昨日の1月29日あたりに、我が家から「ダイヤモンド富士」が見られるかも知れないと推測し、友人のSさんに、わざわざお越しを頂きましたが、残念ながら日の入り20分前に、太陽は雲の中に沈んで行き「ダイヤモンド富士」は見られませんでした。
富士山の東側では、自分の位置と富士山を結ぶ直線上に太陽が沈んで行く時にダイヤモンド富士が見られます。富士山の西側では、自分の位置と富士山を結ぶ直線上から太陽が昇りくるときに「ダイヤモンド富士」が見られます。私が住む富士山の東側では、もう少し分かりやすく言えば、富士山頂に沈みゆく太陽を「ダイヤモンド富士」と言います。山頂に沈み行くとき、太陽がダイヤモンドの様に美し輝く事から「ダイヤモンド富士」と呼ばれ、山の向こう側に沈んでも目の錯覚から、こちら側で光っている様に見えるとも言われています。
各地に、その絶好の観察点と撮影スポットがあります。この”おっかけ撮影”をしている人もいるほど「ダイヤモンド」に魅せられている人がいるようです。東京都では高尾山頂が有名ですが、我が家から半径3kmの範囲以内では「文京区シビックセンター」と「サンシャインビル」が”名所”です。北側に位置するほど「ダイヤモンド」到来が早く、その一覧表を見ると「シビックセンター」は2月1日~2日と予想されていました。私も一度「シビックセンター」の展望台を訪れた事がありますが、もの凄い人の波で、早くから陣取らなければ、絶好の撮影場所は確保できなほどでした。
「シビックセンター」にしろ「サンシャインビル」にしろ絶好な写真撮影に適しているとは言え、”地上”から見える地点ではありません。地上から「ダイヤモンド富士」を見てこそ、その価値は高いと考える人達がいます。その目的を持った人々は場所探しに苦戦を強いられます。都会では高層ビルが多く建ち、最早23区の地上から富士山を眺めるのはなかなか難しくなっていますが、荒川区にある「富士見坂」からは辛うじ「ダイヤモンド富士」が眺められるので有名で、今年は、今日「ダイヤモンド富士」が眺められたようです。
私は”地上”にこだわらない様になってきていました。昨日我が家から「ダイヤモンド富士」が見られるかと期待して友を招いての”ダイヤモンドの夕べ”を企画していたのですが、残念ながら見られず、生ガキとすき焼きのパーティに切り替えました。
お出で頂いたSさんが帰宅した後、いとせめて「シビックセンター」から富士山を撮影した写真を見てもらおうと思い付き、その写真を撮影したKさんにブログ上に公開しても良いですかとのメールを打ちましたら、OKの二つ返事。そこで今日のブログに使わせて貰おうと考えていた矢先、「今日、富士見坂からのダイヤモンド富士撮影して来ました」とのメールが入り、写真が添付されていましたので、こちらの写真も使わせて頂く事にしました。今日は我が家から1日遅れの「ダイヤモンド富士」が見れましたのでこちらも写真を載せる事にしました。
写真その1は、2001年にKさんが「シビックセンター」から撮影したもの。右の建物が都庁です。太陽が右斜面を転がるように沈んでいったそうです。
写真その2は、同じくKさんが翌日に撮影した、新宿ビル群の間から顔を覗かせる富士で素晴らしい風景
写真その3は、パノラマ写真
写真その4は、「富士見坂」からの今日の「ダイヤモンド富士」
写真3から4もKさん撮影のものです
最後の写真が今日私がマンション9階から撮影したものです。