朝起きて部屋から庭を見ると雪の上に黒い斑点が広がっている。
夜中に風が吹いてヒバの枯れ枝でも落ちたのかといつものように野鳥の餌を持って外へ出る。それは小さな灰色の羽だった。
これはいつも庭の餌台にやって来る四十雀のものではないか。
カラスに襲われたか。
子供の頃に山にスキー遊びに行って同じ光景を見た記憶が蘇った。
見かけない生活になっただけで自然界ではあの頃から生き死にをかけた厳しい生存競争が変わらず続ているということか。ハッとする。
目に付かないから無くなったということでもない。
ウィルス然り。
《2022.2.18 7:30》