今朝も春の空すがすがしく晴れ渡っている。
その空の下、在宅勤務で増えたごみにカラスが群がっている。
カラスにも巣作り小作りの事情があるのだろうが、君たちには鳥インフルエンザをと脳は語る。
春眠暁を覚えず、諸所啼鳥を聞く
夜来風雨の声、花落つるを知る多少
寒さが緩むと疲れは残る。
あちこちから新型肺炎の噂話が止み間なく聞こえてくる。
昨夜は飲んで飲まれて、濁声張りすぎたなぁ。
どれほどの脳が縮み散ったことだろう、無気力この上なく外出はしたくともできない。
在宅勤務で出勤の必要がないので、ついつい夜更かし朝寝坊をしてしまう。
家人の活動する音や早く起きろとの声に、ささやかなまどろみから追い出された。
思えば、明日から頑張ろうと誓い合ったネット飲み会後の白々しさとむなしさと白い目。
しがみつきたいと感じる時には花の盛りを過ぎていて、
往々にして手放さねばならない時であることを知らないわけでもない。