津軽海峡梅雨景色

　今年の６月２６日に行われた　津軽海峡特別　と今週の　下北半島特別。昨年から過去を振り返る。


津軽海峡　　　　下北半島
３枠３番　　　　　３枠３番
１枠１番　　　　　１枠１番

４枠４番　　　　　３枠６番
５枠６番　　　　　８枠１６番

２枠２番　　　　　７枠１３番
３枠３番　　　　　３枠６番

６枠８番　　　　　５枠５番
４枠４番　　　　　８枠１１番

６枠９番　　　　　６枠９番
３枠３番　　　　　４枠５番

４枠５番　　　　　６枠７番
１枠１番　　　　　１枠１番

８枠１３番　　　　２枠２番
５枠６番　　　　　５枠６番

８枠１０番　　　　４枠４番
５枠５番　　　　　８枠９番

７枠１０番　　　　６枠１１番
７枠９番　　　　　２枠４番

７枠１１番　　　　８枠１６番
１枠１番　　　　　７枠１３番

４枠４番
６枠８番

２枠２番　　　　　３枠３番
７枠７番　　　　　４枠４番

５枠５番　　　　　３枠３番
７枠８番　　　　　７枠７番

８枠１１番　　　　７枠８番
７枠８番　　　　　１枠１番

５枠５番　　　　　１枠１番
４枠４番　　　　　８枠９番

６枠７番　　　　　３枠４番
７枠８番　　　　　５枠８番

１枠１番　　　　　３枠３番
６枠６番　　　　　５枠５番


　以上で、下北半島特別が実施されて以来の両レースの全てである。実施時期がめまぐるしく変わっており、９月実施になったり、実施順が前後したり、９４年に下北半島特別が無かったりだが、１６回で１１回の連動が見られる。地理的近親性から見逃せないと思う。


　今年の津軽海峡特別は

１着　８枠１３番　ブレイクオブドーン　　蛯名
２着　４枠　４番　スーパーチャンス　　　秋山

４１

　七夕賞は第４１回。宝塚ファン投票４１位は、アドマイヤマックス　また、ファン投票馬名表００４１はカルストンライトオ　である。昨年秋、そして今年の春のスプリントＧⅠ２頭を敢えて配したのには意味があろう。

　アドマイヤマックス　橋田満厩舎。若貴騒動でどうしても、亡くなった親方の本名　花田満　と重なり合うが、この馬、安田記念２着も８枠。他にもＧⅠ宮記念の８枠１８番を含め、全４勝の内３勝が８枠、１回が１枠１番である。最新走安田記念は７枠１３番で敗れたが、この馬といえば、何と言っても８枠であると思う。

　カルストンライトオ　大根田厩舎、大西直宏でスプリンターズステークス勝ち、３枠５番。２着は１枠１番デュランダル。この馬の前走も３枠６番。

　アドマイヤが特に宮記念で優勝したときの２着が、七夕星の傍ら　白鳥座のデネブにつながるキーンランドスワン７枠１５番である点から、このときの７－８は今週使われる用意がしてあろう。


　十和田湖特別も、和田岬特別も組まれた週、和田竜二　ほか、和田ネタはどこかで。

札幌テレビ

　ＳＴＶ　このロゴ文字が順に青　赤　緑である。


　 この夏、世界が札幌に注目します！



地球を彫刻することを夢見た世界的彫刻家、イサム・ノグチ。彼の生誕101年を迎える今年、彼が手がけた札幌・モエレ沼公園が17年の歳月を経て、いよいよグランドオープンを迎えました。

その記念すべき年にＳＴＶでは７年ぶりにイサム・ノグチ芸術を回顧する展覧会、「イサム・ノグチ展　ゼロからほとばしるエナジー」を開催します。

前回展では、石の彫刻やあかり作品を中心に、イサム・ノグチの「和」の側面を紹介しましたが、今回は、モエレ沼公園に代表される「プレイグラウンド」の習作を導入としながら、鉄・紙・石そして空間と、初期から晩年までの多様な展開を示す４７作品が、イサム芸術の美学を余すところなくお伝えします。


　この芸術家は、日本よりニューヨークで有名だろう。至る所に作品を置いてあり、世界的な現代美術のイベントにアメリカ代表として参加したこともある。一時李香蘭　山口淑子とも結婚された。私のお知り合いに、パリ万博の際公募された万博ポスターに１位入選し、その後仏国では文化勲章　レジオンドヌールなどを受章するまでに活躍され、マニエルノワールの手法で一時代を築いた　版画家ハセガワキヨシ先生の甥御さんがある。御当人も、マッカーサーの副官で終戦直後歌舞伎を救った男フォービアン・バワーズさんと御親交が深く、私も、スターウォーズのダースモールの隈取を見て、これは歌舞伎のものではないかと思い、御教授を頂いたこともある。


　さて置き、ＳＴＶ（札幌テレビ）杯のある土曜日、当のＳＴＶ杯に、柴崎勇（いさむ）厩舎の、２連勝中、ライトスタッフが登録している。「ライトスタッフ」という映画は、米軍選り抜きのパイロットらを、訓練の末、宇宙空間に飛び出させるという、ガガーリンを追う米宇宙開発局（当時の部門名は知らない）の計画に参加した若者たちを描いた作品で、ジョン・グレン役はエド・ハリスが演った。音楽の方が有名だろうか。ＮＡＳＡがディープインパクト計画を成功させ、前例の無いアクセスを受けた報道に沸いた今週、似つかわしい１頭と見る。

何分、ご注意を！

という名の、ソーアラート

　この馬のサイン馬性は、疑いにくい。
　以前お話したように、役割を帯びた馬のデビューは華々しい。
　２００２年１０月５日中山２Ｒ新馬戦の勝ち馬　ソーアラート　が１枠１番を背負ったこの週、３つの競馬場の計６つのメインレースで、１枠１番は３勝し、２着２回に終わる。皆さんもこのように、何故同じゼッケンばかり来るのか、例えば何故今日は５枠ばかり出るのかと不思議がられたことがおありだろう。その影にこのような馬が在ることは多い。


　So alert!
　 十分ご注意を　を呼びかけるこの馬が、出走したこと、過去１２回。その内、この馬の位置　ゼッケン　枠　が当日のメインで来た例が、１３レースある。
　鳴門の渦潮に呑まれるは怖い。渦潮同様、十分にご注意を。

白鳥と七夕

　七夕がベガとアルタイルなら、もう１つのデネブ　白鳥が関係し、前年スワンステークスが七夕賞にまつわるのは自然なこと。


　０３スワンの１着１３番が昨年０４七夕の１０頭立て３番の２着へ。０２スワン０３七夕は１０番が共に絡み、その前年も共に１０番の連対、その前は１－１と７－８、更にその前は４－６と２－７だが、９８スワンと９９七夕は共に１－６、その前は共に５枠９番の優勝。


　どうやらゾロ目以上に、同着の方が、デートに相応しいようだ。昨年スワンは

　１枠　１番　タマモホットプレイ
　５枠１０番　マイネルソロモン

七夕賞研究

　七夕賞　私が見るところ、過去１年のメインレースにおける１、２着での　同着　が示唆を出すレースだと思う。


　２００４年七夕賞は１－３　１番３番で決まった。この前年０３年９月に同着レースがあった。阪神ジャンプステークスである。このレースは５－６だったが、枠順中１番３番に２頭だけ大久保厩舎が居た。
　２００３年七夕は６ー７　８番１０番。０２年１２月のＣＢＣ賞、２着が２枠の２頭で同着した。このレースでは、７着も同着となり、５枠の９番１０番が７着同着。この内１０番を七夕賞で使う。あと、特筆したいが、七夕２着ゼッケン８番にあたるこの同着レースの８番がキーンランドスワン。織姫と彦星がベガ　アルタイルだとお話したが、夏の夜空の大三角形を成す星座はあと、もう１つデネブであり、これが白鳥座　（白鳥＝スワン）　の１等星である。
　２００２年、七夕は３番１０番。この年の１月の京成杯が１着同着で、３番１１番。これは同じ３番の１着を使った。０１年１１月霜月Ｓでは９番１０番が２着同着。１０番が七夕の２着。
　２００１年、七夕賞は７－８　１４番１５番だが、これを遡る１年でメインで同着は無い。が、この年は大一番前年の菊花賞が７－７　１３番１５番で決まる。この菊花賞の１４番がマイネルの馬であり、七夕賞も２着がマイネルであり、また七夕も菊花賞も２着が田中勝春である。同着をつくらない代償に大レースを予告に代えたと見る。
　２０００年、七夕は２－７　２番１０番。この年の５月都大路Ｓでは２着同着、前年８月札幌の日刊スポーツ杯も２着同着。この２つの同着レースの２つの１着、２番と７枠で七夕賞を決する。
　１９９９年、七夕は　１－６　１番１２番。お笑いだが、このレース自体の２着がシグナスヒーロー。シグナスとは、白鳥座である。この年の過去１年にも同着は無い。が、競馬の演出者が同着を用意しなかった理由は先ほどの菊花賞と同じ、大きな予告があったからだ。１９９９年、思い出していただければ容易に合点が行く。大一番日本ダービーが、織姫の勝利だったからだ。即ち　アドマイヤベガ　である。この１－６　２番１１番　と似た結果で七夕賞は１－６　１番１２番。


　今年はどうか。
　同着レースは３月２７日阪神　鳴門ステークス。４－６　８番１１番　メイショウオキナ　ソーアラート　で１着同着である。この枠順はひもといて御覧頂きたいが、インプレッシヴなのは、１，２番人気がともに音無厩舎の馬で６着、７着に敗れた点だ。２枠３番　ワキノカイザー　８枠１６番　サンライズビート　の２頭。今年七夕賞に音無厩舎の登録は見当たらない。