2024年度版 馬場あき子の外国詠59(2013年12月実施)
【発光 武寧王陵にて】『南島』(1991年刊)P90~
参加者:K・I、崎尾廣子、曽我亮子、渡部慧子、鹿取未放
レポーター:崎尾 廣子 司会とまとめ:鹿取 未放
424 埋葬の王妃の闇に発光せし金釵王冠のほのけき宇宙
(レポート)(崎尾)
■金釵はかんざしである。金釵王冠はそのかんざしが五つ下がっている。
(図説韓国の歴史・河出書房新社)
(まとめ)
闇の中で屍と共にある「金釵王冠」は墓の中で妖しく光り輝いていたであろう。結句の「ほのけき宇宙」は、「金釵王冠」が照らすわずかな範囲のことだろう。もう少し広げて王と王妃の棺が並べられた石室のことを言っているのかもしれない。しかし、死後もほのかに繋がっているふたりの愛のかたちのようなものを感じさせる。(鹿取)
【発光 武寧王陵にて】『南島』(1991年刊)P90~
参加者:K・I、崎尾廣子、曽我亮子、渡部慧子、鹿取未放
レポーター:崎尾 廣子 司会とまとめ:鹿取 未放
424 埋葬の王妃の闇に発光せし金釵王冠のほのけき宇宙
(レポート)(崎尾)
■金釵はかんざしである。金釵王冠はそのかんざしが五つ下がっている。
(図説韓国の歴史・河出書房新社)
(まとめ)
闇の中で屍と共にある「金釵王冠」は墓の中で妖しく光り輝いていたであろう。結句の「ほのけき宇宙」は、「金釵王冠」が照らすわずかな範囲のことだろう。もう少し広げて王と王妃の棺が並べられた石室のことを言っているのかもしれない。しかし、死後もほのかに繋がっているふたりの愛のかたちのようなものを感じさせる。(鹿取)
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