ボイストレーニングのレッスンで、生徒さんとおしゃべり。。。
体の話です。
そのおしゃべりの中で“そっか”と思いました。
歌うための姿勢を作るのに大事なもの・・・
『つなぎめ』
なんのこっちゃ?と思われると思いますが、
この単語が一番しっくりくるような気がします。
体は、いくつかのパーツからできています。
・・・というと、プラモデルやGIジョーのように、
組み立て式のもののように思えてしまうかもしれませんが。
たとえば上半身と下半身。 二つのパーツです。
上半身と下半身、それを連結しているパーツ・・・腰。
骨で考えると、骨盤? 足の付け根?
おしりであるかもしれません。
体と頭、それを連結しているパーツ・・・首。
体と腕、それを連結しているパーツ・・・肩。
脛と腿、それを連結しているパーツ・・・膝。
それらの連結パーツが、どのようになっているかによって、
姿勢って決まってきますよね。
骨盤の下から、地面に対して垂直に足が伸びていないと、
前のめりの姿勢になってしまうし、おしりが出た姿勢になります。
骨盤の上に、地面に対して垂直に背骨が伸びていないと、
猫背になってしまうし、反り返った姿勢になります。
体の上に首が乗っていないと、顎が出た姿勢になるでしょうし、
膝が曲がっていたら、支えがなくなります。
肩からストンと腕が落ちていないと、リラックスできません。
ジョイント部分・・・連結部分がどのように連結されているか、
それをチェックするだけで、
歌う姿勢が簡単に取れそうです。
そして、それらの連結部分が一つのライン上にあると、
もっと良くなります。
膝・骨盤(腰)・肩・首・・・が、地面から垂直に一直線上。
骨の上に、筋肉を使わずに、ちゃんと立つことができます。
そして、もう一つ、連結パーツ。
自分と地面、それを連結する足首。
足の裏で地面(床)をとらえて、地面の上にまっすぐに立ちます。
足首・膝。骨盤(腰)・肩・首・・・が一直線上。
ある有名な合唱指揮のT先生が、おっしゃいました。
『大地からエネルギーを得て空中に放散しなさい』
今ではその言葉の意味が、とてもよくわかります。
生徒さんも、いつか分かってくれたらいいな。
私が教わったことを、だれかに伝えていけるって、
幸せですね♪