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かまくらdeたんか 鹿取未放

馬場あき子の外国詠、渡辺松男のそれぞれの一首鑑賞。「かりん」鎌倉支部の記録です。毎日、更新しています。

馬場あき子の外国詠 170(ネパール)

2020-02-06 17:39:02 | 短歌の鑑賞
  馬場の外国詠 21(2009年9月)【牛】『ゆふがほの家』(2006年刊)94頁~
     参加者:S・S、曽我亮子、藤本満須子、T・H、渡部慧子、鹿取未放
     レポーター:曽我 亮子    司会とまとめ:鹿取 未放


170 赤葉をかがやかせ立つ陽の巨木生(せい)はむさぼるべしポインセチアよ

       (レポート)
 馬場先生は太陽に輝くポインセチアの美しさと活力を、驚きと共に心より愛でられ応援されているのですね。そして素朴で禁欲的なネパールの人々にも「ぜひ、ポインセチアのように元気で自由に生きられよ」と力づけていられるように思いました。(曽我)

       (まとめ)
 「生はむさぼるべし」は、むしろ自分自身を鼓舞している言葉なのだろう。4句め9音と破調だが、それだけ思いが深く、長い嘆息のようでもある。(鹿取)

   
コメント
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