見てきました。
本当は、事前まで「ドクター・ストレンジ」を見ようと思っていたのですが(魔術とかでハデハデしいので)、アメコミとわかってやめました。
アメコミの楽しさも知っているのですが、ほぼすべてのストーリーが、傲慢で協調性のない主人公が、特殊能力を手に入れて、さらに壁にぶち当たったのちに正義感に燃えて敵をやっつける...というストーリーで、世界の警察官たるアメリカを象徴するものでしかないからです。
勧善懲悪で、すっきりとはするのですが、何が正義なの?と、ちょっとした疑問を持つと、正義漢になる前に多くの市民を殺しちゃっているじゃないの、と。
ISを空爆しながら市民もついでに傷つけちゃっているのに、同じことをロシアがやると人道に背くと非難するなど、なんか矛盾を感じる。
なんてことを感じながら見るのもなんなので、こういうのはWOWOWでやるまで待つことにします。
で、似たようなものですが、この「ザ・コンサルタント」を見ました。
原題は「The accountant」で、映画内の訳語にも出てくる会計士で、まさに主人公が隠れ蓑にしている職業です。
ただ、この会計士、会計士としても有能で、不正の証拠を見つけるまで実に粘り強く調査する。
で、いざアクションとなるとすごいタフガイに変貌する。
であって、被害にあいそうになる女性をただ助けるためにも危険を冒す。
なぜかこの映画、発達障害者の映画でもある。
そう、主人公がまさにそうして育ってきたのである。
賛否があって、ストーリー展開や最後のオチ部分も厳しい見方をする人もいるのだけど、これはこれで、こういう表現もあるんだな、と思う。
身近な職場にも発達障害といわれる人がいて、一緒に仕事しているので、理解もできる気がする。
ちなみに、その子は結構おしゃべりで、まじめだし記憶力も優れているので、職場を明るくしてくれています。