人工知能は人間の知能を超えられるか、話題に事欠かない。
ヒトが創ったものはヒトを超えられないと堅く信じているが・・・。
暴走することはあるかもしれないが、制御は可能である。
AIを制御出来ない時、ヒトはヒトで無くなるということ。
〝Chat GPT〟なるものが登場している。
アメリカの非営利団体であるOpenAIが持つ「GPT-4」という技術を使って、文章による問いかけに文章で回答することが可能となった。
詩や物語、エッセイ、歌詞などを生成したり、学生のレポート、論文も朝飯前のようだ。
利用は無料であるが、何らかの手続が必要という理解でいた。
そこまでして使うこともないだろうと決め込んでいたら、いつからなのか定かでないが、PCの検索窓の下に小さく「新しいBingチャット」というバナーが付いている。
クリックすると、「何でも聞いてください・・・」とある。
突然、〝Chat GPT〟がやって来た
使っている検索機能は、PCをWindows10にした時に標準で付いていた「Bing」を使っている。
どうやら「新しいBingチャット」には、検索エンジンの市場シェアを巡る熾烈な競争があるらしい。
現在、世界のシェアはグーグルが約9割と圧倒的な地位を占めており、マイクロソフトは約8%と大きく水をあけられている。
1%のシェアは20億ドル(2,600億円)の収入になるという。
このため、OpenAIに多額の出資をしているMicrosoft社は、パートナー関係にあるOpenAIが持つ技術をBingに搭載し、打倒グーグルの狼煙を上げたというわけだ。
今年の2月の事というから、先日、PCのアップグレードのメッセージがあった時だったのかもしれない。
調べてみると、「ChatGPT」と「BingのAIチャット」に当然違いがある。
前者は回答文の文字数や回答数に制約は無いが後者は1回あたり2,000文字まで。
学習しているデータは、前者は現状2021年までだが、後者は最新情報を含むという。
早速、試しに「BingのAIチャット」を使ってみた。
夢の〝スコットランド自転車旅〟のお勧めルートを聞いたら、
〇スタート/ゴール:インヴァネス城(スコットランド北部、ネス湖近郊)
〇距離:500マイル(800キロメートル)
〇獲得標高:累計約30,000フィート(9,000メートル)
と出た。
ウ~ム。
〝夢〟だからいいか。
AI化が身近なところでどんどん進む。
「ChatGPT」は便利ですが「メリットとデメリット」「功罪」などを考えて利用しないとI.SATOさんが仰っているように
「ヒトはヒトで無くなるということ」に繋がりかねないですね。
「ChatGPT」はまだまだ進化するようですが、現在はAIが考えて回答するというより、そのワードに関して使われている言葉や文章の中から一番近いものを選んで文章を組み立てているのだということを聞いたことがあります。
そのため、質問とは全く違うような回答になることもあるようですね。
若者の利用も歓迎すべきでしょうが、宿題を片付けるのに利用するなど利用者が自分で考えずに安易に利用するのは問題だと思いますね。
まさにここですね。
電卓があれば計算の原理は知らなくても答えが出せることと一緒ですね。
考えることを機械に任せる社会の出現を止めるルールづくりが必要です。