中学時代のクラスメイト4人で久し振りに旧軽井沢へ出掛ける予定を立てていた。しかし、誘っていた友人からは「昨年以来、息切れがしますので旅行等はお断りしています」とのメールが来て、やむなく女性2人と私の3人の組合せで、3月4日(日)~3月5日(月)「旧軽井沢ハーヴェストクラブアネックス」に行って来た。
池袋12時10分発の西武バスは14時50分に軽井沢駅着。回数券を利用して1人往復で4300円と安い。西武プリンススキー場に人工降雪の雪は見えるものの、街に殆ど雪は見当たらない。「雪見酒を楽しみましょう」とのメールを送っていたが「約束と違うじゃないの。どうしてくれる」との、いきなりの毒舌が飛んでくる。まあ60数年来の幼友達で、慣れているから気にならないが・・・。旅の初めから終わりまで、口達者な女性二人と私はこんな調子に終始したのだった。 旧軽井沢ハーヴェストの最大の特徴は、落ち着いた雰囲気にある。周りの樹木豊な景色といい、建物といいスタッフの物腰もそうだ。ディナーはスペシャルビュフェとやらのバイキングを予約しておいたが、テーブルに着くや否や注文もしないのにスタッフがシャンパンを持参してきて「早目の予約を頂いたお礼にシャンパンをサービスさせて頂きます」と嬉しいことを言うではないか。飲む前からいい気分にさせられてしまった。メインの肉料理一品も持参され豪華な夕食となった。(ビールより前にシャンパンで乾杯)
ここの風呂は温泉だが、こんこんと湧き出す湯ではない。それでも露天風呂からは冬枯れの景色など楽しみながら私は3回入浴。女性たちもそうだったのだろう。
話題の中心の一つがクラス会。病や怪我でクラス会参加者が減少している現実。今後、クラス会をどうしようか、共通の緊急な話題だった。
振り返れば3人とも、もの忘れが進んでいる。女性二人は持参したものが一時行方不明になって大騒ぎしたらしい。何をとは二人の名誉の為にここでは書けない。書いたら只では済まないだろう。(写真:私達は洋室に宿泊したが) 私は帰りのタクシーのトランクにザックを忘れて降りてしまい、直ぐに気が付いたがタクシーは既に去っていた。さあ大変!!しかしタクシー会社名と運転手名を覚えていた女性二人の記憶力に助けられ、30分後にタクシーは戻って来て事なきを得た。「Power Point」のソフトがインストールされているパソコンもザックに入っていたから、これが戻らなければ、3月10日の「本駒込」は語れなかったかも知れない。アウトレット入り口にある「やまへい」で天ぷらそばを味わい、北口のコーヒーの老舗「茜屋珈琲店」でひと時を過ごし、14時発の池袋行のバスに乗車し帰途についたのでありました。(写真:「やまへい」のパンフレットより)