2023.10.18 20:10
隣町の北広島市の文化芸術ホールで札幌交響楽団の無料演奏会があった。
北海道電力が1973年から全道各地で開いていて第541回になる。
会場で募っている「ドレミの箱」募金の累計は3,600万円、学校などへの音楽クリニックに活用されている。
会場はやや厚着になった客で満席。
休憩後に演奏されたメンデルスゾーンの『イタリア』は明るい青空の広がる夏を感じさせる好きな曲だ。(指揮/円光寺雅彦)
ついこの間の夏の猛暑を思い浮かべて聴いていた。
同じメンデルスゾーンの『スコットランド』は岩に張り付く草地に吹く冷涼な風と鉛色の空と海が浮かんで対照的な曲だが、陰鬱な冬を吹き飛ばせとばかりにイギリスで生まれたラグビーの原風景を想像させてくれてこちらも大好きだ。
演奏会場への行き帰りにJR北広島駅の広いコンコースを歩く。
改修工事はかなり昔のことだが、その広々としたスペースがプロ野球日本ハムの誘致に一役買ったのかもしれないとふと思った。
沿線に札幌駅を除いてこれほど改札から通路までの機能的な空間は無い。
駅ホームに線路の除雪車両が顔を見せていた。
イタリアの夏模様から冬間近か、気持ちが急にスコットランドに移ったような夜だった。
>駅ホームに線路の除雪車両が顔を見せていた。
もうそんな時期が近付いているのですね。
真っ白な雪を掻きわけて力強く進む赤い除雪車両の雄姿が浮かんできます。
この車両の映像や画像を見るとほとんど雪の降らない土地に住む私はいろんな思いに駆られます。
子供の頃は富山で育ちましたから雪も降りましたし、冬の厳しさも解っているつもりですが・・・
雄大さや豪快さと引き換えのような厳しさの中であえてそれを享受(?)するようにも思えるI.SATOさんたちの心境は如何に・・と。
高い山の初冠雪、峠の初雪と来て、平地の初雪がいつニュースで流れるか、もう年中行事のようなものです。
まぁ1月と2月だけです。寒くて雪も降るのは。そう構えています。