覇王の馬券密議

中央競馬の壮大な演出劇の真実・・・ターフ裏の怪人が饒舌に説き聴かせる回顧と予想

元理事長

2005年12月19日 20時14分27秒 | Weblog
去る12月17日のダイアリーの誕生日の項、



 1884年 有馬頼寧 (衆議院議員,農林相,日本中央競馬会理事長)



 この日、中山10Rひいらぎ賞に、次の馬の出走があり、16頭立て15着に敗退する。ここでも注目を促したはずだ。



 4枠 8番 アリマエクセレント



 有馬記念を創設した、そのタイトルにすらお名前が残る元理事長のお誕生日にアリマの馬が出走して惨敗する。これは唯の惨敗に終わる事柄であろうか。私は、はっきり、有馬記念のために出走してきたと観る。



 夢が夢を継ぐ、奇跡も感動も超えるこの日だけの物語がある。
           第50回 有馬記念(グランプリ)



 このRDの夢については、同じ4枠で三冠に次ぎ有馬記念をも制したルドルフの遺業を継ぐとの認識も読ませていただいたが、私はさらに1歩踏み込み、有馬記念の夢とは、あのオグリキャップ復活ランの勝利という最大の劇を継承するドラマ的クライマックスを要してあると観て、その折の結果



 4枠 8番 オグリキャップ
 3枠 5番 メジロライアン



という、22ページにも紹介されている写真・出来事を第一に注目したい。レイをかけられ、鞍上で笑う、隣2枚の写真とことなり、オグリの写真は、返し馬か何かのシーンで、鞍上の武の姿。何故か、このページでは、4番人気にはファンの心情が注ぎ込まれていて、と記述がある。



 また、わたくしと違い、この「優駿」1月号を、昨日のレース時点で既に手に入れられていた方は、この22ページの、中央写真 ダイナガリバー ギャロップダイナ の親子丼となった31回有馬記念の写真を見て、増沢元調教師の手を上げたにこやかな姿と、それと並ぶ2枠ギャロップの同じ勝負服を見て、ああ、22回フェアリーは、増沢さんのゾロ目か、と2枠のダイワパッション 増沢厩舎と同じ2枠との 2-2 を読まれたかも知れない。
 また、41ページを観れば、ハットトリックの角居先生のぺーじだが、このページの写真のペリエの3枠ハットらしい写真の後方に、意味の無い黄色い帽子5枠のマイネルの馬が写っており、これで阪神牝馬の 3-5 マイネサマンサ安藤美姫いや勝己の発射を読まれる方もおありだったろう。



 50ページのサクラローレルの比良山特別のゴール前シーンは、1番ローレルが2着にメジロを従えている場面だが、有馬記念で2着にメジロを従えたとは、90年オグリ(2着ライアン)と91年ダイユウサク(2着マックイーン)であり、これらは共に8番が優勝ゼッケンである。このレース自体が7頭立てであり、1番ロ-レルは実は8番でもある。



 有馬記念は 4枠8番 が発射する と、見る。もう出来上がっている枠順、早く示してもらいたいものだが。勝ち馬はあの馬なのでしょう。

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お見事、4回転!

2005年12月19日 19時40分25秒 | Weblog
 ディープインパクトの担当厩務員さんは 市川明彦さん である。その名をとった、市川ステークス。メンバーを見渡し、ディープを克明に見つけたファンなら、1頭に目が行った筈だ。



 記念すべき菊花賞で三冠達成の直前、菊花賞の1つ前のレース 太秦ステークスは、



 4枠 7番 ゲイリースノーマン
 3枠 6番 コパノフウジン



で、これが菊花賞の1、2着と全く同じだったのである。偶然で結果が出てくると考えない我々にとり、これは印象深き出来事だったはずだ。その2着馬コパノフウジンが、ディープの厩務員さんステークスに出走してくる。結果は、



 6枠10番 コパノフウジン
 4枠 7番 ナチュラルメイク



 コパと菊花賞ゼッケン7番で決まったのである。千葉県市川市という、ディープの皐月賞が行われたこの近くの中山競馬場での皐月賞ゼッケン14番を1番人気にし、2着の10番ゼッケンをこのレースでは使い、14番柴田善臣を囮とし、この直後のメイン フェアリーステークス でも、7枠13番柴田善臣エイシンアモーレを1番人気にし、馬券にしなかった。
 このヨシトミの完全な囮、恐らくは大きな埋め合わせとなり、近々炸裂するだろう。



 今年、エイシンの馬が勝った重賞はただ1つ、3月のチューリップ賞のエイシンテンダーで、2-2 だったが、この翌日の弥生賞でのディープの勝ちゼッケン10番をも考え合わせると、フェアリーステークスで、エイシンを1番人気にし、実際は、市川ステークスで弥生賞のディープゼッケン優勝で、この週のチューリップステークスの2-2を間接的に強調するという示唆だったのである。フェアリーステークスも 2-2。
 まあ、22回目のフェアリーステークスで、ディープインパクトの菊花賞的中馬券の払い戻し期限の22日をしつこく競馬会が言うことの意味は私も自問自答していた。そして、明らかに



  明日にまっすぐ向かえ、何も恐れず挑む若さは強い。
          第22回 フェアリーステークス



のRDを観れば、これが15歳の浅田真央、17歳の(18日で18歳)のミキティ 安藤美姫という氷上の妖精をこそ、先週のフェアリー(妖精)だったことは疑いない。そして前日の浅田真央のグランプリファイナルでの優勝。これで、私は2枠3番 ダイワパッション(大和魂)をくさいと睨み、ここにも記し、2-8を本線にし、結果は2-2だったが、10Rの2枠2番ビーナスラインと並ぶ、11R2枠4番のウエスタンビーナス、2枠の仕掛けは昇り立つ手際だった。もう一人、中野友加里ちゃんがいるが、中野で我々が思う競走馬は第一に、コパと同じ名を持つ、ダービー馬アイネスフウジンである。



 それにしても、3回の転倒で涙を呑んだミキティの、翌日エキジビションでの4回転ジャンプ、寒風に勁草を知るの概あり、思えば真央ちゃんよりも随分歳に見られがちな18になったばかりの世界クラスのスポーツ選手の美と誇りを目の当たりに、心が沸き立つ想いがした。馬券的妙味はさて、ここまで追い詰めれば、馬券的妙味はさて有馬記念では私も4回転並みの解きほぐしを見せよう。



 「優駿」1月号、22ページ 50ページの示唆、そして中山大障害の128回目の128ページ、しかと眺めさせていただく。



 50ページは、4枠で有馬を勝ったサクラローレルの写真である。

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