身を屈めたらまた伸ばすを繰り返し、春も深まりつつある。
だからこそ、今日のような冷えた日もやってくる。
一日を終えるにあたり、ただじっと空を景色を眺めるしかない。
そんな日をこれまでも、幾日も過ごしてきた。
リスクを恐れるだけで、どうしても先に進むことができない人もきっといるだろう。
意気消沈し、ウィルスに勝つなんてどうだっていい、そう感じて身動き取れない人も。
現状打破への道筋は一つじゃないのだから、待つと決めたなら怖がらずに待つのがいいと思う。
人と同じだからといった安心感で結論を出したり行動したりする人もあるだろう。
ちっぽけな経験や情報を組み合わせながら、自分基準の馬鹿な考えで決断し、実行する人もあるだろう。
目の前が霧に包まれていても、とにかく手をつないで進んでいくのが民主主義なのかもしれない。
断崖絶壁に立たされていても、ひとりひとりの決断と行動を認め合うのが民主主義なのかもしれない。
道のりは遠く、見えかけた光もすぐに見失ってしまうだろう。
出来る事なら、どんな途中経過がやってきても、一緒に腰を下ろし肩を並べて受け入れてしまいたい。
病気で死ぬのは確かに怖いが、生かされたまま腐っていくのはもっと怖い。