突然の雷雨に見舞われた東京・・・
と、夕方のニュースでは流れていたことと思います。
ひどい雨と雷に見舞われた区もあったようですが、
私は無傷でした♪
写真の通り、“ザ・入道雲”といったような空が頭上に広がり、
遠くの方で絶え間なく雷鳴が轟いている・・・そんな土曜日。
行ってきましたよ、1,000円オペラ!
1,000円でオペラなんて、ありえないー!!!
・・・と思いつつ、期待せず・・・いや、友人が主演するので期待しつつ、
両国まで出かけてきました。
楽屋見舞いはこれだろーと思って、幕の内弁当・・・に似せた
飴細工を片手に、両国のシアターx(カイ)へ
演劇を見に行ったことはあるのですが、
オペラは初めて。
くどいようですが、しかも1,000円です。
どうやらもともとはここが国技館だったらしく、
ホールの前には、以前、土俵があった場所がわかりやすく記されています。
(教えてもらった♪)
すぐそばの回向院に行けば詳細をしることができますが、
駅からも近いし、良い立地条件です。
しかし、1000円です!
合唱は、学生さん?と思われるような年齢層でした。
が、キャストは熱演!
トゥリッドゥ役の倉石さんも熱演でしたが、
なによりもサントゥッツァ役の田村さん。
『ママも知るとおり』のアリアから始まり、
トゥリッドゥとの修羅場のデュエット、
アルフィオとのやり合い・・・熱演が続きます。
・・・そして、続く間奏曲はまさに、サントゥッツァのためにあるかのようでした。
二期会の公演では、キリスト教と、女性の人権の歴史を理解していないと、
わかりづらいかもしれないと思わせるようなところがありましたが、
ここではシンプルな舞台であるからこそ、演者本人の気持ちが、
痛いくらいに伝わってきます。
1000円じゃあ、安すぎだってばぁ。
きけば、シアターxが主催する公演はすべて、
入場料を1000円にしているそうです。
シアターxが、公演に対して、助成を行っているようなのです。
ほかにも、ライナーに目を通すと、
数多くの方々が、安いチケットで多くのオペラを
たくさんの人に見せたいという意気込みが伝わってきます。
オペラは敷居が高い?
そんなことないよ。
映画よりも安い値段で見れる本気の舞台。
“敷居が高い”ということが言い訳にはならない時代がやってきたようですね。
多くのサロニエーレ達に、敬意を表して。