




あらすじ(「BOOK」データベースより)
子供の頃から正義感が強かった凛々子。晴れて念願の検事となり意欲に燃えるものの苦戦の連続。そのうえ恋人から結婚と仕事の選択をせまられたり、同期の親友が不倫スキャンダルに巻き込まれたり…。同僚や先輩、刑事や家族に支えられながらひとつずつ難関に挑む凛々子は、ついにある大失態をおかしてしまう…。(正義のセ1)




あらゆる意味でわかりやすい作品でした。登場人物はキャラがはっきりしていてわかりやすい。主人公の家の豆腐屋や、検事の仕事についても説明が割と詳しく書かれていてわかりやすい。地理が現実と同じで(例えば横浜地検から海へのアプローチなど)わかりやすい。事件や恋愛がらみの問題も、現実にあり得る話でわかりやすい。
主人公凜々子はずっと正義を貫いて生きている人。正義のために声を出し、喜び、笑い、泣き、怒る。まっすぐすぎて、頑張って!と応援したくなってしまいます。阿川佐和子さんがテレビで、疑問に思ったことを口に出し、正論を堂々と主張するのに似てるかも?と思いました。でも凜々子に好意を寄せる神蔵守だけには、びっくりするほどのつれなさ。何しろメリハリのはっきりした主人公、おもしろかったです。私は、みんな言いたい放題なのにほんわかしてる凜々子の家族がとても好きになりました。テレビドラマにしたら面白いかも
