力の入り難い一日だった

仕事納めの日が近いこともあり、油断している。
目先の災難につながる問題とはならないだろうと、先送り感に酔っている。
緊張感からの解放を求めるのも無理からぬこととも思うが、
ここに胡座をかいちゃいけない。

そんな戒めも今日は空回りしっぱなし。
午前中の作業時間はスタートが遅めだったこともあり、
たかが知れたものに終わった。

午後からは京都工場へ出向いた。
こちらは一足早い仕事納め。
思えば紆余曲折に富んだ一年だった。
その結果、首の皮一枚で辛うじて存続させてもらっている。

転んでしまった今日なら、
それもまた良し。
何かを掴んで明日はまた立ち上がろう。

最後の土曜が始まる

自然に目が覚め時間を確認した。
七時間睡眠していた。
寝起きの不安定な精神状態をゲームで紛らわしてから活動開始。

すると、腰痛。
高校時代に痛めた古傷が持病化している。
これまでに何度も経験しているもののようなので、
いつもの感じで少しずつ矯正してやれば、
痛みもやがて治まることだろう。

土日は大抵食事は自分でなんとかやりくりせねばならない。
冷蔵庫を物色して火を通すだけで何か食べられるものは・・・
と探したが、
アップルパイとクロワッサンに心が反応。
姿勢をいつも以上に正していただいた。

そこへ、今しがた目を覚ましたばかりの冬休みに入った子供がやってきた。
クリスマスプレゼントの野球盤で遊ぼうとせがまれたが、
ここは姿勢を崩さず仕事への準備路をまっすぐに進んだ。

朝食を終える頃、
妻は洗濯機を回し始め、
息子の静かな二度目の寝息が漏れていた。

まずは願うことから始まる。

クリスマスということで、両親が実家で食事会を開いてくれた。
仕事は７時で強制終了。

溜まっているのは仕事だけではなく、疲れやストレスもあるだろうと、
気持ちを切り替えてご馳走になった。

一年前は当たり前のように過ごしていた冬の夜。
その長さも改めて味った。
何よりのクリスマスプレゼントだった。

それ行け最後の営業日

すべて片づく筈はないとわかっていても、
ついつい一つでも多く・・・と気づけば一時半。
二度寝のリスクを避ける意味でも眠ることにした。

まだまだ眠っていたい様子の我が身。
まだまだこれからと、軽くムチ打って起きた。
朝食もスムーズに胃袋へと運ばれた。
便通はやや便秘気味。
おおむね良好。
気合いを入れ直して出勤だ。

挨拶回り・荷造り・納品と午前中。
今日も行く道行くだけだ！

イヴの神様は何を問う？

取引先の人とはなしをしていた。
雑談の最後で
「今夜はどうお過ごしですか？」
と、少し含みを持たせて尋ねた。

すると「今日くらいは家族サービスや」とおっしゃった。
「そ～だよなぁ・・・」
と感じながら、
「より良い時間にしてください」
と話を締め括った。

事務所に戻り、
伝票を含む各種書類の確認・見積り提出・納期と進捗状況確認をした。

そこで進んでいない内職作業を発見。
「よし、これを持ち帰ろう！」
と、久しぶりの８時前退社。
僅かではあるけれど、家族と過ごす時間が出来た。

「あ～良かった。サンタさん、ありがとうございます。」
と、感じている途中から、
「こんな自己満足でほんまに良かったんか？」
と問う私もいた。