2016年4月3日
昼のフェリーでトカラ列島・中之島から鹿児島へ向かった。到着予定は18:40。“トカラ富士”(御岳973m)が見送ってくれた。
出発時、ちょっとしたハプニングがあった。フェリーの出港予定時刻は11:15。ギリギリで乗り場に着くと、船の姿は無い。
しまったぁ、乗り遅れた!
次の船は2日後だ。
こりゃキャンプでもして、トカラヤギの生息地巡りとトカラ富士と呼ばれる御岳登山でもするかと気を取り直して民宿へ向かった。
途中、工事関係者から「ああ、フェリーは12:05到着予定との放送がかかっていたよ。いつもそうみたいだよ。」
良かったあぁ~。前夜、宿のおばさんに「医者の巡回が月1回あるかどうかというのも心配ですね。」と聞いたら、「何も心配でないさ。こんなものと思っているから。」
温泉で会った島のお年寄りは皆さん元気だった。達観と居直りにも似た強さは小学校制度が本土に遅れること50年だったという忘れられがちだった歴史と無関係ではないように思えた。
のんびり生きることもまた大切であることを目にした。
鹿児島港に近づくと開聞岳が見えてきた。数日後には麓でキャンプする予定だった。台風並みの強い低気圧が接近していた。
(つづく)