帯広から美瑛までの道のり
迎えに来てくださった 美瑛の製材所の社長の助手席で
ふと 目にとまったのが『幾寅駅』
「いくとらなんて面白い名前の駅ですね?」
「これかい ぽっぽ屋のロケ地になった所だそうだ」
「ぽっぽ屋って 浅田次郎の小説かしら?」
「さあ それは知らん」
映画は見たことがないが
たしか 不覚にも涙がこぼれた小説でした。
外はシンシンと降る雪 妻も子も亡くなって定年を向かえる鉄道員の男
ある晩、亡くなったはずの娘があらわれる
どういうわけか 赤い色が私の脳裏に浮かぶ(何故なのかどうしても思い出せない)
寒い 寂しい 哀しい そんな感情にとらわれて
単純に涙がでていたのでしょう。
「見ていくかい?」
沿道から数秒の場所
ここが幾寅駅
「どうして幌舞駅?」
「映画でそうだったからだろ」
たしかに 小さく幾寅と書いてありました。
あっけらかんとした空と日常がたんたんと流れる現実をみて
思わず「駅だ!」とつぶやく
ロケ地にはいいかもしれない
迎えに来てくださった 美瑛の製材所の社長の助手席で
ふと 目にとまったのが『幾寅駅』
「いくとらなんて面白い名前の駅ですね?」
「これかい ぽっぽ屋のロケ地になった所だそうだ」
「ぽっぽ屋って 浅田次郎の小説かしら?」
「さあ それは知らん」
映画は見たことがないが
たしか 不覚にも涙がこぼれた小説でした。
外はシンシンと降る雪 妻も子も亡くなって定年を向かえる鉄道員の男
ある晩、亡くなったはずの娘があらわれる
どういうわけか 赤い色が私の脳裏に浮かぶ(何故なのかどうしても思い出せない)
寒い 寂しい 哀しい そんな感情にとらわれて
単純に涙がでていたのでしょう。
「見ていくかい?」
沿道から数秒の場所
ここが幾寅駅
「どうして幌舞駅?」
「映画でそうだったからだろ」
たしかに 小さく幾寅と書いてありました。
あっけらかんとした空と日常がたんたんと流れる現実をみて
思わず「駅だ!」とつぶやく
ロケ地にはいいかもしれない