かまくらdeたんか 鹿取未放

馬場あき子の外国詠、渡辺松男のそれぞれの一首鑑賞。「かりん」鎌倉支部の記録です。毎日、更新しています。

清見糺の一首鑑賞  136

2021-07-31 18:35:21 | 短歌の鑑賞
  ブログ版清見糺短歌鑑賞21 99年   鎌倉なぎさの会 鹿取 未放


136 わたくしの脳が死んでもよれよれの臓物だれにもあげられません
        かりん99年全国大会

 大会で馬場あき子に「肉体の老いの悲しみを歌った、臓器提供を題材として衰えの自覚を歌ったうまい歌」と評された。
 ちなみに、岡井隆は「臓器論」を同年「未来」の五月号に、「臓器移植への一瞥」を「短歌朝日」同年七・八月号に発表し、臓器移植に関する歌を披露している。

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