ヘアカラーの危険性がニュースとなり波紋が広がっています
それまではパッチテストについても、重要性を感じていなかった美容師や消費者の方々までもが気にするようになりました、
昨日も私の師匠のところには朝から問い合わせが殺到したようで「電話の対応が大変や」と話しておられました
しかし、その一方で正確なパッチテストの方法もあまり知られていないようなので簡単に書いてみようかなと思います
まずパッチテストには大きく分けてオープンとクローズドの2種類があります
オープンパッチテスト
検査する物質を皮膚に塗布し、そのまま乾かす。美容室におけるヘアカラー剤のテスト方法に使われる物なので、上腕の内側に使用する薬剤と同じ物を塗布し48時間放置し、反応を見る(但し反応は弱く正確性に欠けるのが欠点である)
クローズドパッチテスト
検査する物質を皮膚に塗布し、その上を布で覆う。これは傷絆創膏の裏に検査物質を塗り上腕の内側に貼り付け、その上を布で覆う。48時間後に傷絆創膏を剥がし、その後30~2時間後に反応を見る。反応は紅班(+)紅班+浮腫(++)紅班+浮腫+丘疹(+++)大水疱(++++)などの判定基準が細かく分けられ反応が早く強く現れ、また一度に多くの検体を検査できるのも特徴的です。ただし絆創膏にかぶれる事などがあるため注意が必要です。
上記のほかにも細かくアレルギーの検査方法がありますが、一般に美容室で行われるパッチテストはオープンパッチテストと言えわれている方法です。
でも意外と知られていない事はパッチテストの有効時間です
厳密にはパッチテストは48時間放置し、その後直ぐに施術を行わなければならないようです
それは基本的に人の体調が食べ物や化粧品などに触れる事で直ぐに変化するためです
それは、ある日突然に花粉症や食物アレルギーを発症するのと同じように・・・
ですが、現実問題としてこのような方法を毎回自宅や美容室で行う事は困難だと思われます
また、昨日の新聞にも過去5年間で軽度の物から重篤な物までを併せ年間154~238件のアレルギー報告がると書かれていましたが、この数字は食物アレルギーの患者数とは比較にならないほど少ないのですが、現実そのような問題で困っている方がたくさんいる事を忘れてはならない重要な出来事なのです
いつも思う事は、このような事例は直ぐに風化してしまい、例えば数年前にもあった小麦のアレルギーなどは、ある石鹸の原料の一部に小麦が含まれていたと言うことでしたそれもごく僅かな量で・・・
今回のヘアカラーの問題は、アルカリカラー剤が良くないと言う印象を与えられていますが、実はヘナやヘアマニキュアなどでも十分に考えられます(例えば『昆布エキスで染まる』と言う物でもヨウドアレルギーがある人は危険です)
だからこそ私たち美容師は細心の注意を払い、そして化粧品メーカーは本当に安全な物を開発していく事が望ましい事なのだと思います
それまではパッチテストについても、重要性を感じていなかった美容師や消費者の方々までもが気にするようになりました、
昨日も私の師匠のところには朝から問い合わせが殺到したようで「電話の対応が大変や」と話しておられました
しかし、その一方で正確なパッチテストの方法もあまり知られていないようなので簡単に書いてみようかなと思います
まずパッチテストには大きく分けてオープンとクローズドの2種類があります
オープンパッチテスト
検査する物質を皮膚に塗布し、そのまま乾かす。美容室におけるヘアカラー剤のテスト方法に使われる物なので、上腕の内側に使用する薬剤と同じ物を塗布し48時間放置し、反応を見る(但し反応は弱く正確性に欠けるのが欠点である)
クローズドパッチテスト
検査する物質を皮膚に塗布し、その上を布で覆う。これは傷絆創膏の裏に検査物質を塗り上腕の内側に貼り付け、その上を布で覆う。48時間後に傷絆創膏を剥がし、その後30~2時間後に反応を見る。反応は紅班(+)紅班+浮腫(++)紅班+浮腫+丘疹(+++)大水疱(++++)などの判定基準が細かく分けられ反応が早く強く現れ、また一度に多くの検体を検査できるのも特徴的です。ただし絆創膏にかぶれる事などがあるため注意が必要です。
上記のほかにも細かくアレルギーの検査方法がありますが、一般に美容室で行われるパッチテストはオープンパッチテストと言えわれている方法です。
でも意外と知られていない事はパッチテストの有効時間です
厳密にはパッチテストは48時間放置し、その後直ぐに施術を行わなければならないようです
それは基本的に人の体調が食べ物や化粧品などに触れる事で直ぐに変化するためです
それは、ある日突然に花粉症や食物アレルギーを発症するのと同じように・・・
ですが、現実問題としてこのような方法を毎回自宅や美容室で行う事は困難だと思われます
また、昨日の新聞にも過去5年間で軽度の物から重篤な物までを併せ年間154~238件のアレルギー報告がると書かれていましたが、この数字は食物アレルギーの患者数とは比較にならないほど少ないのですが、現実そのような問題で困っている方がたくさんいる事を忘れてはならない重要な出来事なのです
いつも思う事は、このような事例は直ぐに風化してしまい、例えば数年前にもあった小麦のアレルギーなどは、ある石鹸の原料の一部に小麦が含まれていたと言うことでしたそれもごく僅かな量で・・・
今回のヘアカラーの問題は、アルカリカラー剤が良くないと言う印象を与えられていますが、実はヘナやヘアマニキュアなどでも十分に考えられます(例えば『昆布エキスで染まる』と言う物でもヨウドアレルギーがある人は危険です)
だからこそ私たち美容師は細心の注意を払い、そして化粧品メーカーは本当に安全な物を開発していく事が望ましい事なのだと思います