マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

「全日本山岳写真展」を観る

2015年09月21日 | 山旅

 9月6日(日)、池袋にある「東京芸術劇場・5階ギャラリー1」で“全日本山岳写真展”を観て来た。
 富士神社ラジオ体操の前立の渡辺さんから当ブログへ「ご紹介したいのですが、9月1日~6日東京芸術劇場5階ギャラリー1で“2015全日本山岳写真展”が開催されております。知人が出展しておりますのでお時間がありましたらお出かけくださいませ」とのコメントが寄せられた。彼女は私が山好きで、山の写真撮影を趣味としていることをご存知で、それゆえのご親切。近場での開催でもあり、これは是非と最終日の6日に出掛けてきた。

 東京芸術劇場は1990年の開館で、2011年4月~2012年まで改修工事が行われ、2012年9月リニューアルオープンされていた。ここが通勤経路だった事もあり何回か訪れてはいたが、演奏会などを聴いた記憶が皆無である。私にとっては近くて遠い存在。それでも2年前に向丘高校同期会が2階にあるイタリアンレストラン「アル テアトロ」で開かれ出席したことがあった。今回もそうだが、巨大な吹き抜けには驚かされる。大・中・小のホールの他、1・2階にはショップ&レストランも入っている。5階にはギャラリー1と2もある。その1で写真展は開催されていたのだが、長いエスカレーターで5階まで上がっていった。

 300点以上の写真が展示されていた。“北アルプス”・“南アルプス・中央アルプス”・“北海道の山”など地域別に展示されていたが、圧倒的に多いのが北アルプスの山々。どれも見応えのある写真である。そこで私は穂高や槍ヶ岳や剣岳と“再会”したのだが、私の見たような風景は殆どない。朝焼けの燕岳があり、初雪の涸沢岳がある。夕陽に照らされる大日岳が登場する。槍ヶ岳へと続く縦走路も見える。展示された山の多くには登っていたが、残念ながら私が目にした光景は僅かしかなかった。

 山の撮影には撮影技術だけでなく、雪を踏みしめ進む体力や、狙った瞬間を待つ時間と忍耐も必要だろう。幸運にも恵まれないと絶好のシャッターチャンスは訪れないかも知れない。多くの精進の末に撮らえた一瞬はどれも美しかった。

 本展示のタイトルは「未来に残そう美しい山河」だが、日本列島には天変地異が忍び寄っているような気がしてならない。
 渡辺さんの知人は「文部科学大臣賞」を受賞したとか。どの写真かは思い出せなかったのは残念。
 見事な写真の数々に刺激されて、このような風景に巡り合える山旅をしたいなと、遊び心に火が付いてしまった。