2016年4月3日にトカラ列島から鹿児島に戻った。その日は3月31日にも泊まったライダーハウス「リトル・アジア」に泊まった。
近くの居酒屋のお勧めはとろとろの牛すじ煮込みだった。〝安着祝い〟をして、翌日から2週間かけて九州を北上した。
《2016.4.4》
指宿の国道沿いの海岸に砂湯があった。昔、ホテルで入ったことはあったが野趣に富んだ原点を知った。見学だけにして進んだ。
指宿はユースホステルに泊まった。夕食で観光案内中の個人タクシーの運転手さんと一緒になった。お客さんは立派なホテルとか。
ツァー商品ではない観光地案内をしているとかで、自分で企画し、募集し、満足して貰うのは大変らしい。
《2016.4.5》
菜の花畑の中も南国風。北海道はやっと雪が消えた頃。
開聞岳が近づいてきた。前夜のタクシー運転手さんに教えて貰った『たまて箱温泉』に寄った。近くの「山川製塩工場跡地」から水蒸気が吹き上がっていた。
《薩摩半島南端から見た開聞岳》
薩摩半島の南端の長崎鼻は浦島太郎伝説発祥の地。そこから畑の中を30分ほど走ったところに「たまて箱温泉」があった。
掛け流しのプールのような広々とした露天風呂からの目線が海面と重なり、まるで海に浸かっているような開放的な感覚になった。
遠く大隅半島と開聞岳の眺めを独り占めした。
旅行サイトの日帰り温泉の部で人気らしい。 500円。(アクセス;JR指宿枕崎線 指宿駅下車 バスで20分)
JR九州指宿枕崎線の西大山駅(にしおおやまえき)は、鹿児島県最南端及びJR日本最南端の駅。
ホームの鏡で乗車ながら入線する車輌と開聞岳を見ることが出来るのはなかなかのアイディアだ。
ひと休みして、3Km先の開聞岳山麓キャンプ場に向かう。その夜に予報が出ていた台風のような暴風雨に見舞われた。 (つづく)