こすと
駄目ななりに今日も精一杯もがきなさい、
入ってきた風に肩を抱かれて
励まされたのか、慰められたのか。
朝のスケジュールを進めて行って
いつもの時間に家を出た。
けたたましい蝉の声の中、子供たちが公園で遊んでいた。
大人も何人か混じっていた。
絵日記の1ページを開いた気分だった。
空には今日も出来損ないのうろこ雲。
通りすぎて行った夢はどれも覚えてはいない。
家人が南側の窓を開けたのを合図に
開け放ったままの窓から、
時折強目の風が入ってきた。
「今日もなんとも重苦しい朝だ。
とにかく起きなきゃ・・・」
と身を起こすと
駄目ななりに今日も精一杯もがきなさい、
入ってきた風に肩を抱かれて
励まされたのか、慰められたのか。
朝のスケジュールを進めて行って
いつもの時間に家を出た。
けたたましい蝉の声の中、子供たちが公園で遊んでいた。
大人も何人か混じっていた。
絵日記の1ページを開いた気分だった。
空には今日も出来損ないのうろこ雲。