昨夜は飲むことにした。
洗いざらい心の中を掃除したくて飲んでいた。
特に普段は目隠ししている負の部分を重点的に、
自己嫌悪の森に彷徨うことを覚悟して、
手当たり次第に突きまくっては、
次々に吹き出してくるヘドロ状の油に火をつけて遊んだ。
ちっとも楽しくない酒だけど、
中4日明けの味わいには、格別なものがあった。
しかし、思った程には酒は進まなかった。
アルコールのお陰で寝付きは良かったけれど、
明け方5時前になって寝汗に耐えかねて目が覚めた。
ここからが始まりだった。
気力がすっかり干からび失せていた。
今日もやらなければならない事が
待っているのに行動する気力の欠片すら発見できなかった。
やってもやっても暗闇から抜け出せず、
何かを掴んだかと思って手繰り寄せればトラブルの巣で
諦めて投げ出せば奈落の底への直行便が待っている。
絶望の淵にしか道はなく、
その道上で足が震えすくんでしまった。
何度か浅い眠りに入っては目を覚ますを繰返し、
意識の中間層を見つけて身体を起こした。
そして立ち上がろうとしたら、
つかまり立つのが精一杯だった。
普段何気無く行っている所作には気力が通っていたんだと知った。
もう座ってはいけないと考えて洗面所へ歩を進めた。
そこで洗顔し、髪を整えたり、うがいしたり等して気力の回復を待った。
家族のいるリビングへ行ってみると
9時だった。
さぁ、仕切り直しだ。
洗いざらい心の中を掃除したくて飲んでいた。
特に普段は目隠ししている負の部分を重点的に、
自己嫌悪の森に彷徨うことを覚悟して、
手当たり次第に突きまくっては、
次々に吹き出してくるヘドロ状の油に火をつけて遊んだ。
ちっとも楽しくない酒だけど、
中4日明けの味わいには、格別なものがあった。
しかし、思った程には酒は進まなかった。
アルコールのお陰で寝付きは良かったけれど、
明け方5時前になって寝汗に耐えかねて目が覚めた。
ここからが始まりだった。
気力がすっかり干からび失せていた。
今日もやらなければならない事が
待っているのに行動する気力の欠片すら発見できなかった。
やってもやっても暗闇から抜け出せず、
何かを掴んだかと思って手繰り寄せればトラブルの巣で
諦めて投げ出せば奈落の底への直行便が待っている。
絶望の淵にしか道はなく、
その道上で足が震えすくんでしまった。
何度か浅い眠りに入っては目を覚ますを繰返し、
意識の中間層を見つけて身体を起こした。
そして立ち上がろうとしたら、
つかまり立つのが精一杯だった。
普段何気無く行っている所作には気力が通っていたんだと知った。
もう座ってはいけないと考えて洗面所へ歩を進めた。
そこで洗顔し、髪を整えたり、うがいしたり等して気力の回復を待った。
家族のいるリビングへ行ってみると
9時だった。
さぁ、仕切り直しだ。