最近、睡眠不足です。まだ顕著ではないですが、イライラ度指数が上がってきております。漠然とした将来不安で芥川龍之介は自ら命を絶ちました。不安は不安を呼びます。不安の連鎖を断ち切るには脳の仕組みを勉強することです。
「不安を抑える脳内たんぱく質の働きを、東京大の廣川信隆特任教授らがマウスの実験で解明した。うつ病や不安神経症など感情に関わる病気治療の新たな切り口につながると期待される。米科学誌セルリポーツ電子版で8日に発表した。廣川さんらは、脳に多く存在する『KIF13A』というたんぱく質に注目。このたんぱく質を持たないマウスを遺伝子操作で作ったところ、じっとしている時間や暗いところにいる時間が普通のマウスよりも長くなる不安行動がみられた。マウスの脳を調べたら、心のバランスを整えるセロトニンという物質の働きが、KIF13Aがないことで阻害されていることがわかった。セロトニンはうつ病と関係が深く、細胞と細胞の間のセロトニン量を多く保つ薬が、うつ病の治療薬として広く使われている。廣川さんは『KIF13Aの働きが弱いと、不安を感じやすくなり、精神的な病気になりやすくなるのかもしれない。KIF13Aの働きを活性化できれば、抑うつ治療の新たな治療法になりうる』と話している」(朝日新聞社)
艪の声波を打つて腸凍る夜や涙(芭蕉)
(ろのこえ なみをうって はらわたこおる よや なみだ)
船を漕ぐ音がキイキイと波を打ってひびいている。それが私のはらわたに響いて、悲しくて涙が止まらない夜だ…。