ブログ版清見糺短歌鑑賞21 99年 鎌倉なぎさの会 鹿取 未放
135 みずがね色の雨降る夢にうからいてわれを見ぬ父もの言わぬ母
「かりん」99年1月号
「うから」といっているが、父母以外にいるとは思われない、うら寂しい光景だ。父はいるけれども自分を見てはくれないし、母も無言である。そのうえ折からみずがね色の冷たい雨が降っている。孤独な心象風景である。
135 みずがね色の雨降る夢にうからいてわれを見ぬ父もの言わぬ母
「かりん」99年1月号
「うから」といっているが、父母以外にいるとは思われない、うら寂しい光景だ。父はいるけれども自分を見てはくれないし、母も無言である。そのうえ折からみずがね色の冷たい雨が降っている。孤独な心象風景である。