祇園精舎

気の向くままの徒然日記

栄枯盛衰

2008年12月27日 | ひとりごと
祇園精舎の鐘の声
諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色
盛者必衰のことわりをあらはす
おごれる人も久しからず
ただ春の夜の夢のごとし
たけき者もつひには滅びぬ
ひとへに風の前の塵に同じ


平家物語の冒頭、「祇園精舎」

ボクのブログタイトルにしてるのだが・・・


それを知ってなのか?偶然なのか?なぜかボクに問うてくる方がいて


「祇園精舎ってなんなの?」…お釈迦さまが教えを広めたところ
(ボクのニックネームがしゃかと呼ばれてて、ブログする以前の日記のタイトルが祇園精舎だったゆえ今のブログに引き継いだからですがね)


「諸行無常ってどういうことなのだろう?」…なんだろう?難しいことをきくなぁ…って思った。


諸行無常で早速調べると

…この世の現実存在はすべて、すがたも本質も常に流動変化するものであり、一瞬といえども存在は同一性を保持することができないことをいう

この世にあるものは全ていつかは無くなるいうことと解釈するよなぁ



そこでボクなりに思ったことは、

人生って山を登っているとして、
登頂した結果、財産や地位、名誉といったのを手に入れたとする・・・

それに慢心していい加減にしてしまえば足を踏み外して転げ落ちるってこと
山が高ければ転げ落ちるスピードが速いんだろうかなぁ


歴史上の人物で平清盛
「平氏にあらずんば人にあらず」…といわれたけど彼の没した後は滅亡の一方・・・

今の政治でも自民党が平家に当たるのかもしれないね。

政治や団体でなく一個人でも栄光を手に入れながら衰退していった人ってゴマンといてる


でも栄光って必ずしも山を登って頑張ったからであって最初は登らないと何も成せなかったということで悪名は後の結果論



無駄、いいことがない、オモシロくない、アカン、つらい、状況が最悪…といって卑屈になって進むのを止めたら登頂できず華が咲かないので頑張れってこと


お金がある、地位・名誉がある、力がある…といって溺れたり、頭を使わず無駄や周囲と協調を失っていけば失態して華が枯れるので驕れるなってこと


うつろいやすいってことはどうにでも変化できるので良い方向にもっていくのが得(徳?)ってことで人間らしく
最低な状況でも最高な状態でも目の前のことを一生懸命にやっていきなさいって教えじゃないかなぁ…って自分なりに思うけど

って意見を述べた。


すると「なるほど。でもよくわからん、むずかしい…」ってのこと


そんなのボクだってよくわからんよ。。。
自分なりの人生の山ってのもわかってないのだから。。。

でも話をしてて思った。
多分、一歩一歩と着実に足場を固めていかなくてはいけなし、山は頑張って登らないといけないよなって





「そしたら諸行無我ってなんやろ?」