2日前の3月10日(土)、「文京アカデミア講座」で”本駒込”を一応無事話し終えて、正直なところほっとしている。その一方で、振り返れば反省点が多い。全体構成としては、話したいことが膨れ上がり過ぎた内容となっていた。その結果、90分では語り終えそうもなくなり、後半はあせって、駆け足の話となってしまった。教員時代に心掛けていた「丁寧で、分かる授業」にはならなかったように思う。
この講座、20人の定員に対して74人もの申し込みがあり、急遽40名に増加変更しての開催だった。場所も「アトリエ」からより広い「レクリエーションホール」に変更になった。講座の形式は講義式ではなく座談式。
私はスクリーンとプロジェクターを用意してもらい、「Power Point」に取り込んでおいた145枚の映像などを映し出しながら話を進めた。話す内容のポイントを予めメモ作成しておいて、ところどころではそれを見ながら話を進める予定だった。しかし、右手ではパソコンとレーザーポインターの操作、左手にはマイク。メモを見る余裕がなくなった場面もあった。やはり語るべき内容は全てを頭に叩き込んでおいたほうが良かった。記憶力の低下している今日、それは難しいかもしれないが・・・。ウケ狙いの話を語り忘れて残念な思いもしている。声の大きい私はマイク不要だったかも。
企画者側がこの講座担当にと思いを定めていた方が病となり、私にお鉢が回ってきた。企画担当者Mさんは、私との初めて打ち合わせで「素顔の本駒込をお話し下さい」と狙いを語った。私もその方向で構成を考え始めたが、何を語れば「素顔」を語れるのか意外に焦点が定まらず考え込んでしまった。結局、本駒込の住民などが多数集まり、その素顔が見られる場面とその場所の歴史を紹介しようと決めて準備を始めた。
講座終了直後に担当をされたMさんからメールがあり、「本日はありがとうございました。皆様”本当に詳しいお話でよかった”と喜んでいらっしゃいました」とあった。過分の評価で、外交辞令もあるだろうが嬉しかった。アンケートが実施されたかどうかは分からないが「面白かった」や「良かった」などの生の感想が二三聞こえて来て、胸を撫で下してもいる。
随分以前から、講演の多くがプロジェクターを用い、映像を映した上でのヴィジュアルな講演となっている。「お話会」などで、私にその様な役割が回ってくるようなことがあれば、より工夫を凝らして「Power Point」を活用したい。
講座で語った話でこのブログ未登場の話題は今後この場に登場させたいが、今日は「素顔の本駒込」題した5のタイトルのみを、各タイトル毎に2枚のスライドを掲げる。
(1)お祭りに汗流す人々・・・天祖神社
(2)時に縁日に興じ、日々は早起きしてラジオ体操・・・富士神社
(3)花を愛でる・・・吉祥寺・六義園・江岸寺
(4)買い物を楽しむ・・・グリーンコート・巣鴨病院・小石川高校
(5)除夜の鐘撞く・・・徳源院・吉祥寺