生きる

思い出を抱えて生きる

浅はかな出来事

2010-09-01 14:44:33 | Weblog
7月半ば 

「必ず払うから8/31まで支払いの振込を待ってほしい」

そう言われて アホッ面を下げて待っていた。
その前から 何度も約束を違えたので なんとなくお終いかなって思わないことはなかった。
それまでは、どんなに遅れても明快なお返事をいただいたことがなかった。
「迷惑かけてごめんね」
そうか・・・(ダメかもしれない)と思った。

「どうやら8/31で会社をたたむらしいよ」
途中 そんなことを周囲から聞いたが なす術はなかった。
気休めで社長さんに確認すると
開口一番
「誰がそんなことを言ったんだ!」
「・・・」
誰が言った!?そんなことより 会社や支払いはどうなるんだろう?
心でつぶやく
「社員は半分ぐらい辞めてもらったけれど 会社は続けます」
半分?事務員を残して全員辞めたのは、知っていた。
「頑張ってください」なんて電話は切ったが いよいよ・・あきらめた。
約束の前日 電話をすると唯一残っていた事務員が
「社長は、午後二時以降出社します」
「明日で会社は引き払うんでしょ?」
「いいえ 社長は一人で仕事をするそうです」
「あなたはどうなさるの?」
「私は、実家に帰ります。いろいろご迷惑をおかけしてすいませんでした」
「まぁ あなたに謝っていただくすじあいのものではないわ」
「ご苦労されて大変だったわね おつかれさま」
それから 夕方前からどこに電話をしても 連絡はつかなくなりました。
月末の振込は、もちろん ありません。
9月1日 『自己破産申し立て』の書類が弁護士名で届いた。
そうか これで ほっとしているんだろうなって思う。
私も決着がついて やれやれです。
そもそも 悪評を聞きながら それでも売上が欲しくて 決断したことだから
自分が恥ずかしかった。
たいした金額じゃないから もしもの時は、自分の給料で補填しようって うまくいったらバンザーイ!だしねって(生活があるから毎月 地道に返す)
だいたい浅はかなんだよね!
笑ってください。

ちょっと苦笑して終わり


               木製パレット屋のつぶやき